本記事ではHSPあるあるについて解説します。
普段過ごしている中で「人の感情に敏感に反応する」「気疲れすることが多い」「頼まれると断れない」などと思うことはありませんか?当てはまるとHSPかもしれません。
本記事では私自身の体験談を元に作成しています。ぜひご覧ください。
HSPとは?繊細さんと呼ばれる理由を簡単に解説!
「人の目をつい気にしやすい」「人の気持ちを気にしすぎて落ち込みやすい」「嫌な出来事が起きるとそのことばかり考えてしまう」と感じたことはありませんか?
HSPとは、(ハイリー・センシティブ・パーソン/Highly Sensitive Person)といい、視覚や聴覚を始め人の気持ちに敏感、繊細で心が傷つきやすいなど感覚が敏感で日々生活をしていくなかで様々な刺激を受けやすいという特性を生まれつき持っていることで、日本の人口15~20%の人々がHSPに当てはまるとされています。
HSPについて詳しく知りたい方はこちらの記事をチェック!
HSPの特徴
HSPの特徴は様々あります。まず、聴覚に当てはまる不快に感じる音が苦手であることです。
例えば、車のエンジン音、赤ちゃんの泣き声、人の怒鳴り声、掃除機の音など人によって苦手な音は異なります。
嗅覚に当てはまる不快に感じる臭いも特徴に入ります。
他には人から気になることを言われたりすると「何か自分が悪いことをしてしまったのか」と一人反省会状態になり、落ち着くまで時間を費やすことも少なくありません。
自己否定して心が繊細であるがゆえにストレスがかかってしまうと考えられています。
「DOES」とは
HSPの特徴として「DOES(ダズ)」という4つの特徴があります。
- Depth of Processing / 考え方が複雑で深く処理をすること、物事を深く考えて行動
- Overstimulation / 過剰に刺激を受けやすく、敏感で疲れやすい
- Emotionalresponse and empathy / 全体的に感情の反応が強く共感力が高い
- Sensitivity to Subtleties / 些細な刺激を察知しあらゆる感覚が鋭い、気づきやすい
4つの特徴を一つずつ見ていきましょう。
Depth of Processing / 考え方が複雑で深く処理をすること、物事を深く考えて行動
物事を深く考えることができるHSPの特性を生かし、疑問に感じたことをすぐに質問することができ、1を聞いて10のことを想像して考えられることが上げられます。
この特性から真面目な性格と他者から言われたり、自分でもそう感じたりすることがあるかと思います。「何事も真面目に取り組める人で信頼できる」と他者から信頼を得ることができると長所に繋がってきます。
Overstimulation / 過剰に刺激を受けやすく、敏感で疲れやすい
日々生活していくなかでも家族、会社、仕事、友人との人間関係はつきものです。
例えば、会社で他者の視線が気になり見られている気がして仕事に集中することが難しく感じてしまい、休日は一日寝て過ごさないと回復できないといった現象にもなりかねません。
心を許している友人に会った時間は楽しく感じるものの次の日になると疲れが出たりすることもあります。
Emotionalresponse and empathy / 全体的に感情の反応が強く共感力が高い
人と話したり接していくなかで自分ごとのように考えることがあると思う方もいるかと思います。
例えば、人が怒られているのを間近にすると自分が怒られているように感じて不快に思い傷つくことがあります。
つい人の顔色や声色、様子を伺って気を使い気づかれすることが連鎖のように起こることがあります。しかし、人の様子や気持ちを感じ取ることができるということは「優しい」と人から思われたり信頼に繋がることにもなります。
Sensitivity to Subtleties / 些細な刺激を察知しあらゆる感覚が鋭い、気づきやすい
