上司や部下、同僚などの職場の人間関係は良好ですか?
職場での人間関係は、仕事の生産性だけでなく、離職にも関わる重要なポイントです。
しかし、誰もが職場の人間関係に満足しているわけではありません。
本記事では、職場での人間関係に悩んでいる人向けに、人間関係の作り方のポイントを紹介したいと思います。
職場の人間関係で悩んでいる人、職場の人間関係を良好な方に改善していきたい方は是非参考にしてみてください。
職場の人間関係で疲れた・合わないと感じる人は多い?
まずは、職場での人間関係に関する調査結果を紹介したいと思います。
労働者は職場での人間関係についてどのように考えているか。
職場での人間関係を重視している人は多い
厚生労働省が2019年に行った「労使コミュニケーション調査」では、労働者が職場で重視するポイントを調査しました。
その中で、「職場の人間関係」69.5%で第3位に入っており、職場において人間関係を重視する人が非常に多いということが分かります。
職場の人間関係に悩む理由
職場での人間関係に一度も悩んだことがないという人は少数派だと思います。
職場には育ちも性格も違う人が何十人と集まります。
社内でのポジションや価値観の違いがきっかけで、人間関係が上手くいかずに悩みになることもあります。
数人〜数百の人が同じ職場にいるため、人間関係で悩むことは少なくなく、職場の人間関係は悪くなることは当たり前なのかもしれません。
そうは言っても、できれば職場で良好な人間関係を築きたいと思う人は多いと思います。
職場のめんどくさい人間関係を解消する方法5選!
ここでは、現在職場での人間関係に悩んでいる人に向けて、人間関係の悩みを解決するコツを紹介していきたいと思います。
- 必ず挨拶をする
- お礼を言う癖を付ける
- プライベートと気持ちを切り替える
- 周囲に気を配る
- 嫌われる勇気も必要
必ず挨拶をする
人間関係の基本は挨拶からです。苦手な人との会話は難しくても、挨拶だけだったら交わすことができると思います。
挨拶が返ってこなかったとしても気にせず、以下のような挨拶をする習慣を付けてみてください。
「おはようございます」
「お疲れ様です」
「お先に失礼します」
挨拶は人間関係に限らず、最低限のビジネスマナーです。挨拶を習慣にして損はないので、継続してみてください。
お礼を言う癖を付ける
仕事中は何らかの形で同僚や上司と関わる機会があります。
アナタが何かをしてあげる機会も、逆に何かをしてもらう機会も多々あるでしょう。
何かをしてもらった時には、「ありがとう」とお礼を添えてみてください。お礼には、百利あって一害もありません。
仕事は常に協力し合って進めていくものです。苦手な人と一緒に仕事をする際でも、こまめにお礼だけは伝えるようにしてください。お礼は、お互いの関係にとって良い影響を与えてくれるハズです。
プライベートと気持ちを切り替える
無理して自分をよく見せる必要はありませんが、仕事をする上では多少心にガードを作っておくことで、精神的なダメージを軽減できるようになります。
職場は友達を作る場ではなく、アナタの内面を全て見せなくても、職場での良好な人間関係は作れます。
無理に相手の懐に入り過ぎず、そして入れ過ぎずを意識して、自分が仕事を進めやすい距離感を作ってみてください。
会話が必要な時は、プライベートな内容ではなく仕事に関する話をしてみることもおすすめです。
周囲に気を配る
ここで大事なのは、「気を配る」ことではなく、決して「気を使う」ことではありません。
職場の人をよく観察して、その人の得意不得意や性格を把握してみましょう。怒りっぽくて苦手な人がいるなら、どんな時に怒るのかを観察してそのスイッチを踏まないようにすればトラブルを防げます。
自分をすり減らしてまで相手に合わせても、良好な関係とは言えないため、気を使うのはいけません。
最初は良くても、アナタの心は徐々に消耗してしまう可能性があります。
仕事は長期的に続けるものなので、無理なく仕事ができる環境を作ることが大切です。
嫌われる勇気も必要
ここまで職場での人間関係の悩みを解決する方法を解説しましたが、全て試しても上手くいかない相手も必ず現れます。
そんな相手には好かれなくても良いと開き直ってみてください。
生まれも育ちも違う人同士が良好な関係を築くのは簡単ではありません。合わない人は、何をやっても合わないものです。
相手のことを考えて気をすり減らしても、残念ながら何も進展はしないでしょう。そんな時は気にしないことが一番です。
合わない人との関係に悩む時間と気力は、他の人へ使ってあげてください。
職場の人間関係を気にしないためには?自己肯定感を上げる!
