「カウンセリングって、予約してから何をするの?」 「初回でいきなり深い話をしないといけない?」 と不安に思っていませんか?
初めてのことは、先が見えないだけで緊張するものです。カウンセリングも、どんな順番で進むのかがわかっていれば、ずいぶん気持ちが楽になります。
この記事では、カウンセリングの流れを次の順番で紹介します。
- 相談先を探してから終わるまでの、5つのステップの全体像
- 予約の方法と、予約のときに伝えること(メールの例つき)
- 初回面接(インテーク面接)で行うことと、聞かれること
- 見立て(アセスメント)から継続、終結までの進み方
- 精神科・心療内科、スクールカウンセラー、夫婦、オンラインなど、相談先による違い
カウンセリングの流れは5つのステップ
心理カウンセリングは、多くの場合、次の5つのステップで進みます。
- 相談先を探す:オンライン、民間の相談室、学校や職場の相談室などから選ぶ
- 予約する:電話・メール・ウェブのフォームなどで日時を決める
- 初回面接(インテーク面接)を受ける:困っていることや背景を話し、今後の進め方を相談する
- 見立てをもとに継続して話す:目標を共有し、回数を重ねながら一緒に考える
- 終結する:目標に近づいたら、話し合って終わりを決める
1回だけで終わるカウンセリングもありますが、多くは何回か続けて受けます。カウンセリングは、カウンセラーが答えを出すのではなく、話す人が自分の気持ちや考えを整理し、自分なりの道を見つけていくのを支える場です。そのため、ある程度の時間をかけて進むのが自然なのです。
ここからは、それぞれのステップで何をするのかを順番に見ていきましょう。Kimochi の記事カウンセリングの流れを3つのフェーズで解説でも、初回から終結までの進み方を紹介しています。
ステップ1 自分に合う相談先を探す
最初のステップは、どこでカウンセリングを受けるかを決めることです。主な相談先には、次のようなものがあります。
- オンラインカウンセリング:自宅から、ビデオやチャットで相談したいとき
- 民間のカウンセリングルーム:対面で、継続して相談したいとき
- 学校や職場の相談室:学生ならスクールカウンセラーや学生相談室、会社員なら社内の相談窓口
選ぶときは、カウンセラーの資格(心理職で唯一の国家資格である公認心理師や、臨床心理士など)、料金、通いやすさ、相談できる時間帯などを確かめておくと安心です。
たとえばオンラインカウンセリングの「Kimochi」は、カウンセラー全員が公認心理師で、顔出し不要・匿名で利用できます。土日祝や平日の夜にもスマホから相談でき、相性が合わないと感じたら何度でもカウンセラーを変更できます。通う時間がとりにくい方や、近くに相談先がない方でも始めやすい方法です。
相談先の種類や、自分に合うところの見つけ方は、カウンセリングを受けたいときはどうすればいい?で詳しくまとめています。選ぶときのポイントはカウンセリングの選び方も参考にしてください。
ステップ2 カウンセリングを予約する
カウンセリングは、ほとんどが予約制です。相談先が決まったら、予約をとりましょう。
予約の方法
予約の方法は、相談先によって違います。
- 電話:個人で開いている相談室や、医療機関に多い
- メール・ウェブのフォーム:時間を気にせず申し込める。電話が苦手な人に向く
- アプリ・会員ページ:オンラインカウンセリングに多い。空いている日時を見て、自分で予約できる
電話をかけるのが緊張するという方は、メールやウェブで予約できる相談先を選ぶと、最初の一歩が軽くなります。
予約のときに伝えること(メールの例)
予約のときには、次のようなことを聞かれることが多いです。
- 名前と連絡先
- 希望する日時(候補をいくつか)
- 相談したい内容(ひとことで大丈夫)
- 対面かオンラインか、希望するカウンセラーがいればその名前
- 通院中かどうか
メールで予約するときは、たとえば次のような書き方で十分です。
はじめてカウンセリングを希望します。〇〇と申します。
職場の人間関係で気持ちが落ち込むことが続いていて、一度話を聞いていただきたいと思い連絡しました。
希望日時は、〇月〇日(〇)の19時以降か、〇月〇日(〇)の午前中です。
連絡先:〇〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇
どうぞよろしくお願いいたします。
相談内容は、くわしく書かなくてかまいません。「くわしくは当日お話しします」と書いておけば大丈夫です。
予約が取れないとき・キャンセルや変更をしたいとき
人気のあるカウンセラーや、夜・土日の時間帯は、予約が取れないことがあります。そんなときは、次のような方法を考えてみてください。
- 平日の昼など、ほかの時間帯も候補に入れる