身の回りの環境の変化に敏感に感じやすい方もいるかと思います。例えば、転職で人間関係に変化があったり、引っ越しして環境が変わったり環境に適応することが最初は難しく高ストレス状態に感じる方もHSPでは少なくありません。身の回りの環境の変化に気づきやすいからこそ「自分のペース」を意識しながら今はゆっくり動いてみることなど考えることができます。
【HSPの日常あるある】SNS・ツイッターにおける意見・投稿例
SNSでは以下のような声がありました。HSPで悩む方は少なくないようです。
女性A
男性A
女性B
男性B
特に人の表情に気持ちが左右されやすく、仕事のお昼休憩で一人になれる時間が確保できると気持ちがリフレッシュできたりします。HSPでは人のことを考えない時間を意識して作ることが安心した生活を送るために必要になります。
【HSPあるある】20選をまとめて紹介!当てはまるかをチェック
実際にHSPや繊細さんはどのようなことを感じているのか、あるあるはどう言ったものがあるのかを20選として、まとめましたのでチェックしてみてください。
- 人が怒られているのを目の当たりにすると自分が怒られたように感じ不快になる
- ドアを閉める音が強く聞こえると不快に感じる
- 人から監視されているように感じると物事に集中できない
- 自分のペースを人に乱されたくない
- 人に会った後は気疲れする
- 相手の表情や声色を敏感で共感性が高く涙もろい
- 注意を受けると全否定されたと感じ一人反省会がしばらく続く
- 発言を求められる場面が苦手
- 話したいことを話すタイミングがつかめない
- 前向きな言葉を発信できる人に強く共感できる
- 一つのことをやり遂げるために深く考える
- 集団行動が苦手である
- 相手から物事を強制されると窮屈に感じる
- 人のことを優先して自分のことは二の次になる
- 時間を無駄にしてしまったと後悔することがある
- 人とくらべて落ち込むことがある
- 急な環境の変化に適応することに時間がかかる
- 疲れがたまると引きこもりたくなる
- 物事に対して厳しく細かい人が苦手
- パワハラやモラハラの対象にされやすい
①人が怒られているのを目の当たりにすると自分が怒られたように感じ不快になる
人が怒られている場面に出くわすことがあります。
こういった場面を目の当たりにすると「自分がもし次に怒られたらどうしよう」「この場にいたくない」とその場の空気を感じ取り離れたいと思うことがあります。
不穏な空気になってしまうと仕事をしていてもつまらなく感じてしまうこともあります。
- 上司が同僚や先輩に怒っているとき
- 怒っている人が近くにいて周囲がざわついているとき
- 人から上司が怒っていると悪い知らせを受けたとき
②ドアを閉める音が強く聞こえると不快に感じる
幼いころに親から怒られたときにドアを閉める音が大きく「親が怒っている」と不快に感じるなど大きな音が恐怖や不安に繋がることもあります。
ドアを閉める音は生活音ですが、時として配偶者や家族が不機嫌でいるときは尚更不快に聞こえてしまうものです。
昔から苦手である音は個人差はありますが、HSPや繊細さんにとっては嫌な記憶(トラウマ)になりかねないのです。
- 家族や配偶者が怒っていると感じたとき
- 風で閉まったと分かっていても怒っているときの音と同じなので不快になる
- 怒っている雰囲気や様子を思い出してしまう
③人から監視されているように感じると物事に集中できない
学生時代に先生から書き物をしているときに「早く書いて」と言われて見られながら勉強したことがあり、答えを書くことができなかったという経験がある人もいるのではないでしょうか?
社会に出るとオフィスのように常に上司から行動や電話応対の様子など監視され、上司から「対応が悪い」と言われたときには自己否定のゾーンに入ってしまいます。また、何も言われなくてもミスが出来ないと思うこともあるでしょう。
- 常に上司から見られていると感じたとき
- 自分が良くないことをしていると感じ仕事に集中できないとき
- ちゃんとしないといけないと思いつつ空回りしたとき
④自分のペースを人に乱されたくない
仕事をすることにおいて自分のペースを乱されてしまったことありませんか?
