MBTI(16Personalities)でINFP(仲介者型)と結果が出たけど、どのような性格かよくわからないと思われているのではないでしょうか。
この記事では、INFPの性格と特徴を解説します。長所・短所だけではなく、適職や恋愛傾向も紹介するため、参考にしてみてください。
INFPの性格を理解しておくことで長所がわかり、職業選択の参考になります。
INFP(仲介者型)の性格とは?やばいと言われる理由は?わかりやすく解説!
INFPは、MBTI(16Personalities)の「仲介者型」を表しています。
MBTIとは、スイスの心理学者であるユングの性格理論をもとに、アメリカの親子によって考えられた性格テストです。
INFPの特徴をまとめると以下のとおりです。
- 空想が趣味
- 内向的で秘密主義
- 共感力が高い
- 探求心がある
- 不思議ちゃん、頭がおかしいと思われることが多い
これから紹介する特徴が、自分の性格とあてはまっているかどうかを確認してみましょう。
INFPの特徴
INFPは理想主義で、人の良いところを見ようとするのが特徴です。
控えめに見られますが、内なる情熱があります。人口の2%ほどで、好奇心や探求心が旺盛です。
空想が趣味
INFPは、空想が趣味である点が共通しています。
自分の内側にある価値観や感情を、何かしらの形で表現できたときに喜びを感じる傾向にあります。
またひとりで内省する時間が取れないとストレスが溜まってしまうため、熱中する時間を積極的に確保してみましょう。
内向的で秘密主義
本質的に考えや感情を、自分の中に留めておきたいという秘密主義の一面があります。
人に話すとしたら、検討を重ねて自分の気持ちに嘘はないか?と思いながら話すでしょう。
感情をストレートに話すことは負担となる一方で、自分を出しながら周囲と仲良くなりたいという気持ちもあります。
共感力が高い
INFPは共感力が高く、傾聴が得意とされています。
そのため、他人の感情や考えていることが自分のことのように感じ取れます。
また誰よりも人に対して寄り添い、人に対して寛容です。
自立心が強い
INFPは向上心が高く、自立心が強い傾向にあります。
「自分の力で自由に生きていきたい」という欲望があるため、他人に全てを任せるという状態に耐えられません。
チャレンジ精神が旺盛で、自分自身で道を切り拓こうとします。
不思議ちゃん、頭がおかしいと思われることが多い
INFPは上記にもある通り、空想や自分の世界に入ることが多く、内向的であまり表に感情を出すことが多くないです。
そのため、周りからは何を考えているか分からない人としてみられることが多く、「不思議ちゃん」と思われることがあります。
ただINFPの人は決して周りのことを考えていないのではなく、内向的な一方で他者の気持ちを汲み取り、心遣いができる特徴もあります。
INFP(仲介者型)のあるある!当てはまっている?
INFPの性格上から苦痛に感じることを解説します。
- 他人の気持ちは分かるけど、自分の気持ちを分かってもらえない
- 頼られることが多く、断ることができない
- 干渉されるのが苦手
- 自分の価値観を否定されることが多い
- 不平等を感じることが多い
他人の気持ちは分かるけど、自分の気持ちを分かってもらえない
INFPの人は基本的に共感力が高く、相手の気持ちや考えを理解することができ、人助けをすることを積極的に行うことができます。
その一方で、内向的で人見知りなため、相手に自分のことを分かってもらえないことも多いようです。
それが理由で孤独感を感じてしまったり、不安を抱えてしまったりする傾向があります。ただ心では自分に嘘をつきたくないとも思っているので、人間関係が上手くいかないことも多いようです。
頼られることが多く、断ることができない
共感力が高く、困っている人がいたら助ける優しいINFPの人は、頼られることも多いでしょう。
ただ人助けが使命だと思っているため、頼まれたら断ることはとても苦手です。
「相手が困っているから」「相手はこういう思いで頑張っているから」と共感力が高いがために相手の気持ちを理解して、助けようと頑張りすぎてしまいます。
頼みごとを断れずに自分が疲れ切ってしまう前に「断る」ことも意識していくことがおすすめです。
干渉されるのが苦手
INFPは家族や友人、恋人であっても干渉されることが苦手です。過度な干渉や、価値観を否定されることに対して苦痛を感じる傾向にあります。