- 同じ相談先のほかのカウンセラーも検討する
- オンラインなど、ほかの方法で受けられる相談先を探す
体調や予定の都合で、予約をキャンセルしたり変更したりしたくなることもあるでしょう。多くの相談先では、キャンセルや変更の期限と、期限を過ぎた場合のキャンセル料が決められています。予約の前にキャンセルの決まりを確認しておき、行けなくなったら早めに連絡するのが安心です。
ステップ3 初回面接(インテーク面接)で行うこと
予約した日になったら、いよいよ初回のカウンセリングです。初回は、その後の進め方を決める大切な時間です。
インテーク面接とは
初回の面接は「インテーク面接」や「受理面接」と呼ばれます。インテーク(intake)には「受け入れる」という意味があり、カウンセラーが相談に来た人のことを知り、どんな手助けができそうかを考えるための面接です。
初回で悩みが解決するわけではありません。「今の状況を伝えて、これからどう進めるかを一緒に決める日」と考えておくと、気負わずにすみます。
初回で聞かれること
初回面接では、次のようなことを聞かれることが多いです。
- いま困っていること、相談しようと思ったきっかけ
- その悩みがいつごろから続いているか
- 睡眠や食欲、仕事や学校など、生活への影響
- 家族や周りの人との関係、これまでの生い立ち
- 通院や服薬をしているかどうか
- カウンセリングでどうなりたいか
相談先によっては、面接の前に問診票や申込書に記入することもあります。
すべてにうまく答えられなくても心配いりません。話したくないことは、話さなくてかまいません。「今はまだ話しにくいです」と伝えれば、カウンセラーはそのペースに合わせてくれます。何をどう話せばよいか不安な方は、カウンセリング前の準備と何を話すかの整理を読んでおくと安心です。
守秘義務と進め方の説明
初回では、カウンセラーから次のような説明があるのが一般的です。
- カウンセリングの進め方(1回の時間、頻度、料金など)
- 話した内容の秘密は守られること(守秘義務)と、その例外
- キャンセルや連絡の方法
公認心理師には、仕事の中で知った秘密を正当な理由なく漏らしてはならないという義務が、法律で定められています(公認心理師法 第41条)。ただし、命に関わる危険があるときなど、例外的に周りと連携することがあります。どんなときが例外になるのか、気になる場合は初回に聞いておくとよいでしょう。
参考:e-Gov法令検索「公認心理師法」
説明を聞いて、続けるかどうかを決めるのはあなた自身です。疑問があれば、遠慮せずに質問してください。
初回の時間と初回無料の相談
初回の時間は、相談先によってさまざまです。対面の相談室では、話を聞く時間を多めにとるため、2回目以降より長めに設定しているところもあります。オンラインカウンセリングでは、30分や60分など、プランで時間が決まっていることが多いです。予約のときに、初回は何分か、料金はいくらかを確認しておきましょう。
また、正式なカウンセリングの前に、初回無料の相談を設けているところもあります。ここでは、サービスの説明を聞いたり、どのカウンセラーが合いそうかを相談したりできます。
初回の流れがわかって、少しほっとした方もいるかもしれません。
Kimochiでは、プロフィールを見ながら、自分に合いそうなカウンセラーを選べます。
「何から始めればいいか」も、そこで気軽に聞いてみてください。
ステップ4 見立てと継続カウンセリング
初回が終わると、2回目以降のカウンセリングに入ります。ここからが、悩みにじっくり向き合っていく時間です。
アセスメント(見立て)と心理検査
カウンセラーは、初回や最初の数回の話をもとに、あなたの悩みがどんな状況から生まれているのか、どんな関わり方が役に立ちそうかを考えます。これを「アセスメント」や「見立て」と呼びます。
相談先によっては、見立てのために、質問紙に答える形などの心理検査を行うこともあります。心理検査は、自分の性格の傾向や今の心の状態を知る手がかりになるものです。受けるかどうかは、説明を聞いたうえで決めることができます。
見立ては一度で決まるものではありません。話を重ねるうちに新しいことがわかれば、そのつど見直されていきます。
目標を決めて対話を重ねる
見立てをもとに、カウンセラーと一緒に「カウンセリングでどうなりたいか」という目標を確認します。たとえば「上司との関係で落ち込みすぎないようになりたい」「自分の気持ちを言葉にできるようになりたい」など、身近な目標で大丈夫です。
継続のカウンセリングは、おおまかに次のように進んでいきます。
- はじめのころ:安心して話せる関係をつくりながら、悩みの全体像を整理する
- なかごろ:考え方のくせや気持ちの動きに気づき、日常で試せることを一緒に考える
