「上司が嫌いで職場に行きたくない」
「上司と接するのがストレスだ」
上記のように、職場の上司との関係性などにお悩みではないでしょうか。毎日のように接する上司を嫌いになると、ストレスが溜まりやすく体調や仕事に影響が出る場合があります。
本記事では、上司が嫌いになったときの対処方法を紹介します。
上司が嫌いでストレスを感じている人は、ぜひ最後までご覧ください。
上司を嫌いになってしまう原因は?嫌われる上司の特徴
なぜ上司を嫌いになってしまうのか、嫌われる上司の特徴は下記があげられます。
- その日の機嫌で言うことが変わる
- 部下に責任を転嫁する
- 人の好き嫌いを表に出す
- 部下よりも仕事ができない
- パワハラ・セクハラが常態化している
それぞれの特徴を詳しく解説していきます。
その日の機嫌で言うことが変わる
上司がその日の機嫌でいうことが変わると、部下にとってストレスの原因です。
「朝礼で言っていた指示と変わっている」「昨日はこのやり方でよかったのに今日はダメだった」など、一貫性がないコミュニケーションは混乱しやすく、信頼関係を大きく損ねます。
部下にとっては、この不確実な点が不安や不満を増大させストレスにつながります。加えて、他人には厳しいものの自分に甘い上司であれば、部下としても嫌な感情を抱くでしょう。
部下に責任を転嫁する
上司が部下に責任を転嫁すれば、その上司を嫌いになっても仕方ありません。部下のミスであれば、上司もミスをフォローし改善に努めるのが通常です。
しかし、上司によっては部下のミスで自分の責任問題に発展するのを懸念して、フォローなどをしない場合もあります。一方で、部下が頑張って成果を上げても自分の手柄にしようとする上司もいるでしょう。
部下に責任転嫁したり手柄を横取りしたりするような上司は嫌われても仕方ありません。
人の好き嫌いを表に出す
人の好き嫌いを表に出す上司も部下にとってはなかなか好きになれないものです。例えば、好意を持ったり馬があったりする部下には積極的にサポートするものの、嫌いな部下に対しては同様のサポートをしないケースがあげられます。
通常、上司であれば分け隔てなく部下に接することが求められますが、平等に接することができない人物もいます。好き嫌いを露骨に言動に出すような上司は、やはり嫌われるでしょう。
また、好き嫌いが激しい上司は、自分の意見に従う部下を周りに置き、プロジェクトなどを進める傾向にあります。偏ったメンバーでプロジェクトなどを進めれば、部署の業績に悪影響を与えるおそれもあるでしょう。
部下よりも仕事ができない
上司だからといって、必ずしも部下より仕事ができるとは限りません。しかし、部下よりも仕事ができない上司は尊敬されづらく、人間関係の構築もうまくいかないでしょう。「なぜあの人は仕事もできないのに管理職なのか?」と部下に思われてしまえば、上司は信頼されません。
日本において年功序列の風潮は少なくなってきていますが、勤続年数だけで役職に就いた人は、仕事ができない可能性があります。
パワハラ・セクハラが常態化している
パワハラやセクハラが常態化している上司も嫌われます。例えば、体育会系の上司が根性論のノリで指導してもついていけない部下もいるでしょう。そして、仕事で失敗したときに怒鳴ったり感情的になったりする上司であれば、部下も委縮し嫌悪感を抱きます。
他にも女性の部下に対して、性的な言動(セクハラ)で嫌悪感を抱かせる上司もいます。
パワハラと同様にセクハラも決して許される行為ではありません。そういった意味でも、パワハラやセクハラが常習化している上司は避けたいところです。
なおパワハラを受けたときの対処法については、こちらの記事を参考にしてみてください。
嫌いな上司にイライラしてストレスを溜めないためのコツ
嫌いな上司がいてもストレスを溜めずに接するコツを5点あげてみます。
- 表面上は丁寧に接する
- 嫌なことを言われても真に受けない
- 理解してくれる同僚を味方につける
- 嫌いな上司と無理に仲良くなろうとしない
- 嫌いな上司のなかに学べる部分がないか探す
職場に嫌いな上司がいるときは、上記の方法を実践してストレスをできるだけ溜めないようにしましょう。
表面上は丁寧に接する
嫌いな上司がいても表面上は丁寧に接しましょう。「仕事だけで接する」と割り切ることで、ストレスの軽減につながります。「丁寧に接する」とはいっても、無理に改まったり表情をつくろったりしなくても大丈夫です。
自分に無理が生じない程度に、丁寧に接してみてください。上司も丁寧に接してくる部下であれば、態度を荒げはしないでしょう。
上司へのあいさつや返事の際はしっかり目を見たり話を聞くときには傾聴したりすれば、丁寧さが伝わります。また、仕事上の報連相をこまめに行えば、コミュニケーションを取りづらい上司へのリスクヘッジになるでしょう。
