カウンセリングの料金相場は?公的データで見る目安と安く受ける方法

カウンセリングの料金相場は?公的データで見る目安と安く受ける方法

「カウンセリングって、1回いくらくらいかかるの?」
「続けたいけれど、高くて通えなくなったらどうしよう」

話を聞いてもらいたい気持ちはあるのに、料金のことが気になって予約のボタンを押せない。そんな方は少なくありません。お金の不安があると、心のことを相談するのはどうしても後回しになりがちです。

先にお伝えすると、カウンセリングの料金には決まった定価がありません。保険が使える医療機関から、自費の相談室やオンラインまで、相談先によって費用の考え方が大きく違います。

この記事では、次のことを整理しました。

  • 公的機関の調査で見る、カウンセリング1回あたりの利用金額
  • 相談先別(医療機関・大学・民間・会社)の費用の違い
  • カウンセリングの料金が高いと感じる理由
  • 料金表を見るときに確かめたいことと、費用を抑える方法
  • 保険適用や医療費控除の考え方

数字は、確かめられる公的な資料にもとづくものだけを載せています。自分の予算と目的に合った相談先を選ぶ材料にしてみてください。

料金のことを考える前に、まず「今の気持ちを誰かに話したい」と感じている方もいるかもしれません。

もくじ

カウンセリングの料金相場は?最初に知っておきたいこと

「相場」を知りたいときに、まず押さえておきたいことが3つあります。料金の数字だけを見て判断する前に、全体の仕組みを確認しておきましょう。

料金は相談先がそれぞれ決めている

医療機関以外で受ける心理カウンセリングは、健康保険の対象外です。そのため、料金は国が決めた価格ではなく、カウンセリングルームやオンラインのサービス、医療機関の自費の枠などが、それぞれ自由に決めています。

1回50分前後で料金を決めているところもあれば、30分単位のところ、月額制で回数が決まっているところもあります。同じ「カウンセリング」でも、時間の長さや料金の仕組みがそろっていないので、単純に金額だけを並べて比べにくいのが実情です。

一方、精神科や心療内科で、医師の治療の一環として行われる精神療法や心理支援は、保険診療の点数で費用が決まっています。こちらは全国どこでも同じ点数が使われるので、目安を計算しやすいのが特徴です(くわしくは後で紹介します)。

公的な調査で見る1回あたりの利用金額

カウンセリングの料金について、全国規模の公的な統計はほとんどありません。参考になる資料のひとつが、独立行政法人 中小企業基盤整備機構が運営する「J-Net21」で公開されている、心理カウンセリングの利用状況の調査です。

この調査は2019年6月に、国内に住む20代〜60代の男女1,000人を対象にインターネットで行われました。心理カウンセリングを利用したことがある人に1回あたりの利用金額を尋ねたところ、もっとも多かったのは「3,000円未満」で47%でした。次いで「3,000円〜4,999円」と「5,000円〜9,999円」がそれぞれ18%となっています。

ただし、利用したことがある人は回答者全体の2割に届かず、人数が少ない点には注意が必要だと、ページ内でも説明されています。また、無料や低額の窓口を使った人も含まれていると考えられます。「1回3,000円未満で受けられるのが普通」という意味ではなく、低額の相談先を使っている人も多い、という目安として受け止めるのがよさそうです。

同じ調査では、利用したことがない人に「いくらなら利用したいか」も尋ねていて、「3,000円未満」が82%でした。料金が、利用をためらう大きな理由になっている様子がうかがえます。
参考:独立行政法人 中小企業基盤整備機構 J-Net21「心理カウンセリング」

「平均いくら」と言い切れない理由

インターネット上では、カウンセリング料金の平均として、さまざまな金額が紹介されています。ですが、その多くは出典がはっきりしないか、特定の地域や事業者の料金を集めたものです。

平均を出しにくい理由には、次のようなものがあります。

  • 1回あたりの時間が、30分・50分・60分などばらばら
  • 1回ごとの支払い、回数券、月額制など、料金の仕組みが違う
  • 都市部と地方、対面とオンラインで、かかる経費が違う
  • 担当者の資格や経験によって、料金を変えている相談先がある

そのため、相場の数字をひとつ覚えるよりも、「どこで、どんな形で、どのくらいの時間受けるか」によって費用が変わると理解しておくほうが、相談先を選ぶときに役立ちます。

