ENFJ(主人公型)の相性と性格は?特徴・あるある・向いている仕事

ENFJ(主人公型)の相性と性格は?特徴・あるある・向いている仕事

16Personalitiesの性格診断を受けたら「ENFJ(主人公型)」と出た。名前の響きは華やかだけれど、自分のどこが主人公っぽいのか、どのタイプと気が合うのか、ピンとこない方もいるのではないでしょうか。

ENFJは、人の気持ちに敏感で、周りを励ましながらまとめていくのが得意なタイプといわれます。その一方で、人のために動きすぎて疲れてしまったり、「誰にでも優しいのは八方美人では」と誤解されたりして、ひそかに悩んでいる人も少なくありません。家族や友人、職場の同僚にENFJがいて、どう接したらいいか知りたい方もいるでしょう。

この記事では、ENFJの性格と特徴、長所と短所、あるある、相性が良いタイプとすれ違いやすいタイプ、16タイプ別の相性一覧、向いている仕事、疲れたときの対処法までをひとつにまとめました。

性格タイプは、その人の傾向をつかむためのヒントです。人を決めつけたり、相手を選別したりするための道具ではありません。当てはまる部分だけを、自分や身近な人を理解する材料として使ってみてください。

※この記事は、無料の性格診断サイト「16Personalities」で使われている16タイプの考え方をもとにしています。MBTI®(Myers-Briggs Type Indicator®)はThe Myers-Briggs Companyの登録商標で、公式のMBTI®とは別のものです。

もくじ

ENFJ(主人公型)とは?16タイプでの位置づけ

ENFJ(主人公型)の特徴について

ENFJは、無料の性格診断サイト「16Personalities」に出てくる16タイプのひとつで、日本語版では「主人公型」と呼ばれています。

人とのつながりを大切にし、相手の可能性を信じて背中を押そうとするタイプとされます。場の空気を読むのが上手で、気づけばまとめ役や相談役を任されていることも多いでしょう。「主人公」という名前から目立ちたがりを想像されがちですが、実際は自分が輝くことより、周りの人が笑顔になることに喜びを感じる人が多いタイプです。

4つの文字が表す意味

16Personalitiesでは、性格を5つの指標で見ています。そのうち4つの指標の結果を並べたものが「ENFJ」の4文字です。

  • E(外向型):人と話したり一緒に動いたりする中で、元気が湧いてきやすい
  • N(直感型):目の前の事実だけでなく、その先の可能性や物事の意味に目が向きやすい
  • F(感情型):決めるときに、筋道だけでなく関わる人の気持ちや価値観を重んじやすい
  • J(計画型):見通しを立て、段取りを決めてから進めるほうが落ち着きやすい

残りの1つの指標が、次に紹介する「A」と「T」です。

ENFJ-AとENFJ-Tの違い

16Personalitiesの説明では、5つ目の指標「アイデンティティ」によって、同じENFJでもENFJ-A(自己主張型)とENFJ-T(慎重型)に分かれます。この指標は、自分の判断への自信の持ち方や、ストレスを受けたときの反応のしかたに関わるとされています(出典:16Personalities「Our Theory」)。

  • ENFJ-A:失敗しても立ち直りが比較的早く、自分の考えを堂々と口にしやすい。周りを引っ張るときの迷いが少ない
  • ENFJ-T:相手の反応や評価が気になりやすく、「もっとできたはず」と自分を振り返る力が強い。人の小さな変化によく気づく

ENFJ-Aは頼もしい反面、勢いで進めて周りの本音を聞き逃していないか、ときどき立ち止まると安心です。ENFJ-Tは気をつかいすぎて疲れやすいものの、その細やかさが「この人なら分かってくれる」という信頼につながります。どちらが上ということはなく、自分の傾向を知って付き合い方を工夫することが大切です。

日本でのENFJの割合

16Personalitiesが公開している国別のデータ(日本)では、2025年10月から2026年9月に受けられた診断のうち、ENFJと出た人は約7.1%でした(出典:16Personalities「Japan」)。

これは診断を受けた人の中での割合で、日本人全体の割合を表すものではありません。データは更新されるため、時期によって数字は変わります。「ENFJはとても珍しい」と紹介されることもありますが、元にしているデータや時期が違えば数字も変わる、と知っておくと振り回されずに済みます。

