自分でも「気にしすぎな性格」だと思っている人は少なくないと思います。
実際、直そうと思っても直るわけでもなく「気にしすぎる自分」に対して不安が募っていたり、自分のことを嫌いになることもあるでしょう。
そんなあなたの「気にしすぎの性格」と少しでも向き合い、これからの生活をしていくうえで重要な点を紹介します。
この記事を読むことによって、少しでも気にしすぎの性格が好きな自分になれるようになればと思います。
気にしすぎる性格とは?
そもそも気にしすぎる性格とは、極度に物事に心を囚われ心配、もしくは不安に思うことです。
一般的な特徴としては完璧主義の方もしくは、まじめな方によくこの性格があるといわれています。
気にしすぎるため、他人の目が気になり常に他人からの評価を過度に意識しすぎて心身が疲れてしまうという影響があります。また他人の目を気にしすぎて自分のパフォーマンスの質が落ちてしまうという懸念もあります。
気にしすぎる性格な人の15個の特徴
ここでは簡単に、気にしすぎる性格な人に共通する15個の特徴を紹介します。
自分や周りの人に当てはまっているか見えていきましょう。
- プライドが高い
- 完璧主義
- まじめ
- HSP気質
- 几帳面さ
- 責任感が強い
- 自尊心が低い
- 承認欲求が強い
- ストレスやプレッシャーを感じやすい
- 競争心が強い
- 他人の意見に流されやすい
- 自分の行動に自信が持てない
- 気になることを長時間悩んでしまう
- 自分を過剰にコントロールしようとする
- 他人と比較してしまう
プライドが高い
まず一つ目にプライドが高いということが特徴として挙げられます。
プライドが高いことによって、自分の結果や成績を素直に受け止められず人の目を気にしてしまうこともあります。
他人の目ばかり気になってしまうことで、気にしすぎる性格を生み出しています。
プライドが高いというのは必ずしもネガティブな理由ではないことを知っておきましょう。
完璧主義
自分の理想が高く結果とのギャップが気にしすぎる性格を気にしすぎる性格を生み出している理由の一つになります。
自分の過ちや失敗がうまく受け止めきれず、不安に陥りさらにそれらが蓄積されることによって必要以上の不安を常に覚えているかもしれません。
まじめ
まじめと聞くと一瞬言いように聞こえますがまじめ「すぎ」と思う方もいるでしょう。
まじめな人は、自分の努力が結果として反映されなかったときや、他人の期待に応えられなかったときなど自分に対してのモチベーションが下がってしまい落ち込んでしまいがちです。
HSP気質
そもそもHSP気質とは感受性が高く環境刺激に敏感な人を指します。
他人の感じていることを汲み取りすぎてしまうことで、通常よりも過度なストレスを感じてしまい、疲れがたまってしまうことによって引き起こされているのかもしれません。
几帳面さ
几帳面な人は細かいことが気になりがちで、一度何かを気にすると、それが長期間心や身体にストレスを与え続ける可能性があります。長時間気にすることで、不安感が増大してしまうことも。
責任感が強い
責任感が強い人は、他人からの期待に応えようとするプレッシャーにより、極度のストレスを感じることがあります。
結果や成績に過度に固執し、相手の目を気にし過ぎることで、普段感じない不安や緊張を引き起こします。
自尊心が低い
自分を信じられない人は、良い結果を得てもそれをポジティブに捉えることができず、自分を正直に認めることができなくなります。
結果に固執し、自己満足が得られない状態です。
承認欲求の強さ
承認欲求が強い人は、他人からの認知を求め、結果を出すためのプレッシャーに押しつぶされがちです。
良い結果が出ても、未来に対する過度な不安を感じ、ストレスを抱えます。
ストレスやプレッシャーを感じやすい
些細な不安からでも、普通の人よりも多くのストレスやプレッシャーを感じ、それが積み重なることで普段は感じない恐怖を感じることがあります。
ストレスが常にたまりやすい状態にあります。
競争心が強い
他人と自己を常に比較することで、優越感と劣等感の両方を感じ、それが恐怖感に繋がることがあります。
