カウンセリングが保険適用となる条件は?保険適用外になるケースや理由

カウンセリング料金って高そう…保険適用条件や相場について詳しく解説!

「カウンセリング費用って保険適用にならないの?」
「できるだけ安く受ける方法はないの?」

と、疑問をお持ちではありませんか?

結論から申し上げると、公認心理士が行うカウンセリングは保険が適応されません。しかし、ある一定の条件を満たすことで、保険が適応され3割負担で受けられる場合もあります。

そこで当記事では、カウンセリングに保険が適用される条件や、できるだけ安くカウンセリングを受けるための方法をご紹介

初めてカウンセリンングを受ける方向けにわかりやすく解説しているので、読み終わる頃には、あなたに最適なカウンセリングが見つかるはずです。ぜひ最後まで、ご覧ください。

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カウンセリングの料金相場|平均はいくらくらい?

カウンセリング料金を種類別に表にまとめました。

オンライン
カウンセリング
公認心理師・臨床心理士
・精神科医
オンライン
カウンセリング
民間資格
メンタル
クリニック
心療内科 精神科
料金 ビデオ・電話カウンセリング
45分〜60分:約5,500~8,500円メッセージカウンセリング
2週間:8,800円~
45分〜60分:約6,000~8,000円
※都市部、地方等によって異なる
保険適用できるか

×


基本的には自由診療のため適用外

相談できること ・人間関係の悩み
・自分の性格や性質の悩み
・コンプレックスなどについての悩み
・いじめや不登校、ひきこもりについての悩み
・夫婦関係の悩み
・仕事関係の悩み
・将来についての悩み
・育児、介護についての悩み など各機関やサービスによる相談内容の違いは基本的にありません
※精神疾患の相談の場合はオンラインカウンセリングでは難しいです
特徴 ビデオや電話でのカウンセリングが主流だが、それ以外に、メールなど書面でのカウンセリングも可能。 薬物療法を受けることが可能。
 メリット 気軽に専門家のカウンセリングを
受けることができる 
話を聞いてもらえる  専門知識をもった担当のもとで安心してカウンセリングを受けられる 
デメリット 少し値段が高い
サービスによって
カウンセリングの質が異なる
民間資格なので、倫理規定など専門知識に不安要素がある 移動する必要がある

予約待ちが必要な場合がある

医療機関にて医師がカウンセリングを行う場合は保険適用される(条件は後半にて詳しく解説)

料金表をご覧いただいた皆さんはすでにお分かりかもしれませんが、かなりサービスによってバラつきがあります。

まとめるとカウンセリングの平均的な料金相場は、約5,000円〜10,000円弱とされています

カウンセリングが保険適用となる条件

さて、ここまでお読みいただいた皆さんの中には、「どうすれば保険適用できるの?」と感じた方も多いのではないでしょうか。

基本的には自由診療のカウンセリングですが、以下3つのいずれかの条件を満たす場合は、保険適用となる場合があります。

【カウンセリングが保険適用となる条件】

  1. 特定の精神疾患と診断され、医師から通院・在宅精神療法を受けた場合※
  2. 医師にうつ病や双極性障害の気分障害と診断され、認知行動療法・精神分析療法が実施されるケース
  3. 医師が標準型精神分析療法としてカウンセリングを実施するケース

”病院にてうつ病など心の病気であると診断され、医師が治療としてのカウンセリングを行う場合は、保険適用となる”ということで覚えておいて良いでしょう。

※特定の精神疾患とは、ICD-10(国際疾病分類)の第5章「精神及び行動の障害」に該当する疾病とされており、以下のものがあげられます。
気分障害、統合失調症、双極性感情障害、神経症(不安障害)、摂食障害、中毒性精神障害(アルコール依存症等)、人格障害、性同一性障害、心理的発達の障害等

引用:厚生労働省 ICD-10(国際疾病分類)第5章(参照2019-04-12)

公認心理師によるカウンセリングで保険が適用されるケース

精神科医と公認心理師が共同で精神療法を行っている場合のみ健康保険が適用されます。

精神科医師等と臨床心理技術者が共同で精神療法を行う場合は診療報酬制度の対象であるが、臨床心理技術者が単独で行う精神療法は、診療報酬制度の対象外である。

引用:厚生労働省 PTSD等治療に係る医療保険制度について P18(参照2019-04-12)

