「仕事が辛くて辞めたい」
「悩みを誰かに聞いてもらいたい」
「転職して今の苦しみから解放されたい」
ストレスが多い現代社会において、仕事の悩みは深刻な問題のひとつです。
本記事では職場の労働環境や人間関係でお悩みを抱える方に、仕事の悩みを相談できる場所を紹介します。
仕事の悩みを相談できない原因やよくある相談事例についても触れているので、ぜひ参考にしてみてください。
仕事の悩みを相談できる場所
仕事の悩みを相談できる場所を6つご紹介します。
- 労働条件ホットライン
- オンラインカウンセリングサービスのKimochi
- 総合労働相談センター
- みんなの人権110
- キャリア形成サポートセンター
- 働く人の悩みホットライン(JAICO)
それぞれの特徴を詳しくみていきましょう。
1. 労働条件ホットライン
出典:厚生労働省
労働条件ホットラインは、労働条件に関する悩みや問題を相談するための無料電話相談サービスです。労働条件に関する法律や規制についての質問や悩みに対し、アドバイスや情報提供を行っています。
対象者 | 全国の誰でも ※海外の方も含む |
受付時間 | 月~金曜日:17:00~22:00 土日祝日:9:00~21:00 ※12月29日~1月3日を除く |
相談方法 | 電話 |
公式サイト | https://www.check-roudou.mhlw.go.jp/lp/hotline/ |
労働条件ホットラインの利用方法は、通話料無料の電話番号にかけるだけです。相談員は労働法や労働条件についての専門知識を持っており、労働者の悩みや問題に適切なアドバイスを提供してくれます。
2. オンラインカウンセリングサービス「Kimochi」
オンラインカウンセリングサービスのKimochiは、心理カウンセラーやカウンセリングセラピストとオンライン上で相談できます。
対象者 | 悩みを抱えている方 |
受付時間 | 予約制(当日予約可) ※土日、祝日も予約可能 |
相談方法 | インターネット ※Zoomなど |
公式サイト | https://kimochi-care.net/ |
利用者はインターネットを通じてどこからでもカウンセラーとつながれるので、交通や移動の手間を省きながら自分のペースでカウンセリングを受けられます。
また利用者は匿名で相談ができプライバシーの保護が確保され、自分の悩みや問題を安心して話せます。
利用者は自分に合ったカウンセラーを選択できるのがKimochiの特徴です。各カウンセラーのプロフィールや専門分野、経験などを参考にして、自分に合ったカウンセラーを選べます。
LINE登録で無料相談できるので、まずは気軽に相談してみましょう。
3. 総合労働相談センター
出典:厚生労働省
総合労働相談センターは、労働問題全般について気軽に相談できるサービスです。全国の労働局や労働基準監督署の相談窓口で、予約不要で相談を受け付けています。
対象者 | 労働者 事業主 学生 就活生 ※海外の方も含む |
受付時間 | 平日:9:00~17:00 |
相談方法 | 各都道府県労働局 全国の労働基準監督署内などの379か所 |
公式サイト | https://www.mhlw.go.jp/general/seido/chihou/kaiketu/soudan.html |
相談から解決までを一か所で担当しており、他の窓口に行く手間がかかりません。お仕事が忙しい方でも、手軽に相談できる点が便利なサービスです。労働に関するあらゆる悩み事を、直接相談員に相談できます。
4. みんなの人権110
出典:みんなの人権110
みんなの人権110番は、差別や虐待、ハラスメントなどの人権問題に関する相談を受け付けるサービスです。
対象者 | 働く方や家族 企業の人事労務担当 ※海外の方も含む |
受付時間 | 平日:8:30~17:15 |
相談方法 | 電話 インターネット 法務局や支局の窓口 |
公式サイト | https://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken20.html |
電話をかけると、最寄りの法務局につながります。相談を受けるのは法務局職員または人権擁護委員で、相談内容の秘密は厳守されます。
法務局や支局の窓口でも直接相談を受け付けており、インターネットからの相談も可能です。
5. 社会福祉協議会
キャリア形成サポートセンターは、働く人のキャリア形成を支援するサービスです。
対象者 | 労働者 |
受付時間 | ・⽉曜⽇〜⾦曜⽇:9:00~17:00 ※⽕曜⽇・⽊曜⽇は予約がある場合は17:00~20:00にも受付 ・第1・第3⼟曜⽇、第2日曜日:9:00~17:00 |
相談方法 | 全国のキャリア形成学び直し支援センター WEB |
公式サイト | https://carigaku.mhlw.go.jp/ |
キャリア形成サポートセンターでは、厚生労働省が定めた「ジョブ・カード」を活用しながら、キャリアに関するさまざまな相談に応じてくれます。
将来のキャリアに悩みがある方は、キャリア形成サポートセンターを利用しましょう。キャリアの専門家が丁寧にアドバイスしてくれます。
6. 働く人の悩みホットライン(JAICO)
働く人の悩みホットライン(JAICO)は、一般社団法人日本産業カウンセラー協会が運営する無料の相談サービスです。
対象者 | 労働者 求職者 勤めていない方 |
受付時間 | 月~土曜日:15:00~20:00 ※祝日・年末年始を除く |
相談方法 | 電話 |
公式サイト | https://www.counselor.or.jp/ |
JAICOは働く人やその会社が抱えるさまざまな課題の解決を長年サポートしてきた実績があります。そのため、仕事上の悩みや問題について、経験豊富なカウンセラーに安心して相談できます。
働く人のための専門的な相談窓口として、気軽に利用できるでしょう。
なぜ仕事の悩みを相談できないのか?