嫌なことを言われても真に受けない
上司から嫌なことを言われても真に受けないようにしましょう。自分自身が「嫌い」と感じる人の言葉は何を聞いても不愉快な気持ちになるものですが、その度にイライラしていては精神的につらくなります。
ただし、単に受け流して上司の話に反応しなければ、より一層、強く当たられることもあります。無反応ではなく、上司の言葉に適当に話を合わせることで「聞いている」とポーズを取れます。上司も何かしらの反応を感じ取れれば、強く当たることも少ないでしょう。
理解してくれる人を味方につける
嫌いな上司がいるときは、それを理解してくれる同僚を味方につけてください。嫌いな上司について共感できる同僚がいれば、職場でも孤立しづらく、ストレスを溜め込まずに済みます。また、上司から嫌なことを言われても、精神的な支えになってくれるでしょう。
さらに、上司との接し方を相談でき、ストレスが溜まりづらい方法を見つけられます。困ったときに相談できるような同僚を見つけて、上司との接し方などを検討してみましょう。
そうは言っても仕事における人間関係は複雑なため、味方になってくれる人が必ずいるというわけではないと思います。
オンラインカウンセリングKimochiでは、心の居場所として、あなたをサポートします。
嫌いな上司と無理に仲良くなろうとしない
嫌いな上司と無理に仲良くなろうとしなくても構いません。「嫌いな上司と職場での人間関係を構築しておこう」と考えてもストレスになります。職場は友人や知人をつくる場ではなく、あくまでも仕事をする場所です。
嫌いな上司がいたら無理に仲良くなろうとせず、最低限の関係にとどめておきましょう。必要以上の人間関係を構築しないほうが仕事がスムーズな場合もあります。嫌いな上司とは適度な距離を保ちながら接してみてください。
嫌いな上司のなかに学べる部分がないか探す
一度「嫌い」と感じると、その人の悪い部分に目が行きがちです。人の悪い部分に目がいくと、自分自身の精神状況も悪くなります。結果的にストレスを溜め込むこともあるでしょう。
そこで、上司の言動を細かくチェックし、良いところを見つけてみてください。いくら嫌いな上司とは言っても悪いところばかりではありません。何かしら良いところを見つけられれば、上司に対しての嫌悪感も軽減されるでしょう。
例えば「無口で接しづらい」と感じても、裏を返せば「真面目で思慮深い」と考えられます。「頑固で意見を曲げない」としても「信念がある」と言い換えが可能です。また、仕事に対しての姿勢や具体的な取り組み方から学べる点があるかもしれません。
嫌いな上司と関わりたくない!限界を感じたときの対処法
ストレスを溜めないように嫌いな上司との接し方を実行しても、限界を感じる場合があります
- 休暇をとってリフレッシュする
- 嫌いな上司より上の立場の人に相談する
- 労働基準監督署に相談する
- 人事部に異動願いを出す
- 転職を検討する
- 公認心理師の資格を保持するカウンセラーを頼る
嫌いな上司に限界を感じたときは、上記の対処法を実践してみてください。
休暇をとってリフレッシュする
嫌いな上司と接することに限界を感じたら休暇をとって心身をリフレッシュさせましょう。リフレッシュの方法は人によって異なりますが、趣味に時間を使ったり家でゆっくり過ごしたり、自分の好きなことに費やしてみてください。
自分の好きなことであれば、その時間は嫌なことを忘れられるからです。また、有給休暇を取得しているのであれば、取得してリフレッシュの期間に充てると、休みながらも給与がもらえます。
有給休暇は一定の条件を満たせば、正社員以外にも付与されます。例えば、勤続年数が半年であれば10日間の有給休暇が付与されます。
嫌いな上司より上の立場の人に相談する
嫌いな上司より立場が上の人への相談も有効です。パワハラやセクハラ、責任転嫁など上司の態度で度を超すときは、その上司の上役に対応してもらえるからです。
ただし、上役に相談するときは、上司の嫌いな部分を伝えるのではなく、部署内やチーム内で起こっている問題や上司の問題行動を伝えましょう。
そうすることで、上司の問題行動への注意や改善のために上役が対策を取りやすくなります。
オンラインカウンセリングのKimochiでは、職場での人間関係の悩みについて公認心理士のカウンセラーが相談に乗ります。気になる方ぜひ一度お試しください。
労働基準監督署に相談する
上司だけではなく会社全体として問題がある場合は、労働基準監督署に相談してみてください。例えば、法律で定められている残業時間を超える労働をさせられた場合などです。
労働基準監督署は、労働基準法などの法律をもとに、企業を監督するため、法令違反がある会社に対応してくれます。