公式の性格検査との違い

16Personalitiesの4文字の表記は、冒頭の注記で触れた公式の性格検査(マイヤーズとブリッグスが開発した心理検査)と似ているため、同じものだと受け取られがちです。しかし、この公式の検査を国内で扱っている協会は、ネット上の無料の16タイプ診断は公式の検査とは別のもので、質問の内容も結果の出し方も違うと注意を呼びかけています(出典:公式の検査を扱う国内の協会による注意喚起のページ)。

同じページでは、公式の検査は人を分類したりラベルを貼ったりするためではなく、自分を理解する手がかりとして、専門の訓練を受けた人の支援のもとで受けるものだと説明されています。無料診断の結果は「自分を見つめるきっかけ」くらいに受け止めておくのがよいでしょう。

ENFJの心理機能について

ネットでは「ENFJの心理機能は、外向的感情(Fe)・内向的直観(Ni)・外向的感覚(Se)・内向的思考(Ti)の順」という説明をよく見かけます。これは心理学者ユングのタイプ論をもとに、愛好家の間などで語られている考え方です。

ただ、16Personalities自身は、こうした心理機能(認知機能)は測ることや確かめることが難しいとして、自分たちの診断には取り入れていないと説明しています(出典:16Personalities「Our Theory」)。心理機能の話は、自分を振り返る読み物のひとつとして楽しむ程度にとどめておくのがおすすめです。

ENFJ(主人公型)の性格と特徴

ここからは、ENFJによく見られるといわれる性格や特徴を紹介します。全部に当てはまる人はいないので、「この部分は自分にもある」と感じるところを拾いながら読んでみてください。

人の気持ちの変化にすぐ気づく

ENFJは、相手の表情や声のトーン、ちょっとした沈黙から、言葉にされていない気持ちを感じ取るのが得意です。落ち込んでいる人がいれば真っ先に声をかけ、場の空気が重くなれば話題を変えて和ませようとします。

この感度の高さが、周りから「話しやすい」「分かってくれる」と慕われる理由です。

人の成長を応援するのが好き

相手の良いところを見つけて言葉にしたり、「あなたならできる」と励ましたりするのが自然にできるタイプです。誰かが目標を達成すると、自分のことのように喜びます。

後輩の面倒を見る、友人の相談に乗る、チームのメンバーの得意を生かすといった場面で、本領を発揮しやすいでしょう。

自然とまとめ役になる

全体の流れを見ながら、みんなが同じ方向を向けるように声をかけるのが得意です。自分から手を挙げなくても、気づけばリーダーや幹事を頼まれていた、という経験を持つ人も多いのではないでしょうか。

ただ、まとめ役を引き受けることが当たり前になると、負担がひとりに集中しやすい点には注意が必要です。

理想を描き、計画的に動く

「みんなにとってもっと良い形があるはず」と理想を思い描き、それに向けて段取りを組んで動けるのもENFJの特徴です。思いつきで終わらせず、具体的な行動に落とし込む力があります。

感情表現が豊かで、まっすぐ

うれしいときは全身で喜び、心が動けば涙ぐむこともあります。好意や感謝をストレートに伝えるため、周りを温かい気持ちにさせる一方、気持ちが表に出やすいぶん、落ち込んでいるときも周囲に気づかれやすいタイプです。

誰にでも優しく、八方美人と誤解されることも

ENFJは、相手によって態度を変えるのではなく、誰に対しても感じよく接しようとします。ところが、その姿が「誰にでもいい顔をしている」「本心が分からない」と受け取られることがあります。

実際には、場の調和を守りたい、相手を傷つけたくないという思いから来ていることがほとんどです。本音を話せる相手を少しずつ増やしていくと、誤解されにくくなります。

女性・男性で見え方の違いはある?

16Personalitiesのタイプは性別で分けられているものではなく、ENFJの性質そのものは女性でも男性でも共通です。ただ、周りの期待との組み合わせで、見え方に違いが出ることがあります。

  • ENFJ女性の特徴:面倒見がよく、気配り上手として頼られやすい。その分「お世話係」を任されがちで、自分のことが後回しになりやすい
  • ENFJ男性の特徴:人望があり、職場やサークルでリーダーを任されやすい。熱意があるぶん、弱音を見せられずにひとりで抱え込むことも

性別による役割のイメージと、自分の自然な傾向がかみ合わないと、息苦しさを感じることもあります。恋愛での男女別の傾向は、ENFJ(主人公型)の恋愛相性の記事でくわしく紹介しています。