「干渉されているな」と感じた時点で、かなりのストレスがかかってしまいます。
自由を愛するINFPは不必要に干渉されることに苦痛を感じるため、距離感が重要です。
自分の価値観を否定されることが多い
自分の価値観を非常に重要視しているため、他人から否定されたと思うと強い憤りを感じます。
特にINFPは、一人ひとりの意見を尊重されるべきと思う傾向が強く出ます。
相手は頭ごなしに否定せずに、聴き入れる姿勢が重要です。
不平等を感じることが多い
世の中を生きていくうえですべてが平等ではありませんが、INFPは「不平等であること」に敏感です。
例えば根拠もないのに差別されると、強い憤りを感じます。
INFPの心理機能
INFPの心理的機能は、以下のとおりです。
主機能 | Fi – 内向的感情(Introverted feeling) 内面に意識を向けて自分と対話している |
補助機能 | Ne – 外向的直観(Extraverted intuition) 読書体験を通して外の世界を模索する |
代替機能 | Si – 内向的感覚(Introverted sensation) 自分の理想と現実のギャップを感じやすい |
劣等機能 | Te – 外向的思考(Extraverted thinking) 自分の価値観に基づいて判断する |
もしINFP型の内向的感情が育っていないと自分らしさが表現できず、活動するためのエネルギーがわかなくなってしまいます。
外の世界に目を向けると感情が豊かになり、アイデアや活力が出やすくなります。
INFP(仲介者型)の偉人・韓国アイドル・有名人まとめ
ここではINFP型の有名人一覧を紹介します。
同じINFP型で、憧れの芸能人がいるかどうか確かめてみてください。
INFP(仲介者型)の偉人
- 芥川龍之介
- 太宰治
- ウィリアムシェイクスピア
- オードリーヘップバーン
- ジョンレノン
INFP(仲介者型)の韓国アイドル
- モモ(TWICE)
- チェヨン(TWICE)
- V(BTS)
- ドギョム(SEVENTEEN)
- ホシ(SEVENTEEN)
INFP(仲介者型)の芸能人
- 草彅剛
- 森田剛
- 堂本剛
- 又吉
- 有村架純
- 長澤まさみ
- 椎名林檎
- 横澤夏子
作家や俳優など、自分と向き合うタイプの職業へ就いている傾向にあります。
INFP(仲介者型)の長所・メリット
INFPの長所は、共感力の高さ以外に、以下のような長所があります。
- 思いやりがある
- 洞察力が高い
- 話を聴くのが上手
- 性格が穏やか
- 謙虚
- クリエイティブ
- 情熱的
- 平和主義
- 全体を俯瞰できる
- 臨機応変
控えめな性格と思われがちなINFPですが、内なる情熱を秘めており臨機応変に対応できる強みを持っています。
INFP(仲介者型)の短所・デメリット
INFPの短所は、理想が高すぎたり傷つきやすかったりすることが挙げられます。
その他にも以下のような短所があります。
- 挫折しやすい
- 孤立しやすい
- すぐに落ち込む
- 人に影響されやすい
- 自己肯定感が低い
- 社会生活が不得意
- 論理的思考が苦手
感受性が豊かなゆえに落ち込みやすく、すぐに挫折しやすい傾向にあります。
また自分を卑下しやすく、自分は役に立たないと思いがちです。
INFP-A・INFP-Tとの違い!性格あるある
INFPにはA型とT型の2種類があります。それぞれの違いを詳しく解説します。
INFP-A型 (自己主張型) |
・思いやりがある ・物腰が柔らかい ・人の良いところを見る ・自己肯定感を保てる ・細かいことを気にしない |
INFP-T型 (慎重型) |
・心の動きに敏感 ・寂しがり屋 ・愛情深い ・人に対して依存しやすい ・些細なことに気づく |
A型は、物事をポジティブに捉える傾向があり、目標に対して前向きに取り組めます。
ただし、自信過剰になることがあるため、自己主張をし過ぎていないか振り返るようにしましょう。
一方、T型は細かいところに目が行き届くため、些細な変化や問題に気づきます。
しかしネガティブになりやすく、行動に起こすまでに時間がかかる傾向があります。
マイナス面で考えすぎずに、一歩を踏み出す意識を持つことが大切です。
INFP-AとINFP-Tのそれぞれメリット・デメリットがあるため、自分がどちらの傾向が強いか確かめておきましょう。
INFP(仲介者型)と相性が良いMBTIタイプは?
