カウンセリングに興味はあるけど、具体的な流れや受け方がわからないと思っているのではないでしょうか。
今回は、カウンセリングの流れと受け方、サービスを選ぶポイントをくわしく解説します。
カウンセリングの流れを見る前に!カウンセリングの簡単解説!
カウンセリングとは、専門的知識を持っているカウンセラーとの対話によって、相談者の悩みや困りごとの解決をサポートすることです。
悩みを解決するための糸口が見つけられ、人生がより良くなるだけではなく、精神疾患の防止・改善につながります。
カウンセリングの目的
カウンセリングの目的は、自分の悩みや問題に気づき、ストレスを緩和させることです。
カウンセラーはアドバイスではなく悩みを傾聴し、共感して受け止める姿勢で、相談者の話を聴きます。
セラピーとの違い
セラピーは、セラピストが悩み解決のために具体的にアドバイスします。
一方、カウンセリングはカウンセラーが解決策を出すのではなく、相談者自身が自分で考える必要があります。
カウンセラーが相談者の話を丁寧にまとめ、専門的知識やテクニックを使いながら悩みに向き合うため、ひとりで抱え込む必要が無くなります。
カウンセラーの資格
カウンセラー資格は多岐に渡りますが、専門性の高い資格は、臨床心理士と公認心理師です。
「臨床心理士」とは、大学院の修士課程を修了後、試験に合格すると取得できる資格です。
病院や学校、児童養護施設などさまざまな現場で働いています。
また「公認心理師」は、保健医療・福祉・教育などの分野で、心理学に関する専門的知識と技術を活かせる資格です。
カウンセリングの料金について詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
どんな人がカウンセリング受けるの?
カウンセリングは、心に関して困っていることがある人や、精神疾患や障がいがある人だけではなく、悩みがない人が、考えを整理したい目的で受けています。
小学生から80代の方まで幅広い年代の方が受けています。
社会的立場でいうと、会社員から学生の方までさまざまで、幅広い層で受けられているのが現状です。
カウンセリングはなぜ受けた方がいいのか?
カウンセリングを受けた方がよい理由として、以下の内容が挙げられます。
- 自分の中の気持ちが整理され、心身ともに軽くなる
- カウンセラーから心理学的な視点で、助言をもらえる
- 問題解決能力が身につく
- 自己肯定感が高まる
カウンセリングは、自分で問題に向き合うためのサポートを行う場所です。
受けることで自分の気持ちがわかり、問題に向き合えるようになります。
一般的にカウンセリングは、心が疲れ切ってしまった人・うつ病になった人が行くところと思っている方も多いと思います。
Kimochiのカウンセリングでは、周りの人に相談したら恥ずかしい悩みや、仕事・恋愛・人間関係の悩みなど様々な悩みを公認心理師・臨床心理士の資格を持つ心の専門家に相談することができます。
カウンセリングの流れ!4ステップ
カウンセリングは、以下のような流れで行われます。
対面とオンラインは、予約の仕方が異なります。
それぞれのカウンセリングの流れについて、具体的に説明します。
カウンセリングルーム・カウンセラーを検索
対面かオンラインのどちらを受けたいかを検討した後に、具体的な機関を検索しましょう。
対面の場合は、地域名に加えて「〇〇カウンセリングルーム」「〇〇相談室」と調べると、相談機関が出てきます。
オンラインの場合は「オンラインカウンセリング一覧」としらべて、自分が合いそうな機関を選んでみてください。
もし受けたい機関が決まっていれば、機関名をそのまま検索してみてもよいでしょう。
カウンセリングを予約
希望する相談機関が決まったら、予約をとりましょう。
カウンセリングは原則的に予約制で、希望する日時を決めておく必要があります。
個人でやっている相談機関は、電話予約の場合が多い傾向ですが、インターネット予約を取り入れている場所もあります。
オンラインカウンセリングの場合、予約自体はインターネットから24時間365日受け付けています。
電話対応が苦手な場合は心理的負担を軽減するために、インターネット予約を扱っている機関を選んでください。
初回カウンセリング
初回カウンセリングは、継続カウンセリングと比べて長い時間行われる傾向があります。
カウンセラーがアセスメントを行うためです。
アセスメントとは評価という意味で、カウンセリングや心理療法を用いて問診することです。
