返信が来ないだけで、ひとりで悪い想像が止まらなくなる。デートは楽しかったのに、帰り道から「嫌われたかも」と不安が押し寄せる。付き合う前も、付き合ったばかりのときも、嬉しいはずなのに気持ちが落ち着かない。そんな自分に戸惑っていませんか。
好きな人ができたときほど、不安になるのは変なことではありません。むしろ、相手を大事に思うほど、失いたくない気持ちが強くなり、心が揺れやすくなります。不安は、恋が深まっている途中に現れる、自然な反応のひとつです。
この記事では、付き合う前と付き合いたてで不安になりやすい場面、不安がふくらむ仕組み、返信待ちの夜などその場で落ち着く手順、そのまま使える伝え方、見極めが必要な不安のサインまでを、順番にお伝えします。
- 付き合う前も付き合いたても、相手の本心がまだ見えないため、不安になりやすい時期
- 不安の正体は、相手の気持ちそのものより「見えない部分を想像で埋めてしまうこと」にある
- その場では「事実と想像を分ける」「体を落ち着かせる」「連絡の回数を測らない」の3つが効く
- 伝えるときは、責めずに「自分の気持ち」と「お願い」を短く伝える
- 不安が長く続き、自分らしくいられなくなるなら、関係を見直すサインかもしれない
自分が恋愛でどんな不安を感じやすいのか、先に傾向を知りたい方は、【恋愛スタイル診断】回避型?不安型?10問でわかるあなたの恋愛傾向も使ってみてください。自分のクセが分かると、後半の対処法を選びやすくなります。
付き合う前も付き合いたても、不安になるのは自然なこと
まず、「なぜ幸せなはずの時期に不安になるのか」を整理します。ここが分かると、不安を責めずに済むようになります。
相手の本心が見えない時期だから
付き合う前は、相手が自分をどう思っているのかが、はっきり分かりません。付き合いたてでも、相手の普段の姿や気持ちの向き、連絡のペースといった「素の部分」は、まだ知っている途中です。見えない部分が多いほど、人は想像で埋めようとします。
その想像が、期待の方向に向かえば楽しい気持ちになりますが、うまくいかない可能性の方に向かうと、不安として膨らみます。不安になるのは、相手のせいでも、自分の弱さのせいでもなく、情報が足りない時期に起こる自然な心の動きなのです。
失いたくない気持ちが強いほど、揺れも大きくなる
どうでもいい相手なら、返信が遅くても気になりません。気になるのは、その人が自分にとって大事だからです。不安の強さは、その人への気持ちの強さと、ある程度つながっていると言えます。
だから「不安になるのは、本当に好きじゃないからでは」と悩む必要はありません。むしろ逆で、大切に思っているから、心が敏感になっているのです。
気持ちが不安定になりやすい時期でもある
新しい恋の始まりは、期待と緊張が同時に高まる、気持ちが不安定になりやすい時期です。嬉しいときと不安なときの振れ幅が大きく、一日のうちに何度も気持ちが入れかわることもあります。眠れない、食欲が落ちる、仕事や勉強に集中できないといった変化が出る人もいます。
こうした揺れは、恋愛の初期にはよくあることです。ただ、日常生活に影響が出るほど続くなら、後半で紹介する落ち着き方を試してみてください。
付き合う前に不安になりやすい5つの場面
付き合う前の不安は、「相手の気持ちが分からない」ことが中心です。ここでは、特に多い5つの場面を取り上げます。当てはまる場面があれば、そこが自分の不安のスイッチです。
場面1:返信が遅い、あるいは短いとき
既読がついたのに返ってこない。返ってきても一言だけ。そんなとき、「興味がなくなったのでは」と考えてしまいます。実際には、相手が仕事中だった、返信を考えていた、メッセージが苦手な性格だった、などの理由が多いのですが、頭の中では最悪の想像が先に走ります。