つい自分以外の人を優先に捉えてしまうことにより生じることで気づいたときには不快に感じていたなんてこともあります。
また、仕事上でその日の業務が強制的に決められていて時間で動かないといけないとなると後からものすごく疲れが出てしまいます。
- 人から言われたことが気になり焦って行動しようとするとき
- 人から言われたことが受け入れられないとき
- 自分優先でと考えていてもつい人のことを優先するとき
⑤人に会った後は気疲れする
親しい友人に会ったり会っている時は楽しい時間を過ごすことはできますが、家に帰った後にどっと疲れていたり、その日の夜になると疲れがでて過眠状態になることもあります。
仕事で人と関わることが多くある場合は休日に疲れが出ることがあり、外に出る気力がなくなるなんてことも少なくありません。
- 自分の家に帰ってきて安心したとき
- 何か不快なことは友人に言ってないかなと心配したとき
- 気を使わせてしまったと友人に対して感じたとき
⑥相手の表情や声色を敏感で共感性が高く涙もろい
人と会話をする場面で自分が伝えたことに対して「今表情が暗くなったな」「声の調子が変わった」「今日は元気がないのかな」と不安に感じることがあります。
人と直接的に会話をしていなくても場の空気を感じ取り、人の表情や声色で不機嫌ではないかと感じることがあります。人の機嫌がいいと気分が良くなります。
- 人と会話をする場面で感じ取ったとき
- 人がいるその場の空気で感じ取った時
- 人の機嫌がよいと安心できる
⑦注意を受けると全否定されたと感じ一人反省会がしばらく続く
職場の上司や家族から注意を受けたときに「自分が悪い」と感じ自分のことを全否定してしまうことがあります。
全否定に陥ってしまうと何もかもが億劫に感じてしまいしばらく注意のことばかり考える時間になります。
注意を受けた事実はありますが、注意以外のことで褒められたりお礼を言われたりすると一人反省会がやっと終わります。
- 注意を受けると自己否定に陥る
- 何もかもが億劫に感じてしまう
- 責任感が強くなり物事を重く捉えてしまう
⑧発言を求められる場面が苦手
例えば、学生であれば前に出て発表する。仕事をしていると、会議の場で上司や先輩、同僚から発言を求められる場面が少なからずあります。
そういった場面で言葉が詰まったり、言いたいことをまとめられず自分が何を伝えようとしているのかわからなくなるなんてこともあります。
- 人から意見を求められると何を話せばいいのか分からなくなり困る
- 人の様子を伺いながら発言をする
- 早く会議の時間が終わらないかと思うことがある
⑨話したいことを話すタイミングがつかめない
HSPや繊細さんにとって、人混みや周りが騒がしい所は自分の声がかき消されてしまうことがあります。
また、「今別の人が話しているから聞き役に徹しよう」と思うことで次々に別の人が話し出すことで中々会話に介入するタイミングを逃しがちです。
静かに過ごすことができて周りが騒がしくないカフェを好む傾向にあります。
- 周りが騒がしいと中々自分のことを話せない
- 人から質問されるタイミングを待っている
- 人の話を聞こうと努力する
⑩前向きな言葉を発信できる人に強く共感できる
例えば芸能人やメディアに多く取り上げられる人の発言はネットニュースになり、良い言葉や名言を発信していると気持ちが良い方向に影響されやすいです。
インスタグラムやツイッターなどのSNSでも良い言葉を聞くと気持ちが励まされて、落ち込んでいるときに聞くと「頑張ろう」「やってみよう」と前向きな気持ちになります。
- 好きな芸能人の言葉に影響されやすい
- 落ち込んでいるときに前向きな言葉を聞くと元気になれる
- 人に対して感謝することができる
⑪一つのことをやり遂げるために深く考える
仕事で人から頼まれたりすると「頼られている」とうれしい気持ちになります。
その反面、頼まれたことを最後までちゃんとやり遂げようと思うことはとても良いことですが、HSPにとってはプレッシャーに感じてしまうことがあります。
人から頼まれたことでも自分一人では厳しい業務量であれば人に頼るなどの対策ができます。
- 頼まれたどうしようと気持ちが負担になりがち
- 自分一人でやらなくてはいけないと決めつけてしまう
- 困ったら人に頼ることも視野に入れて行動する
⑫集団行動が苦手である
学生時代に修学旅行の班決めで当然仲の良い友人と組みたいと思います。しかし、人数制限などの要因で宿泊の班に苦手な人がいたりするとあまり楽しく感じられなくなります。
社会人になっても特定の人と群れることについ気を使うことがあり、HSPや繊細さんにとってはストレスになりかねません。
- 苦手な人が同じ空間にいると避けたくなる
- 何か言われるのではないかとビクビクして気持ちが落ち着かない
- 仲の良い友人でも気を使うことがあって疲れる
⑬相手から物事を強制されると窮屈に感じる
家族や配偶者からやっておいてほしいことや、これからこうしたいと提案されたときに今までの生活で満足していて平穏だった環境が急に変わることにHSPは中々状況が呑み込めず窮屈に感じてしまうことがあります。
急な状況の変化を敏感に感じ取ることがあります。
- 相手からの提案をありがたく思えない
- 自分の意見を相手に伝えても受け入れてもらえないのではと思う
- 今のままではいけないのかと自問自答に陥る
ストレスや窮屈を常に感じ過ぎてしまい、溜まりに溜まって他の人との人間関係を急にリセットしたくなる方もいるのではないでしょうか?
