すぐ泣くのをやめたい時の直し方を紹介!すぐ泣くのはなぜ?考えられる病気

すぐに泣いてしまうことに悩んでいませんか?日常生活や仕事中、学校など、様々な場面で涙が止まらなくなると困ると思います。

特にHSP(敏感な人)や中学生、女性にとっては、その原因や対処法を知ることが重要です。

この文章では、すぐ泣いてしまう理由やその直し方、さらに考えられる病気について詳しく解説します。
涙が出てしまう原因を理解し、適切な対処法を身につけて、心の安定を取り戻しましょう。

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すぐ泣いてしまう原因とは

すぐ泣いてしまう原因とは

人間の涙は涙腺で血液から作られ、眼球が乾燥しないように潤し、保護する役割を果たしています。

涙は、涙腺から排出され、鼻涙管を通って粘膜に吸収されるため、実は常に分泌されています。しかし、涙が目からこぼれるのは、何らかの原因で排出量が増加した結果です。

自律神経の働きと涙の関係

人間には自律神経があり、体温調節や消化液の分泌などを調整しています。

自律神経には、興奮状態に働く交感神経とリラックス状態に働く副交感神経があり、涙を出す役割を担っているのは副交感神経です。

涙の種類とその役割

涙には「反応性の涙」と「情動性の涙」の2種類があります。

反応性の涙は目に異物が入ったときにそれを洗い流す役目を果たし、情動性の涙は感情の高ぶりによって流れます。

人間の感情は喜怒哀楽があり、特に緊張や悲しみといった強いストレスを感じると副交感神経が働き、副腎皮質ホルモンが分泌されます。

このホルモンを排出するために涙が必要で、涙を流すことでストレスから解放されるのです。一般的に「泣く」と表現されるのはこの情動性の涙です。

涙の原因とストレスの関係

涙が出る原因はネガティブな感情だけではありません。自律神経が影響を受けるストレスには、ポジティブなものも含まれます。そのため、辛いことがあったときだけでなく、映画を観て感動したときなどにも涙が流れます。通常、ストレスが解放されると涙は止まりますが、ストレスが解消されず、副交感神経が過剰に働き続けると、涙が止まらないことがあります。

すぐに泣いてしまい、涙が止まらない場合の注意点

その場で強いストレスを受けていないにもかかわらず、頻繁に泣いてしまう場合は、何らかの精神的な問題が影響している可能性があります。

例えば、抑うつ状態や不安障害などの精神疾患が関与していることも考えられます。もし、理由もなく涙が止まらない状態が続く場合は、専門の医療機関に相談することが重要です。

すぐ泣いてしまう人の特徴

すぐ泣いてしまう人の特徴として、以下の5つが挙げられます。

  • 正直で真面目な性格
  • 人の気持ちに敏感
  • 繊細で想像力が豊か
  • ネガティブに考えがち
  • 思いやりが人一倍強い

ここでは、それぞれの特徴について解説します。

正直で真面目な性格

素直で真面目な人は、何が起きてもすぐに反応します。

自分の気持ちを隠さずに表現するため、感動やショックを受けた時にはすぐに涙が出ることがあります。

人の気持ちに敏感

他人の感情に敏感な人は、友達や家族、時には見知らぬ人が経験していることに深く共感します。

ドラマや映画を見て、その登場人物が経験する悲しみや喜びを自分のことのように感じて涙することがよくあります。

想像力が豊か

想像力が豊かな人は、実際には起こっていないことまで心に描いてしまいます。

このため、自分が作り出したストーリーや未来の心配事について、現実には起きていなくても反応してしまい、涙が出ることがあります。

ネガティブに考えがち

ネガティブに考える人は、自分を厳しく批判したり、他人の言葉を悪く受け取ったりしやすいです。

ちょっとした失敗や誤解から大きな悲しみを感じ、涙を流してしまうことがあります。

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思いやりが人一倍強い

また、すぐに泣く人は、他人に対する思いやりが非常に強いことも一つの特徴です。

人の痛みや困難を自分のことのように感じ取るため、人の話を聞いただけで感情が動いて涙することが多いです。

すぐ泣いてしまうときに考えられる病気

すぐ泣いてしまうときに考えられる病気

涙が止まらなくなったり、すぐに泣いてしまうことには、以下のような病気が関与している可能性があります。

  1.  うつ病
  2. パニック障害
  3. 統合失調症

うつ病

すぐ泣いてしまう原因として、まず考えられるのはうつ病です。通常、人は特に理由がなければ涙を流すことはありませんが、強いストレスにさらされると脳の機能が異常をきたし、うつ病を引き起こすことがあります。