場面2:デートの後、「次」が決まらないとき
楽しく過ごした帰り道は幸せなのに、次の約束が出ないまま日が経つと、「あの日が最後だったのかも」と不安になります。相手が予定の調整に時間をかけているだけでも、待つ時間は長く感じます。
場面3:好意があるのか分からない、曖昧な関係が続いているとき
会ってはいるけれど、告白もされず、はっきりした言葉もない。「付き合っているの?」とは聞きにくい。曖昧な状態が長く続くと、期待と不安を行き来して、心が疲れていきます。相手に踏み出す気持ちがあっても、断られて今の関係が壊れることを恐れて、動けずにいる人もいます。
場面4:ほかの異性の存在が気になるとき
相手のSNSに知らない人が写っていた、職場の人と仲良さそうだった。付き合う前だから、問いただす権利もないと感じ、モヤモヤだけが残ります。見えている情報が少ないからこそ、想像が膨らみやすい場面です。
場面5:マッチングアプリで出会ったとき
マッチングアプリでは、相手が複数の人とやりとりしている可能性があると感じやすく、「自分は何番目なのだろう」と不安になりがちです。会う前の期待と、会ったあとの緊張、アプリで続く連絡のペースなど、不安の種が多い出会い方でもあります。アプリ自体が悪いのではなく、気持ちを確かめる前の時間が長くなりやすい構造だと捉えると、少し楽になります。
付き合いたてに不安になりやすい5つの場面
付き合い始めてからは、別の種類の不安が出てきます。「付き合えた安心」のあとに来る不安は、人に話しにくく、ひとりで抱えやすいのが特徴です。
場面1:付き合う前との温度差を感じるとき
付き合う前は毎日連絡してくれたのに、付き合ってから急に回数が減った。デートに誘う頻度も落ち着いた。こうした変化は、相手が安心して素に戻っただけの場合も多いのですが、受けとる側には「冷めたのでは」と映ります。
場面2:素の相手が見え、イメージとの差に戸惑うとき
そっけない一面、ずぼらな部分、機嫌が悪い日。付き合う前には見えなかった素の姿に触れて、「思っていた人と違う」と戸惑うことがあります。これは相手のせいというより、理想のイメージと実際の姿のあいだに差が出てくる時期の、典型的な反応です。
場面3:嫌われないか、素を出していいか迷うとき
こちらも素を見せたいけれど、幻滅されたらどうしようと迷う。無理して「いい彼女(彼氏)」を演じて、疲れてしまう。付き合いたての不安のかなりの部分は、この「素を出す怖さ」から来ています。
場面4:「いつか別れるのでは」と先を考えるとき
付き合えた嬉しさの裏で、「終わりが来るのが怖い」と感じる。幸せな時間が続くほど、失う怖さが強くなる人もいます。まだ始まったばかりなのに、終わりのことを考えてしまうのは、それだけ大切にしたい証拠でもあります。
場面5:連絡や会う頻度のペースが合わないとき
こちらは毎日連絡したいのに、相手はそうでもない。会いたい頻度に差がある。ペースの違いは、相性が悪いのではなく、まだすり合わせができていないだけのことが多いものです。
付き合いたての時期は、不安を感じる人が少なくないといわれます。ひとりだけが悩んでいるわけではないと、まず知っておいてください。
不安がふくらむ仕組み:事実と想像が混ざってしまう
不安をどう扱うかを考える前に、不安がふくらむ仕組みを整理します。ここを知ると、「考えても考えても止まらない」状態から抜けやすくなります。
小さな変化に、意味をつけすぎてしまう
返信の語尾が少し変わった、スタンプが減った、会ったときの表情が硬かった。こうした小さな変化に、「これは冷めたサインだ」と意味をつけると、不安が一気に大きくなります。相手に何の意図もなく、その日の体調や忙しさの影響であることも多いのです。
最悪の結末を先に想像する