ここでは、INFPと相性が良いとされているタイプ(型)を紹介します。
INFP同士だけではなく、他のタイプに目を向けてみることで新たな気づきになるでしょう。
INFP(仲介者型)
同じタイプ同士で心地よい安心感があります。お互いにどのようなところが良くて、悪いのかが分かり合えるでしょう。
一方で避けてしまいがちなところも似ているため、課題を乗り越えられない可能性が出てきます。
どちらかの異なる性格を受け入れ、補完し合う関係性を築くように意識してみましょう。
ISTJ(管理者型)
INFPと相性が良いとされているのが、ISTJ(管理者型)です。
両者の長所と短所が補完し合える関係であるため、どちらかが失敗したとしても協力し合えます。
お互いの存在が刺激となり活発化しますが、距離が近すぎてしまうと良くない影響を与えてしまいます。
適切な距離感で、お互い学び合う姿勢で関わるようにするとよいでしょう。
ESTP(起業家型)
INFPとESTP(起業家型)は弱点を補完しあえる相性である関係になります。
一方で、INFPが内向的なのに対して、ESTPは外交的でエネルギッシュなタイプです。
感情的に行動したいINFPですが、論理的な思考であるESTP型は、人の影響を受けにくい傾向にあります。
ただ両者ともに、自由を追求するタイプで共通の目標に向かって努力できます。
お互いの短所を受け入れ、支え合うことで、支え合える関係性になれるでしょう。
ENFJ(主人公型)
興味関心が似ているため惹かれ合い、一緒にいて居心地がいいと思える関係性です。
しかし物事に対しての認識が異なるため、対立する傾向にあります。
相性は非常に良い方なので、お互いの違いを認め合うことが重要です。
INFP(仲介者型)と相性が悪いMBTIタイプは?
ESTJ(幹部型)
INFPは理想主義的で直感的、感情的な考え方を持ちますが、ESTJ(幹部型)はデータに基づいた現実的で、論理的な考え方を持っています。
またINFPの考え方は上記でもある通り、内向的で独立心が強く、大きな集団よりも個人的な関係を大切にします。しかし、ESTJは外向的で、社会的な地位や組織内での役割を重視し、より広いネットワークを持つ傾向があります。
こういった、考え方や価値観、コミュニケーションの面での違いが理由で相性が合わない場合があります。
ESFP(エンターテイナー型)
ESFP(エンターテイナー型)は情熱的で外交的なため、内向的なINFPとは相性が合わない場合があります。
共通の話題が多く仲良くなる一方で、関係性が深まるほど衝突が起こりやすい傾向があります。
衝突と理解を繰り返すことで、お互いの足りない部分を補っていくことが大切です。
ENTP(討論者型)
ENTP(討論者型)は外向的で、新しいアイデアや議論を楽しむ性格を持っています。物事を多角的に考え、新しいことに挑戦するのが得意です。
INFPとENTPとの関係では、INFPは感情を重視するのに対して、ENTPは論理や事実を重視する傾向があります。これにより、お互いの考え方や感じ方が理解しにくくなることがあります。
また、INFPは静かで一人の時間を好むのに対し、ENTPは人と話すことや活動的な環境を好むため、一緒にいる時間の過ごし方に違いが出ることもあります。
INFP(仲介者型)の適職!向いている仕事や職業
INFPに適した職場環境は、職場の人と深いかかわりが持てて、臨機応変な対応が求められる場所です。
またクリエイティブな才能を活かせる環境もおすすめです。
適職は以下のとおりです。
- カウンセラー
- ソーシャルワーカー
- ケアマネジャー
- 介護士
- 保育士
- 理学療法士
- 社会福祉士
- 言語聴覚士
- 教師
- Webライター
- コピーライター
- Webデザイナー
- イラストレーター
- フォトグラファー
- 編集者
- 翻訳者
クリエイティブな職だけではなく、対人援助職など一人ひとりとじっくり関わるような職業も向いているでしょう。
またマイペースで気分屋、オンオフの差が激しいため、大人数で働くよりひとりで進められる仕事に就くことが理想的な働き方です。
INFP(仲介者型)に向いていない仕事や職業
向いていない職場環境は、ルールに従うことや厳しい指導が求められる場所です。
決められたルーティンは苦手な傾向にあり、作業をやる意味を考えてしまいます。
INFPに不向きな職業は以下のとおりです。
- 警察官
- 裁判官
- 営業職
- 接客業
- コールセンター
- 士業全般(税理士・司法書士・弁護士)
- 経理や財務など数字を扱う仕事
また救急救命士のような、緊急性が高く背負う責任が重い職業は、向いていないとされています。
INFP(仲介者型)の恋愛傾向
INFPは自分の価値観を大切にするため、理解してくれる人を求める傾向にあります。
また、真実の愛と美しさを信じるため、自分が納得するまで理想を追い求めるでしょう。
ただの恋人というポジションではなく、心でわかりあうパートナーとつながりたいと思っている人が多いため、相性を重視しています。
付き合い始めの頃は夢見がちですが、時間をかけて徐々に現実と向き合い、相手に対して妥協や理解をしようと努めます。
関係を長く続けるためには、こまめに自分の価値観や感情を共有していくことが重要です。
まとめ
今回は、INFPの性格や長所、適職について紹介しました。
控えめで大人しい性格と思われがちですが、傾聴力があり人に対して思いやりがあります。
自分の感情を話すことが苦手な傾向にあるINFPの方こそ、第三者に気持ちを話すことで、本来持ちあわせている考える力が発揮されるでしょう。
悩み相談だけではなく思考を整理する手段として、カウンセリングを取り入れてみてください。