仕事の悩みを相談できない主な理由は3つあります。
- 誰に相談したら良いのかわからない
- 否定されるのが怖くて言い出せない
- 忙しすぎて相談する時間がない
それぞれ詳しく解説します。
1. 誰に相談したら良いのかわからない
職場内で悩みや相談事があっても、誰に相談すればいいかわからないケースがあります。理由は悩みの答えを適切に回答してくれる人物がわからないからです。
上司に仕事の悩みを相談したところで、上司自身が悩みに対して深く考えていなければ、適切な回答は得られないでしょう。
そのため相談相手がわからず、そのまま悩んだ状態が続く場合も少なくありません。
2. 否定されるのが怖くて言い出せない
相談したくても否定されるのが怖くて言い出せない場合があります。仕事に悩んで相手に相談しても、否定されたら嫌な気持ちになってしまいます。
たとえば仕事の悩みを上司に相談して、自分の評価が下がったらどうしようと考える人は多いでしょう。
3. 忙しすぎて相談する時間がない
仕事量が多すぎて、相談したくても相談する時間がとれない人もいます。上司や同僚に悩みを相談したくても、自分の相談のために貴重な時間を奪うことを気遣い、ためらってしまうケースもあります。
相談する時間もとれないほど忙しい場合は、放置しておくと疲労が蓄積し状況が悪化する恐れがあるため、業務負荷を減らしてもらえるよう上司に訴えるようにしましょう。
仕事の悩みでよくある相談事例
次に、仕事の悩みで良くある相談事例について5つ紹介します。
- 人間関係が悪い
- パワハラやセクハラの被害に遭っている
- 給料や待遇が悪い
- 労働環境に不満がある
- 将来に不安がある
それぞれひとつずつ見ていきましょう。
1. 人間関係が悪い
職場の人間関係がうまくいかず、悩んでいる人が多くいます。仕事を進めるには他者との連携が不可欠であるため、人間関係がぎくしゃくすると大きな悩みの種になるでしょう。
人間関係が良くない状況では、協力を求めづらくなり、「一人で全てをこなさなければ」と考えがちです。本来、周りと協力しながら業務を進めるべきなのに、関わりを避けたくなってしまうのです。
また「嫌な顔をされる」「怒られる」と不安に思うあまり、ミスや失敗を素早く上司や関係者に報告できなくなる場合があります。人間関係の悪化は、適切な情報共有や連携を阻害してしまう恐れがあります。
2. パワハラやセクハラの被害に遭っている
職場で上司や同僚から、パワハラやセクハラを受けて悩みを抱えている人がいます。パワハラやセクハラは法律で禁止された犯罪行為です。
しかし、加害者側が自分の行為がハラスメントだと認識していないことは多く、被害者側が適切な解決策を見つけられずに悩んでしまうケースは後を絶ちません。
また「社会人なら多少は我慢しなければならない」と考え、ハラスメントに耐え忍んでしまう人も多くいます。しかし、パワハラやセクハラは決して許されるべきものではありません。
被害にあった場合は、勇気を持って上司や専門機関に相談し、解決に向けて行動することが重要です。
パワハラ被害に遭ったときにどのように対処すべきかについては、こちらの記事に詳しくまとめているのでぜひ参考にしてみてください!