ENFJ(主人公型)の長所と短所

ENFJの長所と短所は、同じ性質の表と裏です。短所に見える部分も、使い方次第で強みに変わります。

ENFJの長所

ENFJ(主人公型)の長所・メリット

  • 思いやりがある:相手の立場に立って考え、困っている人を自然に手助けできる
  • リーダーシップがある:目標を言葉にして共有し、周りのやる気を引き出せる
  • 実行力があり、成功に進む:理想を語るだけでなく、計画を立てて最後までやり抜こうとする
  • グループ行動が得意:メンバーそれぞれの持ち味を見つけ、チームの雰囲気を良くできる
  • 物事を的確に説明できる:相手に合わせて言葉を選び、分かりやすく伝えられる

ENFJの短所

ENFJ(主人公型)の短所・デメリット

  • 自己犠牲が多い:人の頼みを優先して、自分の休息や本音を置き去りにしやすい
  • 理想が高すぎる:「もっと良くできるはず」と考えるあまり、現実とのギャップに疲れることがある
  • 自己中心的に見られてしまう:良かれと思って先回りした行動が、押しつけに受け取られることがある
  • 神経質すぎる:人からの評価や反応が気になり、ちょっとした一言を引きずりやすい
  • おせっかい:相手が求めていない助言や手助けまでしてしまうことがある

短所が強く出るのは、たいてい疲れているときや、余裕がないときです。「最近おせっかいが増えたかも」と感じたら、自分のほうが休息を必要としているサインかもしれません。人の評価を気にしすぎて苦しいときは、自己否定をやめて自己肯定感を取り戻す方法も参考になります。

いつも人の相談に乗る側で、自分の悩みは後回しになっていませんか。聞き役のENFJこそ、自分の話をじっくり聴いてもらう時間が必要です。

ENFJ(主人公型)のあるある

ENFJ(主人公型)あるある、当てはまっている?

ENFJの人が「分かる」と感じやすいあるあるを7つ紹介します。

気づけば相談される側になっている

友人、同僚、ときには初対面の人からも打ち明け話をされることがあります。話を聞くのは好きですが、重い相談が重なると、自分の気持ちまで沈んでしまうこともあります。

頼まれると断れない

「困っているなら力になりたい」という気持ちが先に立ち、予定がいっぱいでも引き受けてしまいます。あとで「また抱え込んでしまった」と後悔するのもよくあるパターンです。

場の空気が悪いと落ち着かない

誰かが不機嫌だったり、会話が途切れたりすると、自分のせいではなくても何とかしたくなります。気をつかって盛り上げ役に回り、帰り道にどっと疲れが出ることも。

人の幸せを自分のことのように喜ぶ

友人の合格や結婚の知らせに、本人以上に喜んで涙ぐむことがあります。お祝いの企画やサプライズを考えるのも得意です。

熱しやすく冷めやすい

熱しやすく冷めやすい

新しい活動や趣味に一気にのめり込む一方、意味を感じられなくなると急に熱が引くことがあります。周りから「あんなに夢中だったのに」と驚かれる場面もあるでしょう。

褒められると一日中うれしい

感謝や褒め言葉がそのまま元気の源になります。反対に、厳しい指摘を受けると何日も気にしてしまうなど、人の反応で気分が左右されやすい面もあります。

「自分のこと」になると急に分からなくなる

人の気持ちにはすぐ気づくのに、自分が本当は何をしたいのか、何に疲れているのかは見えにくくなりがちです。「あなたはどうしたいの?」と聞かれて言葉に詰まった経験があるENFJも多いはずです。

顔出し不要・匿名で相談できるオンラインカウンセリングKimochi

あるあるに思い当たることが多く、「人に合わせてばかりで疲れた」と感じている方もいるかもしれません。自分の気持ちを整理する場所として、カウンセリングを使うこともできます。

ENFJと相性が良いといわれるタイプ

ここでは、ENFJと相性いい組み合わせといわれることが多いタイプを紹介します。相性は「このタイプなら必ずうまくいく」と決まるものではなく、お互いの関わり方で変わります。ネットで見かける相性ランキングも、あくまで目安として読んでください。

INFP(仲介者型)

人の気持ちや価値観を大切にする点で通じ合いやすい組み合わせです。控えめなINFPの良さにENFJが気づいて言葉にし、INFPはENFJの頑張りすぎを静かに受け止めてくれます。ENFJが励ましのつもりで急かしすぎないことが、長く仲良くいるコツです。