- 終わりのころ:変化をふり返り、カウンセリングがなくてもやっていけそうかを確かめる
進み方はまっすぐではなく、よくなったと思ったら落ち込む、ということもあります。それも大切な過程の一部なので、そのときの気持ちをそのままカウンセラーに伝えてみてください。
通う頻度と期間の目安
頻度は、週に1回、2週間に1回、月に1回など、悩みの重さや生活に合わせてカウンセラーと相談して決めます。始めのうちは間隔を短めにして、落ち着いてきたら間隔をあけていく、という進め方もよくあります。
どのくらいの期間続けるかも、人によって違います。何回で終わると決まっているものではないので、ときどきカウンセラーと一緒にふり返りながら考えていきましょう。頻度の考え方は、カウンセリングを受ける頻度やカウンセリングの頻度・回数の目安は?でも紹介しています。
ステップ5 カウンセリングの終結
カウンセリングにも終わりがあります。終わることを「終結」と呼びます。
終結のタイミング
終結を考えるのは、たとえば次のようなときです。
- はじめに決めた目標に近づいた
- 悩みとの付き合い方がわかり、自分で対処できそうだと感じる
- 次の相談日までの間も、落ち着いて過ごせるようになった
終結は、カウンセラーが一方的に決めるものではありません。あなたが「そろそろ終わりにしたい」と感じたら、そのまま伝えてかまいません。多くの場合、急にやめるのではなく、間隔を少しずつあけたり、最後の回でこれまでをふり返ったりしながら、話し合って終わりを決めます。
一方で、「合わない」「効果がわからない」と感じてやめたくなることもあるでしょう。その気持ちも、まずはカウンセラーに伝えてみてください。進め方を見直すきっかけになることがあります。
終結後に困ったとき
終結後に、また気持ちがつらくなることもあります。それは失敗ではありません。多くの相談先では、必要になったときに再び相談することができます。終結のときに、困ったらまた連絡してよいかを確認しておくと安心です。
カウンセリングが終わったあとに気持ちが沈む、疲れるといった反応については、カウンセリング後に落ち込む理由で紹介しています。
相談先によるカウンセリングの流れの違い
ここまでの流れは、どの相談先でもおおむね共通しています。ただ、相談先によって最初の入り方などが少し違います。
精神科・心療内科の場合
医療機関では、まず医師の診察を受けるのが基本です。受付で問診票を書き、医師が症状や生活の様子を聞いたうえで、必要に応じて心理検査やカウンセリングが提案されます。カウンセリングは、医師の指示のもとで公認心理師などが担当することが多いです。
公認心理師は、相談する人に主治医がいる場合、その指示を受けることが法律で定められています(公認心理師法 第42条第2項)。すでに通院している方が別の場所でカウンセリングを受けたいときは、主治医に相談してから始めましょう。
医療機関でのカウンセリングが健康保険の対象になるかどうかは、条件によって違います。くわしくはカウンセリングが保険適用になる条件をご覧ください。精神科のカウンセリングについては精神科カウンセリングとは?も参考になります。
スクールカウンセラーの場合
小学校・中学校・高校などには、スクールカウンセラーが配置されていることがあります。担任や保健室の先生を通して予約したり、相談室の利用案内に沿って直接申し込んだりするのが一般的です。保護者が子どものことで相談することもできます。来校日が限られていることがあるので、まずは学校に確認してみましょう。
夫婦・カップルで受ける場合
夫婦やカップルでのカウンセリングでは、2人一緒に話す回と、1人ずつ話す回を組み合わせることがあります。初回では、2人がそれぞれ関係をどう感じているか、どうなりたいかを聞くことから始まります。くわしくは夫婦カウンセリングやカップルカウンセリングの記事で紹介しています。
オンラインカウンセリングの場合
オンラインでは、会員登録をして、サイトやアプリからカウンセラーと日時を選んで予約するのが一般的です。当日は、決められた時間にビデオ通話やチャットでつながります。通う時間がかからず、自宅から受けられるのが特徴です。
たとえばオンラインカウンセリング「Kimochi」では、次のような流れで相談を始められます。
- 会員登録をする
- プランを選び、カウンセラーと日時を決めて予約する
- 当日はビデオ(カメラオフも可)またはチャットで相談する。夫婦や親子など2人で受けるペアも選べる
オンラインならではの注意点は、オンラインカウンセリングの注意点でまとめています。
夫婦や恋人との関係、家族のことなど、人との関わりの悩みも、カウンセリングで相談できます。
Kimochiなら、1人でも、2人一緒のペアでも相談を始められます。
カウンセリングの流れで気をつけたいこと
最後に、流れの中で知っておきたいことをまとめます。