3. 給料や待遇が悪い
「給与水準が低い」または「希望する休暇が取れない」など、待遇面で不満を抱えている人も多くいます。
きちんと仕事をこなしているにもかかわらず、その見返りとして適正な給与や労働条件が得られないと、不公平感を覚えるでしょう。
給与が低額だと、生活費やプライベートで使える費用が不足します。また、病気やケガ、出産や介護が必要になった際に、十分な休暇や支援が得られない場合も考えられます。
このように、給与や待遇面での不満は、生活の糧を得る上で大きな悩みの種となり、安心して長期的に勤務を続けられない要因にもなりかねません。適正な処遇は、従業員の生活の質を左右する重要な課題なのです。
4. 労働環境に不満がある
職場の環境が十分に整備されていない、残業が常態化しているなど、働く環境自体に不満を感じている人も多くいます。
労働環境の課題は、よく寄せられる相談事例の一つです。職場環境は業務のやる気に直結するため、多くの人がこの問題で悩んでいます。
労働環境が適切でない場合、業務効率が低下したり、モチベーションを保つことが難しくなるでしょう。
たとえば、以下のような具体的な悩みを抱える人がいます。
- 上司の指示や方針に一貫性がなく混乱する
- 業務ノウハウが適切に引き継がれていない
- 些細なミスでも厳しく責められる雰囲気がある
- 旧式のFAXなど古い機器やシステムを使わざるを得ない
- 新しい仕組みや発想の導入に慎重すぎる
- 好む好まずに関わらず、イベントや飲み会への参加を強いられる
- 評価が公平に行われていない
このような環境下では、思うようにパフォーマンスを発揮できず、ストレスが高まります。職場環境の課題は仕事や生活に大きな影響を及ぼすため、多くの人が深刻に悩んでいます。
上司との人間関係についての悩みを抱えている方は、こちらの記事も参考にしてみてください!
5. 将来に不安がある
現在の職や働き先の将来展望に不安を抱えている人も多くいます。
たとえば、AIやIT技術の急速な進化により「人間の仕事が機械に置き換わる時代が来る」といった懸念の声などが不安の典型例として挙げられるでしょう。
将来を見通せない中で、「今後自分はどのように対応していけばよいのか」といった観点から、相談ニーズが高まっています。テクノロジーの進展に伴う産業構造の変化への懸念と、それに対する自身のキャリアプランの立て直しについて助言を求める人が増えています。
仕事の悩みを相談するときに意識すべきこと
ここでは、仕事の悩みを解決に導くためのポイントを3つに絞って紹介します。
- 相談相手は慎重に選ぶ
- できる限り早く相談する
- 周囲の人間や環境への不平不満で終わらない
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
1. 相談相手は慎重に選ぶ
仕事の悩みを相談する相手は慎重に選ぶ必要があります。相談相手を間違ってしまうと、相手にも自分にもストレスを与えてしまうからです。
たとえば、仕事が忙しい上司に急に仕事の悩みを相談しても「忙しいからあとで」「すぐ返事しないとだめ?」などと取り合ってもらえる可能性は低いでしょう。
そのため、相談相手とタイミングは慎重に選ぶ意識が大切です。
2. できる限り早く相談する
仕事の悩みがあったら、できる限り早く適切な相手に相談しましょう。
なぜなら、悩みを溜め込んでいると精神的にも肉体的にも辛くなるからです。いつまでも悩みを抱えたまま仕事をしていると、仕事に集中できなくなったりミスが増えたりする恐れがあります。
そのため、悩みがある場合は早めの相談をおすすめします。
3. 周囲の人間や環境への不平不満で終わらない
仕事の悩みがあっても周囲の人や環境のせいにせず、悩みを抱えたまま終わらないようにしましょう。
結論、悩みの原因を他人や境遇のせいにしても、根本的な解決にはならないからです。たとえば、重要な仕事をすっかり忘れていたとき、悪いのは自分なのに自分を正当化するための言い訳や、嘘をついてはいけません。
他責思考ではなく自責思考の考えが大切です。
仕事の悩みを相談するならオンラインカウンセリングのKimochがおすすめ!
「仕事が辛くて仕事の悩みを誰かに聞いてほしい」と思ったら早めに相談しましょう。
相談相手が見つからない場合は、オンラインカウンセリングの「Kimochi」がおすすめです。
月2,980円から利用できる料金設定なので、気軽に相談可能です。平日夜間や週末も予約可能なため、日頃忙しくてなかなか時間が取れない方でも問題ありません。
「Kimochi」に所属するカウンセラーは、公認心理師の資格を持つプロフェッショナルが多数在籍しています。
初めてカウンセリングを利用する方も、LINEから簡単に無料登録できるので、まずは気軽にご相談ください。
まとめ
仕事の悩みを抱えてしまって苦しさを感じるときは、なるべく早く周囲に助けを求めるようにしましょう。
誰に相談すればわからないときは「Kimochi」のようなカウンセリングサービスもあわせて活用がおすすめです。登録は無料なので、興味がある方はお気軽にご登録ください。