「返信がない→嫌われた→振られる→もう会えない」と、一足飛びに最悪の結末まで想像する。頭の中で何度も再生されるので、実際に起きたことのように感じてしまいます。これは、危険に備えようとする心の働きですが、恋愛の場面では不安を強めるだけになります。
相手の気持ちを、自分の価値と結びつけてしまう
返信が遅い→自分には価値がないのかも。好意が見えない→自分は選ばれない人間なのかも。相手の態度を、自分の価値の判定のように受け取ってしまうと、不安は何倍にもなります。自己評価の揺れについては、自己肯定感とは?意味と高い人・低い人の特徴、チェックと高める方法で整理できます。
過去の経験が、今の不安を呼び起こす
以前の恋愛で、突然連絡が途絶えた、浮気された、急に振られた。そうした経験があると、似た場面で心が先回りして警戒します。今の相手が同じことをするわけではないのに、過去の痛みが今の出来事に重なってしまうのです。
考えすぎる性格が重なると、ループしやすい
気にしすぎる傾向がある人は、一度不安が始まると、頭の中で何度も同じことを考えがちです。気にしすぎる性格とは?恋愛や仕事で悩まないための直し方や特徴、原因では、考えすぎのクセとの付き合い方を取り上げています。
返信待ちの夜など、その場で不安を落ち着かせる6つの手順
不安が強くなっているときは、冷静な判断が難しくなります。ここでは、その場で試せる6つの手順を順に紹介します。全部やる必要はなく、やりやすいものから選んでください。
手順1:「いま不安になっている」と言葉にする
頭の中だけでぐるぐる考えず、「いま私は不安になっている」と心の中、あるいは紙に書いて、言葉にします。不安に名前をつけて外に出すと、感情に飲み込まれにくくなります。
手順2:事実と想像を2つに分けて書き出す
紙やメモに、左右2列で書きます。左は「実際に起きた事実」、右は「自分が付け足した想像」です。
- 事実:メッセージを送って3時間、返信がまだ来ていない
- 想像:嫌われた、興味がなくなった、ほかに好きな人がいる
書き分けると、「分かっている事実は返信がないことだけ」で、残りは想像だと見えてきます。想像は、事実が分かるまで保留にしておきます。
手順3:体を落ち着かせる
不安は心だけでなく、体にも現れます。息が浅くなる、肩に力が入る、胸がざわつく。次のような方法で、体のほうから落ち着かせます。
- ゆっくり息を吐く(吸う時間の倍くらいをかけて吐く)
- 肩を回す、軽く伸びをする
- 冷たい水を飲む、手を洗う
- 5分だけ外を歩く
手順4:スマホから離れる時間をつくる
返信を待っているとき、何度もアプリを開いてしまう。それは、不安を確認し続ける行動です。開くたびに期待と落胆を繰り返し、気持ちが消耗します。通知をオフにする、スマホを別の部屋に置くなど、物理的に距離を取ると、時間の流れが穏やかになります。
手順5:自分の生活を前に進める
入浴、食事、運動、動画、友達との約束。恋愛以外のことに意識を向けると、不安の存在感が小さくなります。恋愛が気持ちのすべてになっているときほど、他の楽しみを意識して増やすことが助けになります。
手順6:寝る前に判断しない
夜は不安が強まりやすい時間帯です。夜中に長文を送る、相手に問いただす、関係を終わらせるような決断をする。これらは、朝になると後悔しやすい行動です。気持ちが高ぶっているときは、「朝になってから考える」と決めておくだけで、余計な行動を防げます。
付き合う前の不安への向き合い方
付き合う前の不安は、「相手の気持ちが分からない」ことが元になっています。ここでは、その不安を和らげる具体的な方法を紹介します。
連絡の回数や速さで、気持ちを測らない
連絡の頻度は、気持ちの量ではなく、その人の性格や生活リズムを映しているだけのことが多いものです。筆まめな人もいれば、メッセージが苦手な人もいます。回数や速さで好意を測ろうとすると、不安が増えます。