合わないと感じたら、伝えてよい
カウンセラーとの相性は、カウンセリングの進みやすさに関わります。何回か話しても違和感が続くときは、その気持ちを伝えてみましょう。進め方を変えたり、ほかのカウンセラーを紹介してもらったりできることもあります。カウンセラーの探し方は、カウンセラーの探し方・選び方も参考にしてください。
診断や薬の処方が必要なとき
カウンセラーは医師ではないため、病気の診断や薬の処方はできません。通院中の方は、主治医に相談したうえでカウンセリングを始めましょう。カウンセリングは、診断や治療ではなく、話しながら気持ちや考えを整理していく場だと知っておくと、何を期待すればよいかが分かりやすくなります。
今すぐ誰かと話したいほどつらいとき
命の危険を感じるほどつらいときは #いのちSOS(0120-061-338)、身の危険があるときは110番へ連絡してください。
カウンセリングの流れがわかったら、あとは最初の予約だけです。
Kimochiでは、土日祝や平日の夜にも相談でき、登録から最短3時間で相談を始められます。
「話してみようかな」と思えた今が、始めどきかもしれません。
よくある質問
初回の内容や予約、終わり方など、カウンセリングの流れについてよくある質問をまとめました。
Q. 初回のカウンセリングは何分くらいですか?
相談先によって違います。対面の相談室では2回目以降より長めに時間をとるところもあり、オンラインでは30分や60分などプランで決まっていることが多いです。予約のときに確認しておきましょう。
Q. 初回は何をするのですか?
いま困っていることや、悩みが始まった時期、生活への影響などを聞かれます。あわせて、カウンセリングの進め方や守秘義務の説明があり、今後どう進めるかを一緒に決めます。話したくないことは話さなくてかまいません。
Q. 予約が取れないときはどうすればいいですか?
ほかの時間帯やほかのカウンセラーも候補に入れてみてください。オンラインの相談先を探す方法もあります。
Q. 予約のキャンセルや変更はできますか?
多くの相談先でできますが、期限やキャンセル料の決まりは相談先ごとに違います。予約の前に確認し、行けなくなったら早めに連絡しましょう。
Q. カウンセリングは何回くらいで終わりますか?
決まった回数はなく、悩みの内容や目標によって変わります。数回で区切りがつく人もいれば、長く続ける人もいます。ときどきカウンセラーと一緒にふり返りながら考えていくのがおすすめです。
Q. 終結のタイミングは自分で決めてもいいですか?
はい。「そろそろ終わりにしたい」と感じたら、カウンセラーに伝えてください。間隔をあけながら様子を見るなど、話し合って終わり方を決めていきます。終結後にまた相談したくなったら、再開できることも多いです。
Q. 精神科や心療内科のカウンセリングも同じ流れですか?
大まかな流れは同じですが、医療機関ではまず医師の診察を受け、医師が必要と判断したときにカウンセリングが行われるのが一般的です。通院中の方がほかの場所でカウンセリングを受けるときは、主治医に相談してから始めましょう。
流れや進め方についての疑問は、実際に聞いてみるのがいちばんの近道です。
Kimochiでは、相性が合わなければ何度でもカウンセラーを変更できます。
不安なことは、そのまま言葉にしてみてください。
まとめ
当記事では、カウンセリングの流れを、予約から初回面接、継続、終結まで順番に解説しました。
- カウンセリングは「相談先を探す・予約・初回面接・継続・終結」の5つのステップで進むことが多い
- 予約はメールやウェブでもできる。キャンセルの決まりは事前に確認する
- 初回面接(インテーク面接)は、今の状況を伝えて進め方を決める時間。話したくないことは話さなくてよい
- 見立てをもとに目標を共有し、頻度や期間はカウンセラーと相談して決める
- 終結は話し合って決め、終結後も必要なら再び相談できる
流れを知っておくだけでも、「よくわからないから不安」という気持ちは小さくなります。完璧に準備できていなくても大丈夫です。
つらさをひとりで抱えこまず、あなたに合う相談のしかたを見つけてください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
予約から終結まで、カウンセラーはあなたのペースに合わせて伴走します。
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※Kimochiはオンラインカウンセリングサービスであり、医療行為・診断・診療は行いません。通院中の方は、主治医の許可を得たうえでご利用ください。
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