常に他人の目を気にし、緊張感を持って生活します。
他人の意見に流されやすい
自分の意見に自信が持てないため、他人の意見に流されやすく、自分の意見が正しいかどうかの確信が持てずに不安が増大します。
自分の行動に自信が持てない
自分の行動に自信が持てず、自分の選択に常に不信感を抱きます。
行動の選択時には特にプレッシャーを感じ、普段感じないストレスを抱えます。
気になることを長時間悩んでしまう
一度何かを悩み始めると、その問題に長期間囚われ、新たな問題に直面すると不安から抜け出せない状態になります。
自分を過剰にコントロールしようとする
自分を過剰にコントロールしようとするが、うまくいかずプレッシャーや不満が蓄積します。
コントロールできた時とできなかった時のギャップにより、不安を感じます。
他人と比較してしまう
他人の結果や行動が気になり、それによって感じる劣等感や優越感が、不安の原因となります。
これらの特徴を持つ人は、日常生活でのストレスや不安感を軽減するために、自己理解を深め、ポジティブな変化を促すための一歩として、心の専門家の支援を求めることも一つの方法です。
気にしすぎる性格の原因とは
日常生活において、「気にしすぎる」と感じる瞬間は誰にでもあります。
「気づいたら、昔から気にしがちだった」「元々はこんな気にするような感じじゃなかったのに」という方もいるでしょう。
しかし、その性格が強すぎると、ストレスや不安が増大し、生活の質が低下する可能性があります。ここでは、気にしすぎる性格の原因について詳しく解説していきます。
- 心理的な原因(過去の経験、育ち方など)
- 身を置いている環境
- 自分への評価が厳しい
- 自己表現が苦手である
- 余裕がない
- 生物学的な原因(脳の働き、遺伝的要素など)
心理的な原因(過去の経験、育ち方など)
多くの場合、気にしすぎる性格は過去の経験や育ち方に深く関連しているとされています。
例えば、過度に厳格な家庭環境や親からの期待が高い環境で育った人は、自己評価が低くなりがちで、これが過度に気にする傾向につながることがあります。
また、小さな失敗を怒られた経験がトラウマとなり、失敗を極端に恐れるようになることもあります。
身を置いている環境
職場や学校、家庭など、自分の身を置いている環境も大きく影響します。
競争が激しい環境や、常に評価される環境にいると、過度に自己評価を下げ、常に他人と自分を比較してしまう傾向があります。
これにより、不安が蓄積され、気にしすぎる性格を助長することになります。
自分への評価が厳しい
気にしすぎる性格を持つ人は、自分自身の成果や行動を不必要に厳しく見る傾向にあります。
成功しても、「もっと良い結果が得られたはずだ」と自己批判をしてしまいがちです。これでは継続的なストレスや不安を引き起こし、結果として自己肯定感を低下させてしまいます。
その結果として、どうやったら自分は認められるのかなど気にしてしまうようになります。
自己表現が苦手である
自己表現が苦手な人は、自分の意見や感情をうまく表現できないだけでなく、他人の目をとても気にします。
特に、他人からの評価や反応を過剰に気にするため、自分の真の感情や考えを隠し、合わせることでしか対人関係を維持できないと感じることがあります。
このように、他人の目を気にしすぎることで、さらに自己表現を控えるようになり、内に抱えた不安や悩みが溜まりやすくなります。
その結果、自分自身を正しく表現する機会を失い、社会的な状況においても自己肯定感が低下し、気にしすぎる性格へとつながるのです。
余裕がない
常に余裕がなく焦った状況にあることによって常にいつ終わるのかという不安に襲われその不安からさらにプレッシャーを生み出すことによって普段には感じないストレスを感じ引き起こしてしまうケースがあります。
生物学的な原因(脳の働き、遺伝的要素など)
パニック障害や不安障害を持っている方にも気にしすぎてしまう性格が多いといわています。具体的に言うと社会的な要因がむすびつくことによって 引き起こされ同時にこの性格を引き起こすという場合もあると考えられています。
気にしすぎる性格の6つの直し方・改善方法は?