代わりに、会ったときの様子や、約束をちゃんと守るか、誠実に対応してくれるか。そうした「行動の質」を見るほうが、実際の気持ちに近づけます。
脈ありのサインを探しすぎない
脈ありサインを探し続けると、わずかな変化に一喜一憂して疲れます。サインの有無を気にするより、自分は相手と一緒にいてどう感じるかに注意を向けてみてください。居心地がいいか、自然体でいられるか。そちらの感覚のほうが、長い目で見て大切な手がかりになります。それでもサインが気になる方は、【恋愛診断テスト】これって脈あり?好きな人からのサインを見逃さない方法で、見るポイントを整理できます。
自分の生活を厚くして、恋愛に気持ちが偏りすぎないようにする
恋愛が生活の中心になると、相手の一挙一動が気持ちを左右します。仕事、趣味、友人、運動。それぞれに居場所を持っておくと、ひとつがぐらついても心が崩れにくくなります。
恋愛にのめり込みすぎる不安が強いときは、恋愛依存症とは?特徴と簡単診断、原因、克服するための7つの方法も参考になります。
気持ちを確かめるタイミングと、そのまま使える言い方
曖昧な関係が続いて苦しいときは、気持ちを確かめるという選択肢があります。ただし、聞き方で相手の受け取り方は大きく変わります。責めたり、迫ったりせず、自分の気持ちを軸に伝えるのがコツです。
- 「あなたと過ごす時間が楽しくて、この先どうなるのか少し気になっているんだ。いまの気持ちを聞かせてもらえる?」
- 「はっきりしない状態だと、私が不安になりやすいみたい。あなたの考えを聞けたら安心できるな」
- 「急がないけど、お互いの気持ちを少しずつ話せたらいいなと思ってる」
聞くタイミングは、デートの終わりごろや、落ち着いて話せる時間がよいでしょう。メッセージで長文を送るより、会って、あるいは通話で、穏やかに伝えるほうが誤解が生まれにくくなります。返事がすぐに来なくても、それは「考える時間が必要」なだけかもしれません。
告白するか迷って動けないとき
告白して断られたらどうしようと、動けなくなる人も多いはずです。迷っているあいだは苦しいですが、はっきりしないまま続けるほうが、長期的には心を消耗します。次の問いで、自分の気持ちを整理してみてください。
- 結果がどうなっても、気持ちを伝えたことを後悔しないか
- いまの関係を続けることで、自分は満足できているか
- 相手が応えてくれなくても、自分の気持ちは自分で受けとめられそうか
伝えるかどうかに正解はありません。ただ、伝えたあとの自分を支える準備ができているかどうかが、決め手になります。
付き合いたての不安への向き合い方
付き合ってからの不安は、「関係を壊したくない」気持ちが強いため、言葉にしにくいという特徴があります。ここでは、付き合いたてに合う対処を整理します。
感情ではなく、実際の出来事を基準に考える
不安なときは、「冷たくなった気がする」という感覚が先に立ちます。そんなときは、実際に起きた出来事に目を向けてみてください。デートの約束は守ってくれているか、困ったときに話を聞いてくれたか。感覚ではなく、行動や出来事で関係を見ると、状況をつかみやすくなります。
理想を高く持ちすぎない
付き合う前に描いた理想が高いほど、素の姿に出会ったときの落差も大きくなります。相手には相手のペースや弱さがあって当然です。完璧な恋人像を前提にするのではなく、「この人のこういうところは好き、ここは自分と違う」と、そのまま受けとめる練習をしてみてください。
小さな連絡を重ねて、安心を育てる
重い話をするより、「今日はこんなことがあった」「これ美味しかったよ」など、小さなやりとりを重ねるほうが、安心感が育ちます。連絡の回数を決めて縛るのではなく、気軽に送り合える空気をつくるイメージです。