急に訪れる人間関係のリセットに関しては、こちらの人間関係リセット症候群についての記事がオススメです。
⑭人のことを優先して自分のことは二の次になる
仕事やプライベートでも人と自分は平等ではなく人のほうが偉く優先する対象だと思うことがあります。
つい人に対して気を使うことで自分のことは優先できなくなり疲れ果ててしまうことがあります。
- 仕事中人のことばかり考えてしまう
- 自分のことまで考えられないと思ってしまう
- 家に帰宅後も考えすぎて一人反省会になる
⑮時間を無駄にしてしまったと後悔することがある
テレビはバラエティやドラマなど沢山面白い要素があり、つい時間が2時間すぐに過ぎてしまったなんてこともあります。
テレビを見る時間に何か役立つことができたのではないかと後悔してしまうことがあります。その時は楽しくても後々後悔することがよくあります。
- その時は楽しくてももっと有意義な時間にできたと後悔する
- 目先の楽しいことを優先しがち
- 計画性がなっていないと自分で自分に説教してしまう
⑯人とくらべて落ち込むことがある
つい自分にとって優秀な人が身近にいると自分より仕事ができていて同じように仕事したいけど自分は優秀ではないからできないと思い込むことがあり劣等コンプレックスを抱きやすいです。
劣等感やコンプレックスを抱き続けた結果、思うように成果が出せず仕事に意欲を示すことができなくなったなんてことも起こりうるのです。
- 優秀な人と同じようにと思えば思うほど気持ちがしんどくなる
- 人とくらべることにより自分らしくと中々思えない
- 自分は何もできないと思い込む
⑰急な環境の変化に適応することに時間がかかる
人生において進学、就職、転職、結婚など大きな環境の変化はつきものです。
例えば、転職による人間関係の変化や仕事を早く覚えなくてはいけないなどのプレッシャーに押しつぶされてしまい、HSPにとっては高ストレス状態になり休日は長時間使って休息しないと回復できないなんてこともあります。
- 環境が急激に変わると適応するまでに刺激が多い
- 環境の変化により大きな不安になり泣きたくなる
- 人からの声掛けに励まされると回復していく
⑱疲れがたまると引きこもりたくなる
生活していく中で人の様子を伺ったりして気を使うことが多いHSPや繊細さんは、疲れやすく休日一日中過眠状態になり寝ないと回復できないことがあります。
また、一人になる時間を確保することによって何も考えない状態にして過ごすと気持ちが落ち着きを取り戻していきます。
- 人からの刺激を避ける時間をとらないと回復しない
- 自分のことを優先する時間を自ら作る
- 人から干渉されたくないと感じているとき
⑲物事に対して厳しく細かい人が苦手
先生や家族、職場の上司が物事に対して細かく厳しい人だったことのある方も少なくないと思います。
自分はちゃんとしているのに細かくやり直しをされたり、細かい指摘を受けたりするとうんざりしてしまうことがあります。
ストレスなくのびのび過ごしたいのがHSPにとって本音であります。
- 本当はとやかく言われず自分の好きにさせてほしい
- つい細かくしないといけないと気持ちが流されてしまう
- 厳しい叱責を受けることに抵抗がある
⑳パワハラやモラハラの対象にされやすい
生活していく中で、HSPは周りから人に気を使うことが多いという観点から気が弱いと見られがちでパワハラやモラハラの対象になってしまうことがあります。
「私のほうが偉いから」とマウントを取られることもしばしばあるのではないでしょうか。
- パワハラやモラハラと感じるとその場から離れたくなる
- マウントをとられるとその人に対して苦手意識が強くなる
- 人の顔色を伺うことで人の機嫌が悪いと感じるとストレスになる
HSPあるあるの対処法10選!悩みすぎる前にチェック
悩みを抱えた時にどういった対処をするのが良いのかをまとめましたので、ぜひ確認してみてください。
①自然や動物に触れ合う
普段ストレスを感じやすいHSPにとっては癒しを感じる時間が必要です。
例えば、休日に気晴らしをかねて自然いっぱいな神社仏閣や公園、登山など散歩をしながら自然を感じ取ると心が浄化されます。また動物園でかわいい・癒しの動物を見ながら歩くと自然も感じられて癒しになります。