一体どうすれば気にしすぎる性格を直せるか、改善できるのか疑問に思っている方でも簡単なことから行動に移していくことによって直せる可能性が高まります。
ここでは、気にしすぎる性格の6つの直し方・改善方法について紹介します。
リラックスできる方法を見つける
自分に合ったリラックス方法を見つけることは、ストレス解消や充実感を得るために重要です。
運動は良いリラックス方法の一つであり、ウォーキングやヨガ、瞑想など、多様な選択肢から自分に合った方法を探し出すことも良いでしょう。
リラックスといっても多種多様のものがあるのでぜひ自分に合ったリラックスできる方法を探し出してみてください。
心を整えるということではカウンセリングも効果的です。専門家に定期的に相談することで、自分の感情や考え方を見直す機会にもなります。
自分自身を許すことを学ぶ
自分を許すことは、自己受容の第一歩です。ただ実際、自分自身を許すことは、すごく難しいことだと思います。
「完璧でなくてもいい」「次もある」という前向きな思考を持つことで、自分に対する厳しい評価を和らげることができます。
自分が気になる点を紙に書き出し、それに対してどのように対応できるか考えることから始めてみましょう。
オンラインカウンセリングで相談する
心のもやもやを誰かに話すことで、心の重荷が軽減されることがあります。人に言うといわないとでは心の余裕が違います。
オンラインカウンセリングを利用することで、気軽に自分の心の状態を共有し、解決策を見つけることができます。
他人との会話を通じて、心の安定を得ることが重要です。
友人や親に相談してみる
知らない人に話すのは恥ずかしいという方は、身近にいる親や友人に相談してみるのも良い方法かもしれません。
まずは緊張せずにまずは一言話しかけてみることから始めてみましょう。
ただ相手は専門家でも無いため、自分のストレス・愚痴を吐いて終わってしまう、相手に対してストレスのかかる内容を伝えるなど慎重になる必要があります。
違うことにチャレンジしてみる
新しい趣味や活動に挑戦することは、心のリフレッシュにつながります。一つのことに集中しすぎず息抜きとして違うことにチャレンジしてみるのも悪くはないかもしれません。
新しいことが自分の息抜きとして心のよりどころとなる可能性もあるので、自分は絶対無理という思いは持たず、まずは一度チャレンジしてみましょう。
また新しい挑戦は、自己成長の機会ともなり得ます。
自分の気持ちに寛容になる
一番難しい方法かもしれませんが、身に着けると一番効果があるのは、この自分の気持ちに寛容になることです。
自分のできたこと、できなかったことを素直に認めてあげることによって、今までは見ることのできなかった新しい視野で物事を見つめなおすことができるはずです。
気にしすぎる性格の影響は?病気なの?
気にしすぎる性格は、日常生活における様々な影響を及ぼし、場合によっては精神的な健康状態にも関係してきます。
ストレスを感じやすくなる
気にしすぎる性格の人は、常に様々なことを心配し、その結果として強いストレスを感じやすくなります。
心配事が頭から離れず、リラックスすることが難しくなり、睡眠障害や不安障害のような症状を引き起こす可能性があります。
対人関係への影響
気にしすぎることは、対人関係にもネガティブな影響を与えます。自分の言動や他人の反応を過剰に気にすることで、人間関係の構築や維持が難しくなってしまうのです。
また、過度の心配から人との接触を避けるようになり、孤立感を感じやすくなることもあります。
チャンスを逃してしまう
気にしすぎる性格は、日常の決断を下す際にも影響を及ぼします。
些細な選択でさえも悩み過ぎることで、決断を先延ばしにしやすくなります。このように決断を遅らせることは、チャンスを逃してしまったり、さらにストレスを感じる原因となり得ます。
身体的健康への影響
長期間にわたる高いストレスは、身体的な健康にも悪影響を及ぼします。例えば、心臓病、高血圧、免疫系の低下など、多くの健康問題のリスクを高めることが知られています。
精神的なストレスが身体の様々な部位に悪影響を及ぼし、全体的な健康状態を損なう可能性があります。
病気(精神疾患)との関係
気にしすぎる性格自体は病気ではありませんが、不安障害やうつ病などの精神疾患と関連があることが多いです。
気にしすぎる傾向が強い人は、これらの症状を発症しやすいとされています。そのため、気にしすぎる性格が日常生活に大きな影響を与える場合は、専門家の助けを求めることが重要です。
【まとめ】気にしすぎる性格のあなたへ
気にしすぎる性格は必ずしも短所とは思わずミスを減らし、より正確な結果や成果を得ることができる注意力や細部の配慮が優れている性格という長所があるということもできます。
今は無理、絶対直すことができないと思っていても絶対いずれかは克服できるはずです。簡単なことから始めていきましょう。