医師以外のカウンセラーから受けるカウンセリングは、保険適用外で臨床心理士や公認心理師が単独で行うカウンセリングは保険適用ができません

2割負担〜3割負担になり、60分程度ですと1,000~3,000円程度になる場合が多いです。
料金がいくらになるのか、場所によるので電話等で確認してみてください。

カウンセリングを受ける前に知っておきたい!カウンセリングの料金が高い理由

カウンセリングを受ける前に知っておきたい!カウンセリングの料金が高い理由

カウンセリングを受けてみたいけど実際いくらくらいかかるのか、今行っているところや行こうとしているところは適切な料金なのか疑問に思う方もいるかと思います。

こちらでは、カウンセリングがなぜ高いのか理由を解説していきます。

専門家がカウンセリングを行う

カウンセリングは、基本的に臨床心理士や公認心理師などの専門家が行います。

臨床心理士は公益財団法人による民間資格で、公認心理師は厚生労働省が定める国家資格とされています。

民間資格と国家資格である点は異なりますが、業務内容は大きく変わりません。

臨床心理士は5年ごとに免許更新が必要となり、どちらも非常に権威のある資格であるため、料金もやや高くなる傾向があります。

カウンセリングやメンタルヘルスに関係する資格について詳しく知りたい方はこちら

場所代や人件費がかかる

カウンセリングは、一般的にプライベートな話題を取り扱うものです。そのため、安心して話せるよう、圧迫感がなくプライバシーが確保された空間を提供する必要があります。都市部か地方かによっても異なりますが、家賃や光熱費も必要です。

また、専門資格の取得にあたって、大学院の修了や実務経験が必要であるため人件費もおのずと高くなる傾向があります。

保険が適用されないことが多い

カウンセリングは、一般的に自由診療の対象であり、保険適用とならない事が多いです。

理由として、カウンセリングの客観的な効果判定が困難な点が挙げられます。

カウンセリングの効果は、人に悩みを聞いてもらうことで心理的負担の軽減を図ったり、物事の捉え方を変えていく治療法だからです。そのため、数値では測ることができません。

ただし、例外もありますので、後半で詳しく解説します。

1日に対応できる人数に上限がある

カウンセリングは、専門家がマンツーマンで行うため、1日に対応できる人数に上限があります。

クライアントの話を丁寧に聞き、専門家の観点から的確に悩みや課題点を分析して適切なフィードバックを返さなければなりません。

そのため、サービスの質を担保するためにも上限が必要なのです。物品販売のように、たくさん売ることができないので、料金は高くなりがちです。

市場が小さい

カウンセリングの料金が高い理由として、市場規模が小さいことも関係しています。

カウンセリングの市場規模は、約300-350億円と言われています。

占いは普段目にすることも多く身近なものですが、カウンセリングはまだまだ世間に浸透していないのが現状です。

無料で受けられるカウンセリング一覧|なぜ無料?

カウンセリングの料金が無料?理由を教えます

ここまでお読みいただいて、「やっぱりカウンセリング料金って高いんだ…」と思った方も多いのではないでしょうか。

カウンセリングは、有料だけでなく、無料のものも存在します。

こちらでは、公的機関による無料カウンセリングを紹介します。

NPO法人「東京メンタルヘルススクエア」

NPO法人「東京メンタルヘルススクエア」が行っている無料カウンセリングです。

NPO法人とは、「特定非営利活動法人」の略称で、地域社会に貢献することを目的としています。事業目的の一般企業とは異なり、会費や寄付金、補助金などの収入源によって賄われています。

そのため、無料でカウンセリングを受けることができるのです。

各自治体「いのち支える相談窓口」

こちらはカウンセリングではありませんが、一般社団法人日本いのちの電話連盟が行っている相談窓口です。

各市町村の保健所や児童相談所、精神保健福祉センターなどが行っている窓口です。

市民の心の健康の増進を図ることが目的ですので、無料で相談できます。

厚生労働省「こころの健康相談統一ダイヤル」

平成20年9月10日より、自殺対策として設置された窓口です。内閣府の依頼によって設置された公的機関であるため、無料で相談することができます。

参考:厚生労働省 | こころの健康相談統一ダイヤル

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カウンセリングを受ける3つのメリット

カウンセリングを受ける3つのメリット

実際にカウンセリングを受ける場合にどんなメリットがあるのかを紹介します。

メリットを確認した上で、自分に必要かどうかを確認してみましょう。

①自分の本当の悩みに気づき、解決の糸口を見つけることができる

専門家の客観的な視点で話を聞いてもらうことで、「自分が何に対してストレスを感じていたのか?」「自分はストレスを受けたときにどんな状態になりやすいのか?」などを分析することができます。