ISFP(冒険家型)

おだやかでやさしいISFPと、面倒見の良いENFJは、お互いを思いやりながら過ごせる組み合わせといわれます。ISFPのその場を楽しむ感性が、計画で頭がいっぱいになりがちなENFJの肩の力を抜いてくれることもあります。

INFJ(提唱者型)

どちらも人の役に立ちたいという思いが強く、深い話で盛り上がりやすい組み合わせです。外向的なENFJが人とのつながりを広げ、内省的なINFJが物事をじっくり考える役に回ると、良いバランスが生まれます。

ENFP(運動家型)

明るく、人とのつながりを大切にする点が共通しています。アイデアを次々に出すENFPと、それを形にする段取りが得意なENFJは、一緒に何かを企画すると力を発揮しやすいでしょう。

ESFJ(領事型)

人に尽くすことに喜びを感じる者どうしで、価値観を共有しやすい組み合わせです。ESFJの現実的な気配りが、ENFJの大きな理想を足元から支えてくれます。お互いに世話を焼き合って疲れないよう、休む時間も大切にしましょう。

ENFJとすれ違いやすいといわれるタイプ

「ENFJと相性悪いタイプはどれ?」と気になる方もいるでしょう。ただ、すれ違いやすいといわれる相手でも、違いを知っていれば良い関係は築けます。ここでは「なぜすれ違いやすいのか」と、歩み寄りのヒントを紹介します。

ISTP(巨匠型)

ひとりで黙々と物事に取り組みたいISTPと、気持ちを言葉にして共有したいENFJは、心地よい距離感が大きく違います。ENFJの気づかいがISTPには干渉に感じられ、ISTPのそっけなさがENFJには冷たく映りやすい組み合わせです。相手のひとりの時間を尊重すると、ぐっと楽になります。

INTP(論理学者型)

INTPは筋道の通った議論を好み、感情の話題には距離を置きがちです。ENFJが気持ちの共有を求めるほど、INTPは押されているように感じることがあります。話し合いでは、気持ちと一緒に理由も添えて伝えると通じやすくなります。

ESTP(起業家型)

どちらも外向的で、すぐに打ち解けられることは多い組み合わせです。ただ、その場の勢いで動くESTPと、先の計画や人の気持ちを考えて動きたいENFJとでは、物事の決め方にずれが出やすくなります。役割を分けて、お互いの得意を任せるのがコツです。

ESTJ(幹部型)

どちらも計画的でまとめ役になりやすい点は似ていますが、ESTJは決まりや効率を、ENFJは人の気持ちを優先しやすいため、方針がぶつかることがあります。どちらのやり方にも理由があると認め合えれば、頼もしい組み合わせにもなります。

16タイプ別に見たENFJとの相性一覧

16タイプそれぞれとの相性の傾向を一覧にしました。順位をつけるためではなく、関係を良くするヒントとして使ってください。

  • INTJ(建築家型):将来の話や大きな目標で気が合う。INTJには結論と理由をはっきり伝えると話が早い
  • INTP(論理学者型):すれ違いやすい組み合わせ。気持ちに加えて理由も言葉にするとよい
  • ENTJ(指揮官型):どちらも引っ張る力が強い。主導権を争わず、役割を分けると心強い
  • ENTP(討論者型):会話は刺激的。ENTPの反論は議論を楽しんでいるだけのことが多い
  • INFJ(提唱者型):相性が良いといわれやすい。深い話で通じ合える
  • INFP(仲介者型):相性が良いといわれやすい。お互いの価値観を大切にできる
  • ENFJ(主人公型):同士だと話が早く、居心地が良い。ただ二人とも頑張りすぎるので、休み方も共有したい
  • ENFP(運動家型):相性が良いといわれやすい。一緒に企画すると楽しい
  • ISTJ(管理者型):やり方は違うが、仕事では補い合いやすい。決まりの意味を尊重すると信頼される
  • ISFJ(擁護者型):どちらも人に尽くすタイプ。ISFJのペースに合わせ、急な変更を減らすと安心される
  • ESTJ(幹部型):方針の決め方がぶつかりやすい。ゴールを先に共有するとよい
  • ESFJ(領事型):相性が良いといわれやすい。気配りし合える関係
  • ISTP(巨匠型):距離感の違いからすれ違いやすい。干渉しすぎないことが大切
  • ISFP(冒険家型):相性が良いといわれやすい。おだやかに過ごせる
  • ESTP(起業家型):すぐ打ち解けるが、決め方にずれが出やすい。役割分担がコツ
  • ESFP(エンターテイナー型):一緒にいると楽しい。将来の話は押しつけずに少しずつ