不安を相手に伝えるときの言い方
不安を伝えるときは、相手を責めるのではなく、自分の気持ちとお願いをセットにします。
- 「連絡が少なくなると、ちょっと寂しくなっちゃうんだ。忙しいときは一言だけでも送ってもらえると嬉しいな」
- 「責めたいわけじゃなくて、あなたの気持ちを確認したいだけなんだ」
- 「付き合ったばかりで、私が少し不安になりやすいみたい。ときどき気持ちを聞かせてね」
反対に、避けたい言い方もあります。「どうして返信してくれないの?」「前はもっと優しかったのに」。責める形になると、相手は防衛的になり、話し合いが難しくなります。
連絡や会う頻度は、二人で決めてよい
連絡の頻度や会う頻度に、決まった正解はありません。二人のペースを話し合って決めていきます。たとえば「平日は短く、週末にゆっくり話そう」「週に1回は必ず会おう」など。決めすぎて縛る必要はありませんが、お互いの無理のない目安を知っておくだけでも、不安は和らぎます。
ずっと近くにいなくても、気持ちは続いている
会っていない時間が長いと、「気持ちが離れたのでは」と感じることがあります。距離や時間は、気持ちの量とは別のものです。適度な距離感と自然体を保つことが、関係を長続きさせる支えになります。
ここまで読んで、「方法は分かったけれど、自分の不安の根っこを一度ゆっくり整理したい」と感じた方もいるかもしれません。ひとりで考え続けるより、話すことで気持ちが整うことがあります。
男性・女性・アラサー、状況による不安の違い
不安の出方は、性別や年代、出会い方によっても少し変わります。ただし、ここで挙げるのは傾向の一例で、全員に当てはまるわけではありません。「自分はこの形に近いかも」と、整理のヒントとして読んでください。
男性が不安になりやすいポイント
男性は、不安を口に出しにくい傾向があるとよく言われます。相手の期待に応えられているか、頼りがいがあるように見えているか、といった「期待に応えられるか」の不安が出やすい場合があります。連絡を我慢して様子を見すぎ、結果的に相手に不安を与えてしまうこともあります。気持ちを短く言葉にして伝えるだけでも、関係は安定しやすくなります。
女性が不安になりやすいポイント
女性は、相手の気持ちの変化や、言葉の少なさに敏感に反応しやすいといわれます。好意を確かめたくなる気持ちが強くなる一方で、聞いて重いと思われないか、という迷いも生まれます。「確かめたい気持ち」と「嫌われたくない気持ち」の板挟みになりやすいのです。
どちらも、個人差が大きいものです。性別のイメージに自分を当てはめるより、自分がどの場面で不安になるかを観察するほうが、実際には役立ちます。
アラサーで結婚を意識するときの不安
年齢が上がると、「この人でいいのか」「時間をかけてよいのか」と、将来への焦りが重なります。付き合い始めたばかりでも、結婚の可能性を考えてしまい、相手に確認したくなることもあります。
焦りが強いときは、「結婚を急がせる」ではなく、将来に対する価値観を、少しずつ話すところから始めてみてください。「仕事や暮らし方で、どんなことを大切にしたい?」といった、軽い問いかけで十分です。いきなり結婚の話を持ち出すより、相手も答えやすくなります。
マッチングアプリで出会った相手との不安
アプリで出会った相手は、共通の知り合いがいないため、相手の人柄を確かめる手がかりが少なくなります。その分、不安が大きくなりやすいのは自然なことです。
- 会う前は、期待しすぎず、まず「会ってみて話しやすいか」を基準にする
- 連絡のペースは、早い段階で自然に確かめる
- 関係がはっきりしないまま続くときは、「どういう関係でいたいと思っている?」と、穏やかに聞いてみる