相談先別に見るカウンセリング費用の目安

相談先によって変わるカウンセリング料金の目安

ここからは、相談先ごとに費用の考え方を見ていきます。自分の状況に近いものから確認してみてください。

心療内科・精神科の保険診療

心療内科や精神科で、医師が診察したうえで治療の一環として精神療法や心理支援を行う場合は、健康保険が使えます。窓口での自己負担は原則3割(年齢などによって1〜3割)です。

保険診療の料金は「点数」で決まっていて、1点は10円です。たとえば、精神科の医師の指示を受けた公認心理師が心理支援を行ったときの「心理支援加算」は、2026年6月の改定で280点になりました。3割負担なら、この項目の分の自己負担は約840円です。実際には、これに初診料・再診料や通院・在宅精神療法などが加わります。
参考:厚生労働省「診療報酬制度について」、厚生労働省「令和8年度診療報酬改定 重点的な対応が求められる分野(精神医療)」

保険が使えるのは、うつ病などの病気があると医師が判断した場合に限られ、時間や回数にも決まりがあります。どんな条件で保険が適用されるのかは、カウンセリングが保険適用になる条件と費用の計算のしかたで順番に説明しています。

医療機関の自費カウンセリング

医療機関の中には、保険の診察とは別に、公認心理師や臨床心理士などの心理士が担当する自費のカウンセリングの枠を設けているところがあります。この場合は健康保険が使えないため、料金は医療機関ごとに決まっていて、全額が自己負担です。

同じ病院やクリニックの中でも「保険のもの」と「自費のもの」があるので、予約のときにどちらなのかを確かめておきましょう。

大学の心理相談室・学生相談室

心理職を養成する大学院の中には、附属の心理相談室で地域の人の相談を受け付けているところがあります。教員の指導のもとで大学院生が担当する場合もあり、料金が低めに設定されていることがあります。

大学生や大学院生であれば、在籍している学校の学生相談室を無料で使えることが多いです。受付の方法や料金は学校ごとに違うので、それぞれの案内を確認してみてください。

民間のカウンセリングルーム・オンライン

民間のカウンセリングルームやオンラインカウンセリングは、相談先ごとに料金の仕組みがさまざまです。1回ごとに支払うところ、時間単位のところ、月額制のところなどがあります。

オンラインは、相談室の家賃や移動の時間がかからないぶん、続けやすい料金にしやすい形です。ビデオ通話のほか、チャットで相談できるところもあります。オンラインカウンセリングの料金の考え方は、Kimochiのコラムオンラインカウンセリングの料金はどれくらい?対面との比較や安く受ける方法も参考になります。

夫婦や家族、カップルで一緒に受けるカウンセリングは、2人以上で話す時間をとるため、1人で受けるときと料金の設定が違うことが一般的です。恋愛や夫婦の悩みを2人で相談したい方は、夫婦カウンセリングで相談できることと受け方もあわせて読んでみてください。

会社の相談窓口

勤めている会社に、社員向けの相談窓口や、外部の専門機関と契約したカウンセリングの制度がある場合は、本人の負担なしか少ない負担で相談できることがあります。会社によっては、カウンセリングの費用の一部を補助する福利厚生を用意しているところもあります。

社内の人には知られずに相談できる仕組みになっていることが多いので、就業規則や社内の案内、健康保険組合のホームページなどを一度確認してみるとよいでしょう。

「どこに相談すればいいのか分からない」「料金が気になって決められない」と迷ったまま、時間が過ぎてしまうこともありますよね。

相談の形で変わる料金の決まり方

カウンセリングは、対面だけでなく、オンライン(ビデオ通話)、電話、チャット、メールなど、いくつかの形で受けられます。形によって、料金の決め方や向いている人が違います。

対面カウンセリング

相談室でカウンセラーと直接会って話す形です。表情やしぐさも伝わりやすく、落ち着いた部屋で集中して話せるのが良いところです。

一方で、相談室の家賃や設備の費用がかかるため、ほかの形に比べて料金が高めになりやすく、通うための交通費や移動の時間もかかります。

オンラインカウンセリング(ビデオ通話)

スマホやパソコンのビデオ通話で、自宅などから受ける形です。移動がいらず、住んでいる地域に関係なくカウンセラーを選べます。

通信が不安定だと話が途切れることがあるので、家族に聞かれない場所と時間を確保しておくと安心です。

電話カウンセリング

声だけでやり取りする形です。顔を見せずに話せるので、緊張しやすい人にも向いています。時間単位や分単位で料金を決めているところが多く、話した時間によって費用が変わります。