猫や犬、飼っている動物に普段から癒しをもらっている方も多いと思います。
近くにいなくてふれあうことができなくても、YouTubeで猫の動画など見ることによって癒しを感じることができます。
②話を聞いてくれる人をピックアップする
仕事においての人間関係だと緊張や日々の業務に追われて自己開示することが難しいと感じている人もいるかと思います。
また、一人でいる時間を確保することも大切なことですが、一人時間が長いと寂しさを感じることがあります。
そんな時に親しい友達がいると安心して自己開示することができ、共感しながら気持ちが落ち着いたり前向きになることができます。親友と呼べる友人が一人いると生きることに自信がついていきます。
友達や家族に話せないことや、心の専門家に話を聞いてほしい・一緒に解決の糸口を探したいという方にはKimochiをお勧めします。
Kimochiのカウンセリングは、信頼できるカウンセラーが登録しています。
また、アナタの悩みや今の暮らしに対し寄り添いながら一緒に考えていきます。
③他人に期待しすぎない
人の感情を敏感に感じ取り影響されやすいHSPにとって人に良くしてもらうと倍うれしくなり、対象の人に対して期待する機会が多くなります。
しかし、毎回期待を寄せては思ったようにいかないとなると期待しては落ち込むことが多くなってしまいます。
期待すること自体は決して悪いことではありませんが、時には干渉せずに人に接することができるとそれほど落ち込むことも少なくなっていきます。過度に期待せず適度に気持ちの距離を保つことが大切です。
④好きな音楽を聴く
人生において今まで生きてきた中で泣いたり笑ったり様々な感情を味わってきた中で思い出の音楽に出会ってきたと思います。
辛いときに好きなアーティストの曲を聞くと気持ちが励まされたり、応援されているような感覚になるなど音楽は人の感情を大きく動かすものです。
好きな音楽を聴きながらドライブしたり散歩に出かけると、とても良い気分転換になり気持ちが落ち着くことが可能です。精神科領域には音楽療法もあるほどで音楽にはリラックス効果があります。
⑤一人になる時間を作る
普段仕事をしていると人間関係や業務に追われて疲れることがあります。
HSPは人の感情を敏感に感じ取ることが多く過眠状態になったり疲れることが多いです。
平日の夜は、必ず一人になる時間を取ろうと意識すると周りからの刺激を避けることができ、気持ちが落ち着いていきます。
家族からの刺激が強い方は思い切って一人暮らしをしてみたり、一人で出かけたりすると刺激を避けて落ち着いた時間を過ごすことができます。
⑥マッサージや岩盤浴に出かける
仕事において様々な刺激を感じやすいHSPは普段から体に力が入ることが多いです。
体に力が入ることによって肩こりや眼球疲労など様々な症状がでることがあります。
そんな時にアロママッサージや岩盤浴、温泉に行くことで体が温まり気持ちがリラックスして癒しの効果を得られることができます。
時間が取れずなかなか出かけることが難しい人は自宅で蒸しタオルを目にあてたり、入浴剤を使ったりすると癒しの効果が得られます。
⓻自分はHSPであると受け入れる
「自分はHSPで繊細である」と受け入れることは最初は中々難しいことかもしれません。
しかし、繊細であるということは人の気持ちを理解することができ、相手の気持ちに向き合い話を傾聴しながら聞くことができるのです。HSPにとっては長所になり、HSPだからこそ生かしていくことができます。
HSPには優しさがあります。人一倍優しさを持っているからこそ、人から頼りにされると協力的になり嬉しくなります。
⑧今日を振り返り日記をつける
一昔前、日記をつけて物語が展開するアニメ映画が流行りました。日記には自己肯定感を高めて維持する効果があります。
日記の内容は今日を振り返ることはもちろんですが、特に今日の良かったことできたことを振り返ることで、悩みこまずに安心して寝付くことができます。書く内容は、人から褒められたことや協力してできたこと、良いことであれば何でもいいです。
さらに最後に「明日もいい日になる」と日記に記述すると明日への心配が軽減されます。
⑨休みたい時・休める時にはたくさん休む