- お金の話を持ち出す、急に会おうとせかす、個人情報をしつこく聞くなど、違和感のある言動があれば、距離を置く
不安は「見極めのサイン」にもなる
不安は、いつも「考えすぎ」とは限りません。ときには、自分に合わない関係に気づかせてくれる大切なサインです。ここでは、考えすぎの不安と、立ち止まって見直したい不安の違いを整理します。
考えすぎの不安の特徴
- 根拠がはっきりせず、相手の行動を深読みして生まれている
- 相手に会うと安心し、落ち着く
- 時間が経つと、少しずつ弱まっていく
- 事実を書き出すと、想像の部分が大きいと気づく
このタイプは、前の章の落ち着かせ方や、気持ちの伝え方で和らぐことが多いです。
立ち止まって見直したい不安の特徴
- 相手に会っても不安が消えず、むしろ強まる
- 自分の意見を言うと不機嫌になる、無視される
- 連絡の頻度や交友関係を、細かく制限される
- 我慢や無理が増え、自分らしくいられなくなった
- 相手の機嫌をうかがって、びくびくしている
こうした状態が続くなら、不安の原因は「あなたの考えすぎ」ではなく、関係そのものにある可能性があります。モラハラ的な言動が気になるときは、モラハラ彼氏の特徴とは?チェックリストと心理、別れ方や相談先を解説も読んでみてください。
怖いと感じる言動や、暴力、脅しがあるときは、ひとりで抱えず、DV相談+(0120-279-889)や、身の危険がある場合は110番に連絡してください。
それでも「好きだから」で片づけない
不安があっても、好きな気持ちがあると、「このくらい我慢すれば」と飲み込んでしまいがちです。けれど、安心して一緒にいられる関係こそが、長く続く関係の土台です。不安が続く関係に、無理に適応しなくてよいのです。
不安の中身がよく分からなくなったときは、一度立ち止まり、信頼できる人や、第三者に話してみる方法もあります。
不安になりやすい人の傾向と、自分を理解するヒント
同じ状況でも、不安になりやすい人とそうでない人がいます。その違いは、性格の良し悪しではなく、これまでの経験や、人との関わり方のクセによることが多いものです。
相手の反応に敏感なタイプ
相手の表情や言葉のわずかな変化に、すぐ気づく人です。気づく力は強みでもありますが、恋愛では細かな変化を拾いすぎて、不安につながりやすくなります。
嫌われることを強く恐れるタイプ
嫌われたくない気持ちが強く、相手に合わせすぎる人です。自分の気持ちを後回しにして、疲れていくことがあります。恋愛への怖さが強い場合は、恋愛恐怖症とは?診断テストや特徴、原因、治し方を徹底解説が、気持ちの整理に役立ちます。
愛情を確認したくなるタイプ
安心するために、何度も相手の気持ちを確かめたくなる人です。確認する行動で一時的に安心しても、また不安が戻る、というサイクルを繰り返しやすくなります。こうした恋愛のスタイルについては、恋愛スタイル診断で自分の傾向を確かめられます。
傾向を知ることは、自分を決めつけるためではありません。自分の反応パターンが分かれば、不安が出たときに「またこのパターンだな」と、一歩引いて眺められるようになります。
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恋愛の悩みについて、Kimochiの記事でも読めます。恋愛中の不安の原因と対処法、恋愛相談はどこにする?相手別の選び方、恋愛がうまくいかない原因と、繰り返すパターンを変える方法、恋愛が怖い・人を好きになれない原因と一歩踏み出す方法もあわせてどうぞ。カウンセリングが初めての方は、心理カウンセリングとは?受け方や効果、向いている悩みを解説に流れがまとまっています。恋愛の悩みを相談できるかどうかは、オンラインカウンセリングで恋愛の悩みは相談できる?利用方法とメリットを解説でも読めます。