うつ病の初期症状の一つとして涙が挙げられます。理由もなく悲しみがこみ上げ、涙が出ることがあります。これは心の問題ではなく、脳の働きが乱れることによって感情の制御が困難になるためです。以下のような症状が見られる場合、うつ病の可能性があります。

  • 落ち込んだ気分が続く
  • 睡眠障害
  • 食欲不振
  • 全身の倦怠感
  • 意思決定の困難
  • やる気の低下
  • 集中力の減退
  • 朝の起床が難しい
  • 自己否定感の強まり
  • 会話が困難になる
  • 小さなことでイライラする
  • 頭皮に湿疹ができる

パニック障害

すぐ泣いてしまう原因として、パニック障害も考えられます。パニック障害は強い不安感に襲われる病気で、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。不安感が高まったときに涙が出ることがあります。

パニック障害の主な症状には、動悸、めまい、呼吸困難などがあります。以下の症状のうち4つ以上に当てはまる場合、パニック発作の可能性があります。

  • 呼吸困難
  • 胸の痛みや不快感
  • 吐き気や腹部の不快感
  • めまいやふらつき
  • 冷や汗やほてり
  • 手足のしびれや異常感覚
  • 非現実感や自己分離感
  • コントロールを失う恐怖
  • 死の恐怖

パニック発作が繰り返され、これを避ける行動が1か月以上続く場合、パニック障害と診断されることがあります。

統合失調症

すぐ泣いてしまう症状の背後には、統合失調症が関与していることもあります。この病気は感情や思考の整理が困難になるもので、特に10代後半から20代に発症しやすいです。感情や思考の乱れが原因で涙が出ることがあります。

統合失調症の発症原因は明確にはわかっていませんが、ストレス、遺伝、環境などが影響していると考えられています。主な症状は以下の通りです。

  • 幻覚
  • 妄想
  • 思考の混乱
  • 集中力の低下
  • 感情の平坦化
症状の種類 主な症状 症状の概要
陽性症状 ・幻覚や幻聴
・思考の混乱
・妄想
・異常行動
  • 幻覚や幻聴:実際には存在しない音や映像が見えたり聞こえたりします。
  • 思考の混乱:考えがまとまらず、一貫性が失われます。
  • 妄想:現実には起こっていない出来事を事実だと思い込みます。
  • 異常行動:周囲から見ると奇妙な行動を取ることがあります。
陰性症状 ・感情や意欲の減退
・集中力の低下
・周囲への関心がなくなる
  • 感情や意欲の減退:喜怒哀楽の表現が乏しくなります。
  • 集中力の低下:集中する力が減少します。
  • 周囲への関心がなくなる:他人や周囲の出来事への関心が薄れます。
認知障害 ・注意散漫になる
・融通が利かない
・作業スピードの低下
・記憶力の低下
  • 注意散漫になる:集中力が持続せず、気が散りやすくなります。
  • 融通が利かない:状況に応じた柔軟な対応ができなくなります。
  • 作業スピードの低下:作業をこなす速度が遅くなります。
  • 記憶力の低下:新しい情報を覚えるのに時間がかかり、以前の記憶も曖昧になります。

病気と涙の関係性の理解

このように、涙が止まらなくなる場合には、うつ病、パニック障害、統合失調症などが考えられます。これらの病気は、それぞれ異なる症状や特徴を持ちながらも、共通して感情や脳の働きに影響を与え、泣きやすくなることがあります。もしこれらの症状に思い当たることがあれば、早めに専門医の診断を受けることをお勧めします。

すぐ泣いてしまうときの6つの対処法

すぐ泣いてしまうときの6つの対処法

すぐ泣いてしまうときの対処法には、以下の6つが挙げられます。

  1. 泣きたい時は我慢せず泣く
  2. 深呼吸でリラックスする
  3. 十分な睡眠を確保する
  4. 小さな成功体験を積む
  5. 好きなことに意識をそらす
  6. 誰かに自分の気持ちを話す