「自己肯定感」という言葉を聞いたことがありますか?
自己肯定感は、仕事や人間関係に関わらず、アナタの人生を左右するほど大切なものです。ここでは、そんな自己肯定感について紹介していきます。
自己肯定感とは?
自己肯定感とは、『自分を信じ、認め、そして受け入れること』です。
難しく聞こえるかもしれませんが、簡単にいうと「自分大好き!」という感情を持てるかどうかです。
自己肯定感が無いと、他者からの言動や行動にいちいち反応してしまいます。
それでは行動や考えも定まらなくなってしまい、紆余曲折してしまう可能性が高くなります。
しかし自己肯定感を持つことで、他者の言動や行動を鵜呑みにせず、自ら判断することができるようになります。
自然と自分が良いと思うことだけを選択できるようになるので、悩みを抱えにくい人生になっていきます。自己肯定感を育てるメリットについては次項で詳しく解説していきましょう。
自己肯定感を育てるメリット
まずは自己肯定感を育てるメリットを見ていきましょう。
- 穏やかで楽観的な思考ができる
- 感情の起伏が小さくなる
- 他者に振り回されなくなる
自己肯定感を育てることで、漠然とした不安や枯渇感から離れることができます。
穏やかな気持ちを維持しやすくなるので、アナタの印象が変わって職場の人との良好なコミュニケーションも取れるようになってくるでしょう。
また、自己肯定感を育てると、感情の起伏が起きにくくなって人当たりが良くなってきます。
常に穏やかな人は周囲に安心感を与えられるからです。今良好とは言えない人間関係でも、自己肯定感を育ってくることで変化してくる可能性が十分にあります。
そして何より、アナタ自身が他者に振り回されなくなるので生きやすくなってきます。
仕事の意見が合わない時、同じチームなのに会話が弾まない時でも、必要以上に気にならなくなります。
他者を認め、自分も認められるようになるので、お互いを尊重しつつ有意義な意見交換やミーティングができるようになるでしょう。
誰でも簡単!自己肯定感の育て方
自己肯定感を育ててみたいと思っても、肝心の育て方は学校や職場では教えてくれません。
そこで、簡単に自己肯定感を育てる方法を紹介していきます。
誰でも簡単に自己肯定感を育てられる方法、それは「小さな成功体験」です。
将来の夢や年間目標を達成するのは時間がかかるし労力も必要です。しかし、小さな成功体験であれば、毎日取り入れることが可能です。
日常に取り入れられる小さな成功体験をいくつか紹介しましょう。
- 寝坊せずに起きられた
- 食事を作れた
- 今日のノルマを達成できた
- ありがとうを10回言えた
「そんなことで良いの?」と思うかもしれませんが、大切なのは、積み重ねることです。
小さな成功でも、それが記憶と心に満ちてくることで自分を肯定しやすくなってきます。
今日からでも始められることなので、ぜひ試してみてください。
職場での人間関係に悩んで疲れてしまう方へ
職場での良好な人間関係は、仕事の効率アップと収入の安定にも繋がってきます。
中にはどうしても合わない人もいるとは思いますが、前述のコツを試してみるなど工夫をしてみてください。
同時に、アナタ自身の自己肯定感を育てていくことで、他者の意見や行動に左右されにくくなってきます。
他者の発言で悩んでしまう人は、小さな成功体験を重ねて自己肯定感を育ててみましょう。
Kimochiでは、心の専門家と一緒に人間関係によるストレス・悩みにおける解決の第一歩を踏み出すことができます。