相談者がどのような人なのかを詳しく知るために、さまざまな質問をします。
具体的には、以下のような内容を聞き取ります。
- 幼少期について
- 家族関係・家庭環境
- 友人関係
- 恋愛関係
- 学生時代について
- 好きなこと
- 嫌いなこと
- 苦手なこと
- 今悩んでいること
対面の初回カウンセリングは、60分〜90分程かかると見込んでよいでしょう。
ただしオンラインカウンセリングの場合は、最初から30分〜60分ほどに時間が設定されている場合があります。しかし、30分のカウンセリングではカウンセラー側も出来ることが限られているため、60分〜90分のカウンセリングを選ぶことが良いでしょう。
継続するかどうかは、カウンセリングの中でカウンセラーとよく話し合うことが重要です。
対面とオンラインどちらにしても、相談者の状況と気持ちに寄り添うことには変わりはないため、安心して話してください。
継続カウンセリング
初回カウンセリングで、カウンセラーと継続カウンセリングの合意が取れた場合に行われます。
最初のうちは、カウンセリングの場に慣れず緊張するかもしれません。
しかし気を遣って話そうとせず、ありのままの自分でいることが大切です。
可能であれば、緊張している気持ちを話してみると、話が徐々に展開していく可能性もあります。
継続カウンセリングを思考の整理や、問題を改善させるための場所として活用してください。
カウンセリングの方法はどんなものがあるの?場所や料金について
カウンセリングは個人向けだけではなく、グループで行う場合もあります。
具体的な方法は以下のとおりです。
特徴 | |
オンラインカウンセリング | 時間や場所を選ばず手軽に利用できるが、機械の設定が必要で、ネットワーク環境の不具合が起きる場合もある |
対面カウンセリング | 同じ空間にいることで、根本的な問題解決が望めるが、時間や場所の制約がある |
グループカウンセリング (家族・カップル・夫婦) |
1対1のカウンセリングよりも参加しやすいが、深い悩みは話しにくい |
電話カウンセリング | 声色で相談できるが、表情や仕草といった視覚的なやり取りができないため、意図が伝わりづらい |
メールカウンセリング | 気軽に連絡できるが、文字の捉え方が人によって異なりやすく、また返事に時間がかかる |
チャットカウンセリング | メールよりも気軽にメッセージを送りやすいが、文字だけだと伝えたい意図が伝わりづらい |
新型コロナウイルスの影響で、オンラインカウンセリングの需要が高まり、選択する方が増えています。
もし顔を合わせての対話が苦手な場合は、メールや電話カウンセリングを選んでみてください。
カウンセリングを行う場所
カウンセリングを行う場所は、臨床心理士や公認心理師が在籍している個人のカウンセリング機関だけではなく、以下の場所があります。
- 企業内に設置しているカウンセリング機関
- 民間企業が提供しているカウンセリングサービス(オンライン・電話相談・メール)
- 精神科・心療内科
- 保健所
- 精神保健福祉センター
悩みや抱えている症状の重さにより、カウンセリングを受ける場所が異なります。
特に、精神科・心療内科にかかっている方の場合は、自分の判断でカウンセリング場所を決めずに、主治医の指示に従いましょう。
症状が悪化し、症状改善までに時間がかかってしまうためです。
カウンセラーと有意義な時間を過ごすために、自分の特性に合ったカウンセリングの場所を選びましょう。
カウンセリングの料金
カウンセリングの料金は場所によって異なるため、機関のホームページを確認しましょう。
金額の一例は、以下のとおりです。
- オンラインカウンセリング:約5,000円〜10,000円
- 精神科(医師・保険適用パターン):約3,000円(10,000円の場合)
- 個人でやっている相談機関:約7,000~10,000円
オンラインカウンセリングの方が安く、個人でやっている相談機関の方が高い金額設定の傾向があります。
カウンセリング料金の支払いが厳しい場合は、自治体の無料相談窓口である「こころの健康相談統一ダイヤル」を活用してみてください。
オンラインカウンセリング「Kimochi」では、自分に合ったカウンセラーを見つけることができます。
Kimochiでは、オンラインで経験豊富の信頼できる臨床心理士や公認心理師がカウンセラーとして登録しています。
自分に合ったカウンセラーと一緒に悩みの第一歩を踏み出しませんか?