ここでは、それぞれの対処法について解説します。

泣きたい時は我慢せず泣く

泣きたいときには無理に我慢せず、思い切り泣くことが大切です。涙を流すことで、ストレスホルモンが排出され、心身がリラックスします。泣くことで気持ちが落ち着き、新たな気持ちで物事に取り組めるようになります。

人前で泣くのが難しい場合は、トイレや個室、自宅などの安心できる場所で泣きましょう。泣いた後は、温かい飲み物を飲んだり、顔を冷たい水で洗ったりしてリフレッシュすることが大切です。目元を冷やすことで腫れを抑え、リラックスできる音楽やアロマを使って心を落ち着けましょう。

感情を無理に抑え込むのではなく、適度に解放することで心のバランスを保つことができます。泣くことで自分の感情に正直になり、心を健やかに保ちましょう。

深呼吸でリラックスする

気持ちが落ち着かないときには、深呼吸を意識してみましょう。リラックスできる呼吸法を取り入れることで、心を落ち着けることができます。以下の手順で試してみてください。

1. 背筋を伸ばして座る
まず、安定した姿勢を取ることが重要です。椅子に座る場合は、足を床にしっかりとつけ、背筋を伸ばしましょう。床に座る場合は、あぐらをかくか、正座をして背筋を伸ばします。背筋を伸ばすことで、呼吸が深くなりやすくなります。

2. ゆっくりと息を吐き切る
次に、口からゆっくりと息を吐きます。このとき、全ての空気を吐き出すことを意識しましょう。息を吐き出すことで、体内の二酸化炭素を排出し、新鮮な空気を取り込みやすくします。

3. 鼻からゆっくり息を吸う(お腹が膨らむことを意識)
息を吐き切ったら、次は鼻からゆっくりと息を吸い込みます。このとき、お腹が膨らむことを意識しましょう。胸だけでなく、腹部全体を使って呼吸することで、より深いリラックス効果が得られます。

4. 少し息を止め、ゆっくり口から息を吐く(細く長く吐くことを意識)
息を吸い込んだら、数秒間息を止めます。その後、口をすぼめて、細く長く息を吐き出します。このとき、できるだけゆっくりと時間をかけて息を吐くことを意識しましょう。息を吐くことで、副交感神経が働き、リラックス効果が高まります。

この一連の動作を数分間続けることで、気持ちが安定します。初めは座った姿勢で行うと良いですが、慣れてくれば、立ったままでも実践可能です。また、緊張や不安を感じたときにすぐに実践できるので、職場や学校など、どんな場所でも活用できます。

十分な睡眠を確保する

十分な睡眠を取ることは、感情の安定にとても重要です。睡眠不足は、ストレスや不安感を増大させ、感情をコントロールする能力を低下させます。毎日7〜8時間の質の良い睡眠を目指しましょう。寝る前にリラックスする習慣を取り入れ、スマートフォンやパソコンの使用を避けることで、より深い眠りを得ることができます。

小さな成功体験を積む

自信を持つためには、小さな成功体験を積むことが効果的です。自分の能力に合った小さな目標を設定し、達成することで自己肯定感を高めることができます。例えば、日常生活の中で少しずつ難しいことに挑戦してみたり、趣味のスキルを磨いたりすることが挙げられます。これにより、自信がつき、自己評価が向上します。

好きなことに意識をそらす

泣きたい気持ちに襲われたときは、好きなことに意識をそらすのも有効です。趣味に没頭したり、楽しいことを考えたりすることで、気持ちが楽になります。例えば、好きな映画や音楽を楽しむ、友達と過ごす時間を増やすなど、自分が楽しめることに集中しましょう。これにより、ネガティブな感情から解放されやすくなります。

誰かに自分の気持ちを話す

感情が高ぶっているときは、信頼できる人に自分の気持ちを話すことが大切です。友人や家族に「何がつらいのか」「何が気になっているのか」を打ち明けることで、気持ちが軽くなり、心が落ち着きます。しかし、話すことが難しい場合や、身近に相談できる人がいない場合は、オンラインカウンセリング「Kimochi」を利用することをおすすめします。

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Kimochiを利用することで、自分の気持ちを話す場を持つことができ、心の安定を取り戻す手助けとなります。感情をため込まず、専門のカウンセラーと一緒に心のケアをしていきましょう。

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