HSPにとって普段の仕事において、人間関係や日々の業務では慣れてはいるものの、人の感情を敏感に感じ取り帰宅後はスイッチが切れる方もいるかと思います。
また、休むことで時間がもったいないと思ってしまうこともありますが、人のことに気を使い神経が高ぶるHSPだからこそ休息の時間を取ることは大事です。
休むことで自分の気持ちを落ち着かせることができ、自分を見つめなおす時間にすることができると考えられます。
⑩深呼吸をして自己暗示する
仕事や様々な環境の要因で気持ちに落ち着きがなくなることがHSPにはあります。落ち着かない状態が続くと不安で焦り、気持ちの落ち込みに繋がります。そんな時には深呼吸を鼻から吸って口から吐くことを心掛けると気持ちが落ち着きます。深呼吸と一緒に「大丈夫」「なんとかなる」など自分にポジティブな自己暗示で声掛けができてくると安心して日々過ごすことができます。
ストレスを感じるという方は限界を迎える前に対処した方が良いかもしれません。
最近ストレスを感じるな…と感じる方はこちらの記事をチェックしてしましょう。
HSPあるあるのよくある誤解・よくある間違い
ここでは、HSPについてのよくある誤解についてご紹介します。
意外に知らなかったこともあるかもしれないので、確認しておきましょう。
①人から「気持ちが弱くて生きづらそう」と思われがち
繊細すぎるが故に何気ない一言がHSPの人にとって傷つくことがあります。
しかしながら、感受性が豊かで何気ないことが嫌に感じてしまうこともありますが、HSPなりに一旦は真正面から受け止め、考えた結果何とも感じないか前向きに捉えることができるのです。深く考えることによって悩む必要がないと思えていきます。
②HSPは病気であると解釈されやすい
不安障害や発達障害などの精神病であると、よく人から解釈されやすいですが、HSPは病気ではありません。
生まれ持った特性なのです。日本人の5人に1人がHSS型HSPとされています。病気だから特別扱いしようとか思う必要はありません。ただ、人よりも繊細な人であるとの周りからの理解は必要です。
HSPについて詳しく知りたい方はこちらの記事をチェック!
③人から能力が高いと思われる
HSPは感受性が豊かで人の感情を敏感に受け取りやすい観点から「良く気づくことができる人」「空気を読める人」と思われがちです。
HSPの長所ではありますが、能力が高いという理由で人から期待されるとその期待に中々答えられないとプレッシャーに感じてしまうことがあります。
④HSPって治るの?と人から疑問を抱かれることがある
HSPは病気ではないので治りませんが対処方法を見つけることができます。
HSPの人にとっては周囲の人に話を聞いてくれる人がいたらとても心強いです。もし周りに対してよく気を使っている方がいるとするとその人はHSPかもしれません。
話を聞いたり安心した声掛けをすることでHSPにとっては安心できる存在になることがあります。
Kimochiでは、オンラインで経験豊富の信頼できる臨床心理士や公認心理師がカウンセラーと悩みについて話すことができます。
自分に合ったカウンセラーと一緒に悩みの第一歩を踏み出しませんか?
⑤人のいいなりになりそうと思われがち
HSPはとても純粋で素直な人が多いと思われます。しかし、そこに漬け込んで命令口調で強く人から言われてしまうとひどく傷つきます。
HSPにも当たり前に意思があり、言いなりになるわけではないです。
まずはどう思っているか話を聞いて適度な距離で接することができると、HSPとより付き合いやすくなると思います。
【まとめ】HSPあるある
最後まで読んでいただきありがとうございました。いかがでしたか?
もしかして、「私はHSPかもしれない」と思った方もいるかと思います。しかし、HSPであることは決して恥ずかしいことではなくむしろ日々の生活や仕事に特性を生かしていけるのです。
一人で悩み落ち込んだ時や、ふと誰かに相談したいと言った時はKimochiのカウンセリングを受けてみると良いでしょう。
HSPの人にとってどんな対処法があるか生き方のヒントを見つけることができます。HSPだからこそ落ち着いた時間を確保しながら生きやすい人生を送っていきましょう。
対処法を見つけることによって人生がとても豊かになっていきます。
HSPにとって過ごしやすい人生になりますように祈っています。