チャットカウンセリング

文字でやり取りする形です。思ったことを書きながら整理できるので、話すのが苦手な人に向いています。やり取りの回数ごと、期間ごと、月額制など、料金の決め方はさまざまです。申し込む前に、何回・どのくらいの期間やり取りできるのかを確かめておきましょう。

メールカウンセリング

悩みを文章にまとめて送り、返信を受け取る形です。1通ごとに料金が決まっていることが多く、急ぎの相談には向きませんが、時間をかけて考えを整理したい人には使いやすい方法です。

カウンセリングの料金が高いのはなぜ?4つの理由

カウンセリングの料金が高いと感じる4つの理由

保険診療の自己負担に慣れていると、自費のカウンセリングの料金は高く感じられるかもしれません。料金が高めになるのには、主に4つの理由があります。

①専門の資格と経験をもつ人が担当する

カウンセリングを行う心理職の国家資格である公認心理師になるには、大学や大学院で決められた科目を学び、国家試験に合格する必要があります。民間の資格でも、大学院の修了などを受験の条件にしているものがあります。

資格を得るまでに長い時間と学費がかかっていることや、経験を積んだ専門家が担当することが、料金に反映されています。

②1人の相談に長い時間を使う

カウンセリングは、1人の相談者に50分前後など、まとまった時間をかけて話を聴くのが一般的です。1日に対応できる人数に限りがあるため、1回あたりの料金はどうしても高くなります。

相談の前後には、記録の整理や次回に向けた準備の時間もかかっています。

③学び続けるための研修の費用

心理職は、資格をとった後も、研修や事例の検討会、専門家から指導を受ける機会を通じて学び続けることが求められます。こうした学びにかかる費用も、間接的に料金に含まれています。

④相談室の家賃や設備の維持

対面のカウンセリングでは、話が外にもれない静かな部屋を用意する必要があります。家賃や設備、予約や受付の体制にかかる費用も、料金の一部です。

オンラインカウンセリングの料金が続けやすい設定になりやすいのは、こうした相談室の費用がかからないことも理由のひとつです。

料金の理由を知ると、「高いけれど、そのぶんきちんと話を聴いてもらえるなら」と感じる方もいるかもしれません。
Kimochiは、全員が公認心理師でありながら、指名料がなく料金は一律です。合わないと感じたら、何度でもカウンセラーを変更できます。

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料金表を見るときに確かめたい6つのこと

カウンセリングの料金表で確かめたいこと

相談先の料金表を見るときは、1回の金額だけでなく、次の6つもあわせて確認しておくと、あとで「思っていたのと違った」となりにくくなります。

  1. 1回の時間:30分なのか、50分・60分なのか。金額を時間で割ってみると比べやすくなります
  2. 初回の料金:初回だけ時間が長い、料金が違う、割引があるなど、2回目以降と分けているところがあります
  3. 延長料金:時間を過ぎたときに追加の料金がかかるかどうか
  4. キャンセル料:いつまでなら無料で予約を変えられるか。体調が読めない時期は特に大切です
  5. 最低利用期間や解約の条件:月額制や回数券では、最低限続ける期間や、使わなかった回数の扱いが決まっていることがあります
  6. 担当者の資格:公認心理師(国家資格)か、どんな資格や経験をもっているか

このほか、対面なら交通費、オンラインなら通信量もかかります。月にどのくらいの頻度で受けるかを決めてから、1か月あたりの合計で考えると、続けられるかどうかの見通しが立てやすくなります。通う頻度の目安は、Kimochiのコラムカウンセリングの頻度・回数の目安は?が参考になります。

カウンセリングの料金を安く抑える5つの方法

カウンセリングの費用を抑えて受ける方法

費用が心配なときに検討したい方法を5つ紹介します。いくつかを組み合わせて使うのもひとつの方法です。

①医療機関で保険診療を受ける

心療内科や精神科で医師が必要と判断すれば、保険診療の中で精神療法や心理支援を受けられることがあります。

通院が続く場合は、「自立支援医療(精神通院医療)」という制度で、医療費の自己負担が原則1割になることがあります。ただし、病院や診療所以外で受けるカウンセリングは対象外です。
参考:厚生労働省「自立支援医療(精神通院医療)について」

②会社や学校の相談窓口を使う

会社の相談窓口や外部の相談の制度、学校の学生相談室は、本人の負担なしか少ない負担で使えることがあります。費用の補助があるかどうかも、社内の案内などで確かめてみてください。

③大学の心理相談室を利用する

地域の人も相談できる大学の心理相談室は、料金が低めに設定されていることがあります。住んでいる地域の大学に附属の相談室があるか、ホームページで調べてみるとよいでしょう。