ENFJと真逆の4文字を持つのはISTPです。正反対のタイプは、すれ違いも多い一方で、自分にない視点を教えてくれる存在にもなります。

ENFJとの接し方と仲良くなる方法

身近なENFJと仲良くなりたい方、ENFJとの関係で悩んでいる方に向けて、接し方のポイントをまとめます。

ENFJと仲良くなる方法

  • してもらったことに「ありがとう」をはっきり伝える
  • ENFJの話にも耳を傾け、「あなたはどう思う?」と聞いてみる
  • 一緒に目標や夢の話をする。前向きな話題で距離が縮まりやすい
  • ENFJが頑張りすぎているときは、「休んでいいよ」と声をかける

ENFJがされて嬉しいこと

自分の気配りや努力に気づいてもらえることが、何よりの喜びになります。結果だけでなく「いつも周りを見てくれて助かっている」のように、過程や人柄を認める言葉を伝えると、とても喜ばれるでしょう。相談に乗ってもらったあとに「あのおかげで元気になれた」と報告するのも効果的です。

ENFJがされて嫌なこと

  • 気持ちを込めた提案や手助けを、冷たく突き放される
  • 話しかけても反応がなく、何を考えているか分からない状態が続く
  • 人をばかにする言動や、誰かを仲間外れにする場面を見ること
  • みんなの前で頭ごなしに否定される

ENFJを怒らせたときの対処法

ENFJは怒りをぶつけるより、悲しみや失望として表に出すことが多いタイプです。怒らせてしまったと感じたら、言い訳より先に、相手の気持ちを受け止める言葉をかけましょう。そのうえで、自分がどう考えていたかを落ち着いて説明すると、話し合いに応じてくれることがほとんどです。ENFJは関係が壊れることを望んでいないので、歩み寄る姿勢を見せることがいちばんの近道です。

家族・友人・職場での関わり方

家族にENFJがいる場合は、家の中のことを一人で背負わせない工夫が大切です。友人なら、相談に乗ってもらうばかりでなく、ENFJの話を聞く番もつくりましょう。職場では、チームをまとめる役を任せつつ、負担が偏っていないかを周りも気にかけると、ENFJが長く力を発揮できます。

ENFJ(主人公型)に向いている仕事と苦手な仕事

ENFJ(主人公型)の相性の良い適職、向いている仕事や職業は?

性格タイプで仕事の向き不向きが決まるわけではありませんが、自分の傾向を知っておくと、働き方を選ぶヒントになります。

ENFJに向いてるといわれる仕事

  • 教師・講師・研修担当:相手の理解度に合わせて伝え方を変え、成長を見守れる
  • カウンセラー・相談員・福祉の仕事:人の話を聴き、寄り添う力を生かせる
  • 人事・採用・人材育成:働く人が力を発揮できる環境づくりにやりがいを感じやすい
  • 広報・営業・接客:人と関わり、思いを言葉にして届ける場面で強みが出る
  • チームリーダー・プロジェクト管理:目標を共有し、メンバーの得意を生かして進められる
  • 看護・介護などのケアの仕事:相手の気持ちに気づく力が支えになる

相談を受ける仕事に関心がある方は、カウンセリングに関わる資格をまとめた記事も参考にしてください。

ENFJが苦手としやすい仕事・環境

ENFJ(主人公型)に相性の悪い仕事や職業

  • 人と話す機会がほとんどなく、ひとりで同じ作業をくり返す仕事
  • 成果の数字だけで評価され、人の気持ちが置き去りにされやすい職場
  • 意見を言っても聞いてもらえず、改善の提案が通りにくい環境
  • 対立や競争が激しく、ギスギスした雰囲気が続く職場

ただし、同じ職種でも職場の雰囲気や役割によって働きやすさは大きく変わります。職種名だけで判断せず、「人と関われるか」「自分の働きが誰かの役に立っていると感じられるか」を目安にしてみてください。