カウンセリングの効果的な受け方
カウンセリングを効果的に受けるためには、カウンセラーに気を遣いすぎないことです。
具体的には、以下のような姿勢でいるとよいでしょう。
- カウンセリングに協力的
- カウンセリングを信じる
- 沈黙も気にしない
- 思ったことを言ってみる
- どうなりたいかを考えてみる
カウンセリングは、カウンセラーとの対話で成立します。
カウンセリングの場で思ったことを伝えて、どうなりたいかをカウンセラーと一緒に考えてみましょう。
カウンセリングを受ける時の注意点
カウンセリングを受けるときの注意点は、精神疾患による症状が重く出ている場合、精神科への受診を優先することです。
具体的な症状は、以下のとおりです。
- 幻聴・幻覚
- 摂食障害
- 自殺願望が強い
- 重度の不眠・仮眠
カウンセラーは医師ではないため、薬を処方できる立場ではありません。
例えば重度の不眠症状が出ていて、睡眠薬を処方してもらいたいと思っても、カウンセラーは対応できないため、精神科を受診してください。
カウンセリングで相談される代表的な5つの悩み
カウンセリングでは、相談できる悩みに制限はありません。
しかしカウンセリングとなると、何を話したらよいかわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
以下のような悩みを相談される方が多い傾向にあります。
- 仕事関係の悩み
- 自分の心に関する悩み
- 友達・知人に関する悩み
- 恋愛関係の悩み
- 家族関係の悩み
あくまでも相談できる悩みの一例であるため、参考程度に留めてください。
自分が抱えている悩みを、相談してみることが重要です。
仕事関係の悩み
仕事における悩みは、ストレスの主な原因となります。プロジェクトの進行について、上司や同僚との人間関係、キャリアの方向性など、様々な問題が絡み合って複雑な状況を生むことがあります。
例えば、社内でのコミュニケーションにおけるストレスや、昇進競争のプレッシャー、仕事のパフォーマンスに対する自信の欠如などが挙げられます。
カウンセリングサービスを選ぶ際には、産業やキャリアなど職場での問題に特化した専門知識を持つカウンセラーがいるかどうかを確認しましょう。
自分の心に関する悩み
日々の生活や出来事に対する自身の反応や感情を理解するのは困難な時があります。
心の中にある不安や悲しみ、自己肯定感の低さなど、自己理解を深めることが求められる場合、例えば、自分がどうして常に不安を感じてしまうのか、過去のトラウマが現在の生活にどのような影響を及ぼしているのかといった問いに答えるために、自己理解に焦点を当てたカウンセリングサービスを選びましょう。
友達・知人に関する悩み
友人や知人との関係もまた、私たちの生活に大きな影響を及ぼします。
友情にまつわる問題、社会的なプレッシャーやグループ内での自己位置付けなど、友達や知人に関する悩みは個々の状況によります。
例えば、友人との関係で起きた裏切り、新しい環境での友達作りの難しさ、SNSを通じた人間関係の悩みなどがあります。
これらの問題を解決するためには、人間関係の専門家の支援が必要となることがあります。その際、その種の問題に経験豊富なカウンセラーがいるカウンセリングサービスを選ぶことが重要です。
恋愛関係の悩み
恋愛関係は喜びをもたらす一方で、時には混乱や苦しみの原因となります。
本当に好きかどうかがわからない、パートナーとのコミュニケーション、信頼関係の構築、過去の恋愛経験からの回復など、恋愛に関する悩みを解決するためには、例えば、パートナーとの意思疎通の難しさや、浮気の問題、失恋から立ち直るための支援などを手助けする、恋愛やパートナーシップに特化したカウンセリングサービスを選ぶことが良いでしょう。
家族関係の悩み
家族は私たちの生活の中心であり、その関係性は私たちの心に深く影響を及ぼします。
しかし、家族関係の悩みは複雑で深遠であることが多く、例えば、親との関係性の問題、兄弟間の対立、または親の介護問題などがあります。
それを解決するためには専門的な手助けが必要となることがあります。家族の問題に対応する経験と知識を持つカウンセラーが在籍するカウンセリングサービスを選びましょう。
カウンセリングサービスを選ぶときの5つのポイント