④グループカウンセリングを選ぶ

費用を抑えやすいグループカウンセリング

同じような悩みをもつ人が集まって話すグループカウンセリングは、1回の時間を複数の参加者で分け合うため、個別のカウンセリングより参加費が低めになりやすい形です。ほかの人の話を聞くことで、「自分だけじゃなかった」と気づけることもあります。

ただし、人前で話すのが負担になる人や、ほかの人に知られたくない悩みを話したい人には、個別のカウンセリングのほうが合っています。

⑤オンラインや月額制で続けやすくする

オンラインカウンセリングは、交通費や移動の時間がかからないため、1回あたりの料金以外の負担も軽くできます。月額制なら毎月の出費が決まるので、家計の予定が立てやすくなります。

月額制を選ぶときは、1か月に何回・何分受けられるのか、最低利用期間があるのかを確かめておきましょう。お金に余裕がないときの考え方は、Kimochiのコラムお金がないときでもカウンセリングを受ける方法でも紹介しています。

「1回ごとに払うと、行くたびに迷ってしまう」という方には、毎月の金額が決まっている月額制が合っているかもしれません。

保険適用・医療費控除はどうなる?

費用のことを調べていると、保険や税金の制度が気になる方も多いと思います。要点だけを整理します。

保険適用になるのは医療機関の治療の一環だけ

健康保険が使えるのは、心療内科や精神科で、医師の診察のもとに治療の一環として精神療法や心理支援が行われる場合です。カウンセリングルームやオンラインカウンセリングなど、医療機関以外で受けるカウンセリングは保険の対象外です。

心理士が担当するカウンセリングでも、医療機関で決められた条件を満たせば保険の対象になるものがあります。うつ病や不安の病気、子どもの発達障害など、どんな場合に使えるのかは、次の記事でまとめています。

Kimochi本体のコラムオンラインカウンセリングは保険適用できる?でも、オンラインの場合の考え方を説明しています。

医療費控除・確定申告の考え方

医療費控除は、1年間に支払った医療費が一定の額を超えたとき、確定申告をすることで所得税の負担が軽くなる制度です。国税庁は、対象となる医療費の代表として「医師または歯科医師による診療または治療の対価」を挙げています。

そのため、医療機関で受けた保険診療の自己負担分は対象になります。一方、医療機関以外で受けるカウンセリングの費用は、医師による診療や治療の対価にはあたらないため、対象として扱うのは難しいと考えられます。判断に迷うときは、税務署に確認してみてください。
参考:国税庁「No.1120 医療費を支払ったとき(医療費控除)」、国税庁「No.1122 医療費控除の対象となる医療費」

料金だけで選ばないための3つのポイント

無理なく続けられる料金の相談先を選ぶ

費用を抑えることは大切ですが、安さだけで選ぶと「話しにくい」「すぐやめてしまった」ということにもなりかねません。次の3つも大事にしてみてください。

①資格と得意分野を確かめる

公認心理師は、心理職で唯一の国家資格です。資格があることは、専門的な学びと訓練を受けてきたことのひとつの目安になります。あわせて、自分の悩みに近い相談を多く受けているかどうかも見ておくと安心です。

カウンセラーの資格の種類や違いは、カウンセリングの資格の種類と国家資格・民間資格の違いで説明しています。

②無理なく続けられる料金か

カウンセリングは、1回で終わることもありますが、何回か話すうちに気持ちが整理されていくことも多いものです。1回の金額が安くても、続けられなければ意味がありません。数か月続けたときの合計を考えて、無理のない範囲の相談先を選びましょう。

③話しやすさと相性を大切にする

同じ資格をもつカウンセラーでも、話し方や進め方は人それぞれです。「この人なら話せそう」と感じられるかどうかは、カウンセリングを続けるうえでとても大切です。担当者を変えられるかどうかも、事前に確認しておくとよいでしょう。

相談先の選び方は、失敗しないカウンセリングの選び方7つのポイントでもくわしく紹介しています。

公認心理師に月額制で相談できるKimochiの料金

オンラインカウンセリング「Kimochi」は、カウンセラー全員が公認心理師(心理職で唯一の国家資格)の月額制サービスです。カウンセラーによる料金の差はなく、指名料もかかりません。ビデオとチャットで相談でき、パートナーなどと一緒に受けるペアカウンセリングもあります。

主なプランの料金(税込)は次のとおりです。

  • ととのいプラン(月1回30分):月額4,840円、初月3,278円
  • のびのびプラン(月2回〜60分):月額10,978円、初月7,678円
  • じっくりプラン(月4回〜60分):月額21,978円、初月15,180円