上司・同僚・部下としての相性

仕事の相性は、相手のタイプより役割の組み方で決まる部分も大きいものです。ENFJが上司なら、メンバーの気持ちに寄り添える反面、期待をかけすぎて相手の負担になっていないか気を配ると安心です。ENFJが部下なら、方針の理由をきちんと説明してくれる上司のもとで力を発揮しやすいでしょう。

同僚としては、計画を細かく詰めるのが得意なISTJやESTJ、現場で素早く動けるESTPなどと組むと、ENFJの人をまとめる力と補い合えます。ENFJの職場での相性を考えるときは、「どちらが正しいか」より「どう役割を分けるか」に目を向けてみてください。

仕事ができないと落ち込んだら

ENFJは自分に求める水準が高いぶん、少しのミスで「自分は仕事ができない」と思い込みやすい面があります。また、周りの頼みを引き受けすぎて、本来の仕事に手が回らなくなっていることも少なくありません。

まずは抱えている仕事を書き出し、自分がやるべきこととそうでないことを分けてみましょう。職場の人間関係で疲れている場合は、職場の人間関係ストレスの原因と解消法も参考になります。

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仕事で「みんなの期待に応えなきゃ」と自分を追い込んでいるときほど、気持ちを外に出す場所が必要です。働き方の悩みを第三者と一緒に整理してみませんか。

ENFJ(主人公型)の恋愛の要点

恋愛でのENFJは、好きな人にまっすぐ気持ちを伝え、相手を喜ばせることに全力を注ぐタイプといわれます。相手の気持ちをくみ取るのが上手な一方、尽くしすぎて自分が疲れたり、同じだけの気持ちを返してほしくなったりすることもあります。

好きな人への態度、脈ありサイン、恋愛での相性が良いタイプ、結婚観、男女別の傾向などは、ENFJ(主人公型)の恋愛相性の記事でくわしくまとめています。

ENFJが疲れたとき・落ち込んだ時の対処法

人のために動き続けるENFJは、気づかないうちに心のエネルギーを使い果たしていることがあります。「疲れた」「何もしたくない」と感じたときに試してほしい対処法を紹介します。

「断っていい」と自分に許可を出す

すべての頼みに応えなくても、あなたの価値は変わりません。いきなり全部を断るのは難しいので、「今週はここまで」と量を決めたり、「少し考えてから返事するね」と時間をもらったりするところから始めてみましょう。

人と離れる時間を予定に入れる

外向型のENFJでも、ずっと人の気持ちに気を配っていると疲れます。誰にも気をつかわなくていい時間を、カレンダーにあらかじめ入れておくのがおすすめです。

自分の気持ちを書き出す

人の気持ちは分かるのに、自分の気持ちは見えにくいのがENFJです。「今日しんどかったこと」「本当はどうしたかったか」を短く書き出すだけでも、心の中が整理されていきます。

自分に合ったストレス発散の方法を持つ

気の置けない友人とのおしゃべり、体を動かすこと、好きな音楽や映画で思いきり泣くことなど、気持ちを外に出す方法はENFJと相性が良いといわれます。人を楽しませるためではなく、自分が楽しむための時間にするのがポイントです。

完璧なリーダーをやめてみる

「みんなをまとめなければ」「期待を裏切ってはいけない」という思いが強いほど、心は張りつめます。できないことを周りに任せたり、弱音を見せたりすることは、チームの信頼を深めるきっかけにもなります。

つらさが続くときは専門家に相談を

眠れない、食欲が落ちた、何をしても楽しくないといった状態が2週間以上続くときは、性格の問題として片づけず、専門家に相談しましょう。限界のサインについては、精神的ストレスが限界を超えるサインの記事も参考になります。どこに相談したらいいか迷ったら、ストレスの相談先をまとめた記事を読んでみてください。

ENFJっぽいといわれるアニメ・漫画のキャラクター

人を励まし、周りを引っ張っていくキャラクターは、ENFJっぽいといわれることがあります。

※作品の公式の設定ではなく、ファンの間でそういわれることがあるキャラクターです。

  • シャンクス(ONE PIECE)
  • ナウシカ(風の谷のナウシカ)
  • ベルモット(名探偵コナン)