「この不安を、誰かに話して整理したい」と思ったときが、動き出すタイミングです。まずは、あなたの気持ちを言葉にするところから始めてみませんか。
よくある質問
付き合う前や付き合いたての不安について、よく寄せられる質問にお答えします。
Q. 付き合う前に不安になるのは、本気で好きじゃないからですか?
そうとは限りません。不安になるのは、相手が自分にとって大切だからこそです。むしろ、気持ちが強いほど、失う怖さも大きくなります。不安があることと、好きな気持ちの深さは、矛盾しません。
Q. 付き合いたてなのに、不安で毎日つらいのは普通ですか?
付き合い始めの時期に不安を感じる人は少なくありません。ただ、毎日つらくて眠れない、食欲が落ちるなど、日常生活に影響が出ているなら、この記事の落ち着かせ方を試し、それでも続くときは、信頼できる人や第三者に話してみてください。
Q. 不安を相手に伝えたら、重いと思われませんか?
責める形ではなく、自分の気持ちとお願いを短く伝えれば、重く受け取られる可能性は低くなります。「寂しくなることがあるから、一言だけ連絡もらえると嬉しい」のような伝え方が、おすすめです。相手が受けとめてくれるかどうかも、相性を知る手がかりになります。
Q. 返信が遅いとき、どのくらい待つのがいいですか?
決まった正解はありません。相手の仕事のリズムや、メッセージの癖によって変わります。目安として「相手の普段のペース」を知ることが、いちばんの安心材料になります。待つあいだは、スマホから離れて、他のことに意識を向けてみてください。
Q. 付き合う前の曖昧な関係を、いつまで続けていいですか?
期限はありませんが、曖昧な状態が続くほど、心の負担は大きくなります。自分の中で「この状態が苦しい」と感じ始めたら、気持ちを確かめるタイミングです。確かめたあとの自分を支える準備をしてから、穏やかに聞いてみてください。
Q. 彼氏や彼女の過去の恋愛が気になって、不安になります。どうすればいいですか?
過去は変えられないので、気になる気持ちをゼロにするのは難しいものです。聞きたい気持ちが強いときは、「知りたい理由」を自分に問いかけてみてください。安心したいのか、比較したいのか。理由が分かると、聞くべきか、聞かずに置くべきかを判断しやすくなります。
Q. 不安になりやすい性格を変えることはできますか?
性格を無理に変える必要はありません。不安になりやすい人は、相手の気持ちに敏感で、思いやりを持てる人でもあります。大切なのは、不安が出たときの扱い方を身につけること。今日紹介した「事実と想像を分ける」「体を落ち着かせる」などは、練習すると少しずつ身につきます。
Q. 不安が強いとき、友達に相談してもいいですか?
信頼できる友達に話すのは、気持ちを整理する助けになります。ただ、友達の意見は、あなたや相手を知らないぶん偏ることもあるため、「聞いてもらう」ことを目的にして、決断は自分で行うのがおすすめです。一人で整理しきれないときは、第三者に話す方法もあります。
まとめ
付き合う前や付き合いたての不安について、この記事の要点を整理します。
- 付き合う前も付き合いたても、相手の本心が見えない時期なので、不安になるのは自然なこと
- 不安は、見えない部分を想像で埋めてしまうことでふくらむ。事実と想像を分けて書くと落ち着きやすい
- 返信待ちの夜は、言葉にする、体を落ち着かせる、スマホから離れる、寝る前に判断しない
- 連絡の回数や速さで、気持ちを測らない。行動の質と、一緒にいたときの自分の感覚を見る
- 気持ちを伝えるときは、相手を責めず、自分の気持ちとお願いを短く伝える
- 不安が続き、自分らしくいられなくなるなら、関係を見直すサインかもしれない
- 自分の反応パターンを知り、一人で抱えきれないときは、第三者に話すのもひとつの方法
不安になるのは、あなたがこの恋を大切にしている証拠です。その不安を責めず、少しずつ扱い方を身につけて、安心できる関係を育てていってください。
※Kimochiはオンラインカウンセリングサービスであり、医療行為・診断・診療は行いません。通院中の方は、主治医の許可を得たうえでご利用ください。
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