月1回30分の「ととのいプラン」なら、初月3,278円(税込)から始められます。
※初月30%OFFは、初めてご利用の方が対象です。ととのいプラン(月1回30分)の最低登録期間は4ヶ月です。

のびのびプランの最低登録期間は2ヶ月です。Kimochiは医療機関ではないため、健康保険は使えません。

  • 顔出し不要・匿名で利用できる
  • 登録から最短3時間で相談できる
  • 相性が合わなければ、何度でもカウンセラーを変更できる

利用できるのは18歳以上の方です(18〜19歳の方は保護者の同意が必要です)。

「どのプランが合うか分からない」という方も、相談したい頻度と予算に合わせて、自分に合うプランを選べます。

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よくある質問

カウンセリングの料金について、よく寄せられる疑問にお答えします。

Q. カウンセリングの料金の平均はいくらですか?

全国の平均を示す公的な統計はほとんどありません。J-Net21で公開されている2019年の調査では、心理カウンセリングを利用したことがある人の1回あたりの利用金額は「3,000円未満」が47%でもっとも多い結果でした。ただし回答した利用経験者は少なく、無料や低額の窓口も含まれていると考えられます。料金は相談先ごとに決まっているので、気になる相談先の公式の料金表で確かめるのが確実です。

Q. 心療内科や精神科のカウンセリング料金はいくらですか?

医師の治療の一環として行われる精神療法や心理支援は、保険診療の点数で費用が決まり、自己負担は原則3割です。一方、同じ医療機関でも、心理士が担当する自費のカウンセリングは保険が使えず、料金は医療機関ごとに違います。予約のときに、保険と自費のどちらになるかを確認しましょう。

Q. カウンセリングの料金はなぜ高いのですか?

専門の資格と経験をもつ人が、1人の相談に長い時間をかけて対応するためです。研修を続ける費用や、相談室の家賃・設備の費用も料金に含まれています。オンラインは相談室の費用がかからないぶん、続けやすい料金にしやすい形です。

Q. カウンセリングの費用は医療費控除の対象になりますか?

国税庁は、対象となる医療費の代表として、医師または歯科医師による診療・治療の対価を挙げています。医療機関で受けた保険診療の自己負担分は対象になりますが、医療機関以外のカウンセリングは対象として扱うのが難しいと考えられます。確定申告の前に、税務署に確認してみてください。

Q. 無料でカウンセリングを受けることはできますか?

会社の相談窓口や学生相談室は、本人の負担なしで使えることがあります。費用の補助がある場合もあるので、社内や学校の案内を確かめてみてください。同じカウンセラーと続けて話したい場合は、月額制など続けやすい料金の相談先を選ぶのもひとつの方法です。

Q. 夫婦やカップルで受けると料金は変わりますか?

2人以上で一緒に受けるカウンセリングは、1人で受けるときとは別の料金になっていることが一般的です。相談先によって時間や料金の仕組みが違うので、申し込む前に確認しましょう。カップルで受ける場合の流れは、カップルカウンセリングの受け方と流れで紹介しています。

料金のことがわかって、少し気持ちが落ち着いた方もいるかもしれません。

まとめ

カウンセリングの料金には定価がなく、相談先や相談の形によって費用の考え方が大きく変わります。最後に、この記事のポイントを振り返ります。

  • 医療機関以外のカウンセリングは保険の対象外で、料金は相談先ごとに決まっている
  • 公的機関の2019年の調査では、利用経験者の1回あたりの利用金額は「3,000円未満」が47%でもっとも多かった(無料・低額の窓口も含むと考えられる)
  • 心療内科・精神科で医師の治療の一環として受ける場合は保険が使え、自己負担は原則3割
  • 料金が高めになるのは、専門の資格、1人にかける時間、研修、相談室の費用などのため
  • 料金表は、時間・初回・延長・キャンセル料・最低利用期間・資格もあわせて確認する
  • 安さだけでなく、続けやすさと話しやすさで選ぶ

お金のことが気になると、自分の心のことはつい後回しにしてしまいがちです。でも、会社の制度や続けやすい料金の相談先を上手に使えば、無理のない範囲で一歩を踏み出せます。

自分のペースで、話しやすい相談先を見つけてみてください。
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※Kimochiはオンラインカウンセリングサービスであり、医療行為・診断・診療は行いません。通院中の方は、主治医の許可を得たうえでご利用ください。