キャラクターのタイプはファンの見方によって分かれます。「自分の好きなキャラクターはどのタイプっぽいか」を話題にして楽しむくらいがちょうどよいでしょう。

ENFJ(主人公型)についてよくある質問

ENFJについて、よく聞かれる疑問にお答えします。

Q. ENFJは病みやすい性格なの?

ENFJだから病みやすい、という根拠はありません。ただ、人の悩みを自分のことのように受け止めたり、頼まれごとを抱え込んだりしやすいため、疲れをためやすい傾向はあるといえます。気分の落ち込みが続くときは、性格のせいと決めつけず、早めに専門家へ相談してください。

Q. ENFJは「腹黒い」「やばい」と言われるのはなぜ?

誰にでも感じよく接する姿や、場をうまくまとめる力が、「計算しているのでは」と誤解されることがあるためです。実際には、相手を傷つけたくない、みんなに気持ちよく過ごしてほしいという思いから動いていることがほとんどです。優しすぎるがゆえの誤解だと考えてよいでしょう。

Q. ENFJと発達障害は関係がある?

16タイプ性格診断は、性格の傾向を知るためのもので、病気や発達障害を判断するものではありません。ENFJであることと発達障害には、医学的な関係は示されていません。生活のしづらさが気になる場合は、ひとりで抱えずに専門家に相談しましょう。

Q. ENFJ同士の相性はいい?

価値観が近く、言葉にしなくても気持ちが伝わりやすいので、居心地の良い組み合わせです。ただ、二人とも周りを優先して頑張りすぎる傾向があるため、お互いに「休もう」と言い合える関係をつくると長続きします。

Q. 診断のたびに結果が変わります

その時の気分や環境によって、答えが変わるのは珍しいことではありません。とくに、どちらの傾向も同じくらいある指標は結果が入れ替わりやすくなります。ENFJと出たりほかのタイプと出たりする場合は、どの結果にも共通する自分らしさに目を向けてみてください。

Q. ENFJの性格は変わることがある?

経験や環境によって、ふだんの考え方や行動は少しずつ変わっていきます。断ることに慣れたり、ひとりの時間を楽しめるようになったりするENFJもいます。タイプを変える必要はなく、自分の良さを生かしながら苦手を補っていけば十分です。

質問を読んで、「自分はもしかして頑張りすぎているのかも」と気づいた方もいるかもしれません。人間関係のつまずきや生きづらさを感じたら、専門家に話を聴いてもらうことで、自分の本音に気づけることがあります。

ENFJの人がオンラインカウンセリングを使うという選択肢

いつも人を支える側にいるENFJにとって、自分が支えてもらう場所を持つことは、心のバランスを保つうえで大切です。家族や友人には心配をかけたくない、職場では弱音を吐けない、という人こそ、利害関係のない第三者に話してみる価値があります。

オンラインカウンセリング「Kimochi」は、カウンセラー全員が公認心理師(心理職で唯一の国家資格)です。ビデオ・チャット・ペアの3つのスタイルから選べて、顔出し不要・匿名でも利用できます。スマホから、土日祝や平日の夜にも相談でき、登録から最短3時間で相談を始められます。

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まとめ

ENFJ(主人公型)の性格や相性について紹介しました。要点を振り返ります。

  • ENFJは16Personalitiesの16タイプのひとつで、人の気持ちに寄り添い、周りを励ましてまとめる「主人公型」
  • 16Personalitiesの診断は、公式の性格検査とは別のもの。結果は自分を知るヒントとして使う
  • 長所は思いやり・リーダーシップ・実行力。短所は自己犠牲やおせっかいで、同じ性質の裏表
  • 相性が良いといわれやすいのはINFP・ISFP・INFJ・ENFP・ESFJ。ISTP・INTP・ESTP・ESTJとはすれ違いやすいが、違いを知れば歩み寄れる
  • 向いている仕事は、教える仕事、人を支える仕事、チームをまとめる仕事など
  • 疲れたときは、断る練習、ひとりの時間、書き出しでケアし、つらさが続くときは専門家に相談する

周りを照らすENFJも、ときには誰かに照らしてもらってかまいません。自分の傾向を知ったうえで、無理のない人間関係と働き方を選んでいきましょう。

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「人の相談には乗れるのに、自分のことは誰にも言えない」と感じているなら、それは話を聴いてもらうタイミングかもしれません。カウンセリングは、悩みを解決するためだけでなく、自分の本音を言葉にする時間としても使えます。

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※Kimochiはオンラインカウンセリングサービスであり、医療行為・診断・診療は行いません。通院中の方は、主治医の許可を得たうえでご利用ください。