そして、ストレスの原因と解決の糸口を見つけることができます。

ストレスを受けたときのサインを知ることもでき、対処しやすくなります。

②心の中がすっきりし、気持ちが軽くなる

悩みや不安を抱えているときは、つらい気持ちで頭の中がいっぱいになってしまうことも少なくありません。

そんな状態が続くと、次第に体や心が正常に機能しなくなってしまいます。

例えば不眠や倦怠感などは代表的な体や心からのSOSです。そうなる前に、専門家に話を聞いてもらうことが大切です。

話をすることは、つらい気持ちを”手放す”こととなり、安心感を得ることができると言われています。

③自分の考え方の傾向がわかる

専門家とのカウンセリングでは、ストレスを感じた出来事や、そのときどう思ったかなどを詳しく分析していく治療法があります。

人によって、ネガティブな考え方になりやすい人も居れば、怒りの感情が沸きやすい人もいます。

このように、自分の考え方の傾向を分析し、考え方の幅を拡げることで、ストレスを感じる場面を減らすことができるようになります。

カウンセリングのメリットや内容について詳しく知りたい方はこちら

無料?有料?あなたに合ったカウンセリングが見つかる3ポイント

自分に合ったカウンセリングを見つけるための3つポイント!

①継続して利用できる料金形態や利用手段を選ぼう

カウンセリングは、もちろん1度のみであっても良い効果が得られますが、確実な効果を得るためには継続して取り組む必要があります。

継続することで問題解決の糸口を見つけたり、自分の考え方の傾向を知ることができます

無理なく継続できる料金やカウンセリング手段を選ぶようにしましょう。

対面カウンセリング以外にもオンラインでのビデオ通話、電話、メールやチャットなど、様々な選択肢があります。

②相談内容に特化した資格の専門家を探そう

まずは、特に専門性の高い、臨床心理士や公認心理師の有資格者を探すことがオススメです。

話を聞いてもらえるだけでなく、考え方の幅を拡げるなど、病院でも治療として行われる専門性の高いカウンセリングを受けることができます。

なお、臨床心理士や公認心理師の資格と併せて、他の資格を保有している専門家も存在します。恋愛関係や職場関係、子育て支援など、それぞれの強みとなる分野は異なります。ぜひ、相談内容に特化した専門家を探してみてください。

③話しやすく相性の良い専門家を探そう

カウンセリングは、人と人とのコミュニケーションによって成り立つため、カウンセラーとの相性は非常に重要です。

多くのサービスでは、顔写真や経歴、資格などが紹介されています。

自分と雰囲気が似ている人を探し、経歴や所属中の学会など、身元が保証される情報も必ずチェックしましょう。

カウンセラーとの相性が合うか不安な方には、カウンセラーの変更が可能なサービスや、返金保証のあるサービスを選ぶことがオススメです。

信頼できる心の専門家と一緒にカウンセリングが始められる「Kimochi」

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資格の持っていないカウンセラーや民間資格のカウンセラー、国家資格のカウンセラーなど資格から見た時や、人柄や話しやすさ、カウンセリングの内容など自分に合ったカウンセラーを探すのは簡単ではありません。

Kimochiではアナタに本当に合ったカウンセラーを見つけられる環境を提供しています。

Kimochiのカウンセリングに少しでも興味を持った方は、お気軽にご登録してみてください。

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まとめ

当記事では、カウンセリングの料金や保険が適用となる条件、また大事なポイントについて解説しました。

この記事のまとめ
  • カウンセリングの料金は、平均5,000円〜10,000円弱ほどかかる
  • 条件次第では保険適用も可能であり、公的機関の無料カウンセリングもある
  • 料金以上にカウンセリングを受けることで得られるメリットはとても多い
  • 無理なく継続できるカウンセリングを見つけることが重要!

話を聞いてもらうことで、自分の本当の悩みに気づいて解決の糸口が見つかったり、つらい気持ちが和らぐことが実証されています。

専門家は、否定せずに、ありのままのあなたを受け止めてくれる存在です。

気軽なお試し相談ができる場合もありますので、ぜひ活用してみてください。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

皆さんの気持ちが少しでも軽くなるよう、願っています。

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