ただし、セクハラやパワハラなどのハラスメントに関する問題は、労働基準監督署に相談しても対応してくれない場合があります。ハラスメント問題は労働局に相談すると、上司とのトラブルについてアドバイスがもらえます。
人事部に異動願いを出す
嫌な上司に我慢できないならば、人事部に異動願いを出すのも方法の1つです。部署での仕事が好きならば「上司を人事異動させてほしい」と伝えたいところですが、現実的ではありません。
自分が異動願いを出せば、他部署に行くわけですから嫌な上司と顔を合わせる必要がなくなります。ただし、異動願いもすぐに受理されないこともあるため、早めに人事部と相談してみてください。
転職を検討する
会社内で異動ができない場合や、できるだけ早く嫌いな上司との関係を断ち切りたいときは、転職を検討してみましょう。
転職すれば職場が変わるため、新たな環境で生活をスタートできます。もちろん、嫌いだった上司も居ないため、ストレスから解放されます。
ただし、転職する際は、現職の退職時期には注意しましょう。いきなり欠勤せず、社内の就業規則などに従って適切に退職を進めてください。
公認心理師の資格を保持するカウンセラーを頼る
心理カウンセラーに相談し悩みや不安、不満を吐き出すと、心が落ち着いたりストレスの改善方法を教えてもらえたりします。
「心理カウンセラー」と聞くと、相談するのもハードルの高さを感じますが、近年ではオンラインでカウンセリングを受けることも可能です。
また、心理カウンセラーはメンタル面のプロですから、より適切なアドバイスをもらえます。いち早く悩みを解決したい場合は、心理カウンセラーを頼ってみてください。
ポイントとして、公認心理師(国家資格)を持つカウンセラーを選ぶことをおすすめします。
嫌いな上司に悩んでいてもやらないほうが良いこと
嫌いな上司に悩んでいたとしても、次の行為は避けましょう。
- 上司からの指示を無視する
- 嫌いであることを態度に出して上司と接する
- 会社内にいる信頼関係が薄い人にも愚痴を言う
上記の行為によって、上司との関係性が悪化し、自分自身のストレスもより大きくなる可能性があります。
なお職場における良好な人間関係の作り方については、こちらの記事をご覧ください。
上司からの指示を無視する
上司からの指示を無視してはいけません。どの会社でも就業規則が定められていますが、正当な理由がなく上長からの指示に従わない場合には処分の対象になることが多いです。
また、上司からの指示を無視すると部署内の仕事がスムーズに進まず、他の社員に迷惑をかけます。嫌いな上司からの指示であっても無視せずに、最低限の仕事をこなしてください。
嫌いであることを態度に出して上司と接する
嫌いであることを態度に出して上司と接することも避けましょう。例えば、上司に反抗的な態度を取ることがあげられます。仕事において必要であれば、意見を言うことも大事ですが、感情的な反論とは意味が違います。
暴言を吐いたり単にキレたりすれば、上司との関係性が悪化する一方です。さらに、感情的な態度を見た周りの社員にも嫌悪感を与え、職場での居心地も悪くなるでしょう。
会社内にいる信頼関係が薄い人にも愚痴を言う
会社内の同僚や関係性が薄い人など、誰彼構わず愚痴を言うのも避けてください。最近ではSNSで愚痴や悪口を書き込むケースもあるでしょう。
愚痴や悪口を言えば自分の心も多少はすっきりするかもしれません。しかし、関係性が薄い人に話しても共感されづらく、場合によっては嫌悪感を抱かれます。
嫌いな上司で仕事が辛いならオンラインカウンセリングの「Kimochi」を頼ろう
嫌いな上司で仕事がつらいときはオンラインカウンセリングの「Kimochi」を頼ってみてはどうでしょうか。
「Kimochi」は国家資格を持つカウンセラーのみが在籍し、質の高いカウンセリングを受けられます。また、いきなりカウンセリングを受けるのではなく、無料ヒアリングで最適なカウンセラーを紹介してもらえます。
土日や平日の夜でも予約が取れるため、すぐに相談したい人にもおすすめです。まずは無料ヒアリングを受けて、自分にぴったりのカウンセラーを見つけてみてください。
まとめ
長時間過ごす職場に嫌な上司がいたらストレスが溜まり、嫌な気持ちになるものです。しかし、感情に任せた態度を取ると周りに迷惑をかけます。
この記事を参考に嫌いな上司への対処法を実践し、ストレスの改善を目指しましょう。
なお、嫌な上司への対処法やストレス軽減の方法などを専門家に相談したいときは、無料ヒアリングが可能なオンラインカウンセリング「Kimochi」がおすすめです。
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