カウンセリングは私たちが日々の生活や働く上で直面する課題に対処し、自己理解を深めるための重要なツールとなります。
しかし、多くのカウンセリングが存在する中で、どのサービスを選べばよいのかを決めるのは難しいかもしれません。
次に紹介する「カウンセリングサービスを選ぶときの5つのポイント」を参考にして、ご自身に合ったカウンセリングサービスを選んでみてください。
- 自分の悩みを解決してくれるカウンセラーがいる
- カウンセラーが有資格者である
- カウンセリング方法が自分に合っている
- 続けられる料金・場所である
- サポート体制が整っている
1.自分の悩みを解決してくれるカウンセラーがいる
自分の悩みを解決してくれる、カウンセラーがいるかを、確認しましょう。
対面カウンセリングの場合は、初回カウンセリングのときに、性格面や話し方が合いそうかどうかを判断してみるとよいでしょう。
オンラインカウンセリングの場合は、カウンセラーの顔写真やバックグラウンドから判断してみてください。
2.カウンセラーが公認心理師・臨床心理士である
カウンセラーの資格は、30年の歴史がある臨床心理士と、国家資格である公認心理師があります。
有資格者だからといって確実に悩みが改善されるわけではありませんが、専門性と対話スキルが高いため、安心して相談できるかの判断材料にしてみてください。
3.カウンセリング方法が自分に合っている
カウンセリング方法が自分に合っているかどうかも、サービスを選ぶときに大事なポイントです。
例えば、認知行動療法・傾聴・具体的なアドバイスをくれるかどうかを基準に選んでみてください。
「Kimochi」では、臨床心理士と公認心理師のスタッフが在籍しており、秘密が守られた環境で傾聴やアドバイスがもらえます。
4.続けられる料金・場所である
カウンセリングの場合は、対話を積み重ねて徐々に変化が起こるため、一回では効果が出ることは無いといっても過言ではありません。
したがって、カウンセリングの料金や場所で継続しやすいかどうかを考えるのも重要です。
場所が遠すぎたり、カウンセリングの料金が高すぎたりするとカウンセリングのモチベーションが下がる可能性があるからです。
自分にとって、料金や場所が負担にならないかどうかを確かめてみてください。
5.サポート体制が整っている
カウンセリングサービスのサポート体制が、整っているかどうかを確認しましょう。
オンラインカウンセリングの場合、運営元のサポート窓口を活用してみてください。
対面カウンセリングで、何か気になることがあったら、カウンセラーか機関のスタッフに問い合わせてみましょう。
オンラインカウンセリング「Kimochi」
おすすめのオンラインカウンセリングサービスは「Kimochi」です。
心理の専門家が在籍していて、気持ちに寄り添いながら助言がもらえます。
「Kimochi」は、臨床心理士や公認心理師がカウンセラーとして登録しています。
登録後、最短30分でカウンセリングが受けられるためすぐに相談したい人にぴったりです。
Kimochiでは、担当カウンセラーによって価格が異なりますが、利用しやすい価格帯を目指しています。
料金は、3,300円〜7,700円(30分〜60分)のカウンセリングになります。
悩みの解決には時間を要しますが、カウンセラーと話し合うことで解決の糸口が見出せます。
Kimochiではカウンセリングを受ける前に、カウンセラーの話している姿を動画で確認でき、雰囲気や人柄がわかります。
自分に合ったカウンセラーと意味のあるカウンセリングで、一緒に悩みの第一歩を踏み出しましょう。
オンラインカウンセリングが合わない場合は、対面のカウンセリングやチャットカウンセリングを選び、自分に無理のないカウンセリングで心のケアをしてみてください。
カウンセリングの流れ!まとめ
今回は、カウンセリングの流れと、サービスを選ぶときの5つのポイントを解説しました。
自分の気になる機関・サービスを検索し、予約することでカウンセリングが受けられます。
料金や場所は、それぞれ異なるため事前にホームページで確認しましょう。
もし精神面の症状が重い場合は、精神科への受診を優先することが重要です。
すぐにカウンセリングを受けたい場合は、登録後30分で利用可能な、オンラインカウンセリング「Kimochi」を活用してみてください。